こんにちは、やぎです。
最近はゆーきゃんがコルカタで買ってきてくれたカナダのクッキーをコーヒーと一緒に食べることにハマっています。
インドってブラックコーヒーが飲めないし、コーヒーに合うようなお菓子も未だ見つけられていません、、。
コーヒー好きには厳しい国です。
さて、実は最近リサーチを実施していたNimpuraハンセン病コロニーがあるKharagpurと言う都市は、3つの言語が話されています。
それは、ベンガル語・ヒンディー語・テルグ語!
一番多いのはヒンドゥー語話者だったように思います。
テルグ語は本当に何を言っているのか全く理解できませんでした、、。
Kharagpurは鉄道会社の街で、鉄道会社のオフィスや鉄道会社の病院、レストランなどがあります。そのため、ここに働きに来る人がいるみたいです。
さてさてそんなKharagpurではよく話されるヒンディー語について今日は紹介します!
歴史的にはデリー一帯の言語をもとに、ペルシア語・アラビア語からの強い影響を受けてウルドゥー語がまず成立し、南アジア全体に広がりました。
その後、ヒンディー語はアラビア語、ペルシア語系の高級語彙(使用頻度の低い専門用語)をサンスクリット由来の語彙で置換させることによって成立しました。
つまり、ヒンディー語はトルコ周辺の言語(アラビア語・ペルシア語)を、インドにそもそもある言語のサンスクリットに置き換えてできた、人工言語なんですね。
ウルドゥー語って、、?
北インドを中心に、世界で20番目に多い6100万人の話者人口を持ち、パキスタンの国語になっています。インドでは、憲法の第8附則において定められた22の指定言語のひとつであり、インド最北部のジャンムー・カシミール州では州の唯一の公用語とされ、北部のビハール州、デリー連邦直轄地、ウッタル・プラデーシュ州、および中南部のテランガーナ州では追加公用語となっています。
インドにおいて、ヒンディー語がヒンドゥー教徒の標準語と言われるように、ウルドゥー語はイスラム教徒の標準語と言われています。
ほとんど発音は一緒のようですね、多少単語に違いはあれど、デーヴァナーガリー文字を使うか、アラビア文字を使うかが大きな違いみたいです。
どこで話されているの?
ヒンディー語は、広義の意味では、以下の写真で赤で示される地域で話されているようです。
しかしその他にもマニプールハンセン病コロニーの隣の村、ジアラというところで、ヒンディー語のみ話せるという男性に出会ったこともあります、、。
Kharagpurの例もありますし、一言でこの地域だ!と断定はできないですね。
どのくらいの人が使っているの?
2011年のインド国勢調査では、人口の43.63%に当たるおよそ5億2千8百万人がヒンディー語話者であるという結果が出ています。
当時の人口は 12億1千万人ほど。
現在の人口は13億7041万人と言われています。(2019国連)
単純計算したら、現在のヒンディー語話者はおよそ6億人!
ウェストベンガル州で暮らしていると、あまりヒンディー語話者を見かけることがないため、驚きです、、。
インドの言語に関する他の記事はこちら
(ヒンディー語・ベンガル語の自己紹介や挨拶も紹介しています)
http://wappiness.org/2019/05/23/intern32/
まず知らない場所に行ったら、自分の目の前にあるものが何であるか、どう使うのか、どのようなものなのかを知らなければなりませんよね?
これは何ですか?
→イェ キャー ハェー?
これは〇〇ですか?(確認)
→イェ 〇〇 ハェー?
いいえ、これは〇〇ではありません。
→イェ 〇〇 ナヒーン ハェー
・単語
イェ:これ
キャー:何
ナヒーン:否定詞
数字 |
ヒンディー語での発音 |
1 |
エーク |
2 |
ドー |
3 |
ティーン |
4 |
チャール |
5 |
パーンチ |
6 |
チェ |
7 |
サート |
8 |
アート |
9 |
ナォー |
10 |
ダス |
11 |
ギャーラ |
12 |
バーラ |
因みに時間を表現したいときは、数字の後に
バジャー ハェー
をつけると、〇時という表現になります。
インドに来たら、やっぱりTOTOやタクシートゥクトゥクには乗らざるを得ないですね。
そんな時にご活用ください!
〇〇に行く。
→〇〇 ジャーナー ハェー
(右/左に)行ってください。
→ダーエーン/バーエーン チャリエ
ここで止めてください。
→ヤハーン ローク リージエ
待っていてください。
→ヤハン ルキエ
インドに来たら列車での移動も必須。しかし混みますし切符を買うのは大変!!
〇〇駅までの切符をください。
→〇〇 タク カー ティカト ディージェー
どのプラットホーム?
→カォーン スィー プラットホーム?
因みに列車のチケットを買う際は、それが各駅停車(ローカル)なのか特急(エクスプレス)なのか確認したほうがいいです。
ローカル?エクスプレス?と聞けば教えてくれるはず!
これいくら?
→イェー キトネー カー ハェー?
せっかくなら値段交渉もしてみたい!そんなあなたは、これを使ってください!
安くしてください
→トーラー カム キージエ
はい、このような感じで、今日はヒンディー語の歴史と日常会話を紹介しました。
ヒンディー語は確かによく使われますが、実は英語の単語も最近はよく使われています。
インド人の友人には、もう日頃よく使う単語(例えばイスなど)をヒンディーで言える人は少なくなっていると言われました。
なので、旅行の際は、わからなかったらまず英語で話してみると、案外通じることもあるかもしれません!
しかしせっかくですから、簡単な日常会話をこの記事で覚えて、インド旅行を楽しんでください!
みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
先日の体調不良からようやく復帰しました。
インターン期間中ここまで大きく体調を崩したのが初めてだったのでしんどかったですね…。
その体調不良についてもブログにしているのでよかったらこちらもお読みください。
医者に診てもらったり、諸々のためになんと全部で約4000ルピー(約6000円)。
まだ学生、そして現在バイトをしておらず金欠の私にとってはかなり痛い出費です…。
しかし心配しなくても大丈夫!私は今回の渡航に際して「海外旅行保険」に加入しているので、申請すればあとから全額が戻ってくるんです!
でも、海外旅行へ行く際に保険に加入するかどうかを迷う人も多いのではないでしょうか?
ということで今回のブログでは、海外旅行保険について取り上げていきたいと思います!
海外旅行保険はその名の通り、海外旅行中に病気やケガをした際に治療などにかかる費用を補償する保険です。
その他にも、盗難、航空機遅延、賠償のトラブルなども様々な事故に対する補償がついているものも多いです。
具体的にはどんな場面で使えるの?というと、
・現地で病気やケガをしたので病院で治療を受けたい
・現金での支払いが不要な病院に行きたい(キャッシュレスサービス)
・自分の持ち物が盗まれて(または壊れて)しまった
・誤ってホテルの備品を壊してしまった
・飛行機の遅延や欠航により交通費や宿泊費がかかってしまった
・預けた荷物が届かずに身の回り品を購入する必要が出た
などなど、保険のプランにもよりますが、このような多種多様なシーンで様々な補償をしてくれます。
航空券代など、海外旅行にはお金がかかりがち。
「たったの数日間だし、節約したいし、保険には加入しなくてもいいかな…」と考えてしまう気持ちもわかります。
しかし、保険に加入していなかったがために、海外で体調を崩した際に多額の入院・治療費を支払うはめになった、という事例は数多く存在しています。
特に海外では日本にいるときよりも医療費が高額になりやすいので、たった数日間の入院でも数百万円も治療費を請求されてしまうこともあり、中にはなんと1000万円を超える額を請求されたケースもあるそう。
海外では何かと体調を崩すことも多くなりがちなため、万が一に備えて保険に加入しておくことをおすすめします。
その際、疾病・障害治療費用として補償してくれる限度額にも注意が必要です。
あまりにも補償金額が低いとせっかく保険に入っても役に立たないこともあるので、お金を節約したいという人でも最低500万円の補償がついている保険を選ぶとよいでしょう。
1000万円の補償がついているとより安心かと思います。
そして海外旅行の際に発生するリスクは、病気やケガだけではありません。
盗難、スリなどの被害に遭ってしまうことも少なくないですし、額に自分が誰かにケガをさせたり、誰かの持ち物を壊してしまたときにも賠償が必要になります。
あらゆる心配事をなくすためにも、海外旅行保険は大事ですね。
実際、私たちの団体でも年に2回のワークキャンプの際には、参加者全員が保険に入っています。そして、毎回保険を使う人が出ています。
(病気に罹って治療を受けた、預けた荷物が届かなかった、盗難被害に遭った、という事例が多いです。)
また、「クレジットカードに海外旅行保険がついているから大丈夫!」という方も、一度補償内容を確認して、補償限度額や補償内容で足りないもの、足したいものがあれば追加で別の保険に加入するとよいと思います!
さて、万が一海外で保険を使うことになってしまった際はどうしたらいいのでしょうか?
まず、困ったら保険会社に電話をしてみましょう。これが一番はやい解決策です。
これって補償内容に入るの?という相談もできますし、病院に行きたいけどどうすればいい?という質問に答えて手順を示してくれます。
保険会社によっては24時間日本語対応の窓口を開設しているところもあるので、そういう会社を選ぶと安心かもしれません。
このとき国際電話になってしまうので、電話をかける際に便利なのが「LINE Out」という通話アプリ。
海外からでも安く電話をかけることができるので、海外に行く際にはインストールしておいて損はないアプリです!
詳しい使い方はコチラ↓
「病院には行きたいけれど、大した病気じゃないからその辺の町医者で十分だな。」などという時には、保険会社への相談なしに医療機関を受診することも可能です。
その際は、初診から一定期間が過ぎる前まで(これは会社によっても違うと思うので要確認です)に保険会社への連絡が必須になっていることが多く、それをしないと保険金が支払われなくなってしまいます。
そのため、何かトラブルが発生した場合には、対応の前でも後でも、必ず保険会社に連絡をするということを忘れないようにしなければなりません。
保険金の請求は日本に帰国してから、保険会社の指示に従って行えば大丈夫です。
その際、保険金を請求するためにはそのトラブルの種類によっても必要な書類が異なります。
そのため事前に自分で補償内容と請求方法を確認しておくか、保険会社にどんな書類が必要になるかを確認しておくと、「保険金が受け取れない…」なんていうことにならずに済みますね。
今回は海外旅行保険について解説してきました。
結論:お金をケチらず、保険には入っておけ!!!
万が一に備えて、楽しく安全な海外旅行にしてくださいね!
こんにちは、やぎです。
今日でNimpuraコロニーでのリサーチの前半戦が終了します。
バタバタした前半戦でしたが、無事ノルマはこなせそうで、一安心です。
さて、今日はそんなNimpuraコロニーでのリサーチの中間報告をしたいと思います!
場所:コルカタから100kmほど内陸
最寄駅:Girimaidan station/Kharagpur station
人口:1000人以上(未だリサーチ中なので正確ではないですが、このくらいかと)
世帯:250-300
コロニー内部には、潰瘍ができた回復者のための包帯を提供する施設や、水場、塾など、寄付によってできた施設・設備がたくさんあります。
Nimpuraハンセン病コロニーの周りには、なんと200-250世帯ほど家族が暮らしています。
ここ15,16年間で増えたそうです。
彼らはハンセン病コロニーの周りの土地を買い、自分で家を建てて暮らしています。
コロニーの人々曰く、彼らは隣にハンセン病コロニーがあることは知っていて、引っ越してきたそう。
その家々の豪華なこと、、、!
まるでコルカタです!!
しかも、Nimpuraハンセン病コロニーのリーダーがこの周りの土地も管理しているらしいです!
ということは、Nimpuraコロニーのリーダーは約550世帯を管理していることに。
恐ろしい数ですね、、。
コロニーの中には、月収が2,2000ルピーの人や、家がコンクリート造り(まるでコルカタ)の人など、普通の村でもなかなか富裕層だと言える人々がいます。
しかし中には壊れた家を直せず家を借りながら生活している人や、壊れた屋根を治すお金がなくて屋根をシートや布で覆っている人も。
また、息子や娘を、大学や職を得るためのトレーニングセンターに通わせている家があれば、
21歳だけど学校に通ったことがないので時の読み書きすらできない家や、お金がないので学校には行かせず子供を働きに出しているという家もありました。
綺麗な服を着て、カチューシャをはめてバドミントンをする子供、ボロボロの服を着たおばあちゃん、
いろんな人がいました。
このように、このコロニーではコロニー内の貧富の格差が一目瞭然でした。
いろんな寄付があることはあるのですが、それが偏っているのではないか?と疑ってしまうような状況です。
しかしこのリサーチはまだ半分も終わっていません。
後半戦がまだあります!!
そこでよりコロニーのことを知ることができるよう、精一杯リサーチしてきたいと思います!!
次回もお楽しみに!
みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
さて、今インターン生はNimpuraコロニーでのリサーチの真っ最中!!
と言いたいところなのですが、実は渡部は体調不良でリサーチに参加できていません。
なんとリサーチ初日の早朝から熱を出して寝込んでいたんです…。
さらにデング熱疑惑まで浮上してしまったので、てんやわんやでした(泣)
実際に検査をしたら陰性だったので一安心でした。
デング熱の詳細についてはこちらのブログをチェックしてみてください↓
日本ではあまり罹ることがない感染症ですが、インドでは普通に流行している感染症なので、インド人のほうが対応をよくわかっていました。
ということで、今回のブログではデング熱疑惑騒動を振り返り、どんな症状が出たら詳しい検査をすべきなのかをお伝えしていきます!
私の体調不良は、身体の不快感と発熱から始まりました。
次の日からリサーチが始まるということで早めにホテルにて就寝。その時には何も気になる症状はなかったのですが…。
夜中に目が覚めたときには、何とも言えない身体の不快感に襲われていました。身体が痛いようなかゆいような、ピリピリするような。
私は熱を出す前には大体この症状に襲われるので、今回も「あ、これ熱出るパターンのやつだ…」と瞬時に気づきました。
体温を測って熱があるのを見てしまうと余計ツラくなるし…と思い夜中に熱を測ることはしなかったのですが、そこから朝まではあまり寝付けませんでした…。
朝になるまでに治らないかな~という淡い期待を裏切ってひどくなる不快感。朝には
全身の痛みと関節痛が出現していました。
熱を測ってみると38度。そこまで高くはありませんが、それにしても全身が痛すぎる。
風邪かな?と思っていたのですが、それにしては咳も出ないし喉の状態も普通、鼻水もなかったので不思議に思っていました。
幸いやぎちゃんと同じ部屋に泊まっていたので、彼女が起きてすぐに、隣の部屋に泊まっていたインド人通訳に助けを求めました。
私の症状を伝えると、顔色が変わる彼。
「ほんとに咳とかの症状はないのか?!熱が出て関節が痛いっていうのはデングかもしれない…」
心配なので、病院に行くことになりました。
幸い、泊まっていたホテルのすぐ目の前に大きな公立病院があったので、まず初めにそこに行ってみました。
外来の受付に到着すると…そこにはなんとすでに20人くらいの列が!!!
これは無理すぎる…待てない…。ということで、救急外来に行ってみるも普通の外来を紹介され振出しに戻る。
結局公立病院は諦め、近くにある小さなクリニックに足を運びました。
インドでは、公立病院で医師をしている人が、その仕事が終わったらクリニックにやってきてさらにそこでも患者を診るということが多いらしく、最初に行ったクリニックでは「まだ先生いないよ」と言われ泣く泣く2つ目のクリニックに。
ここでやっと診察を受けられることになりましたが、ホテルを出てからこの時点ですでに1時間くらいが経過。
歩き回ったせいもあるのか全身の痛みはかなりひどくなっており、特に背中と腰の痛みが尋常ではなくまっすぐ立ったり座ったりできないほどでした…。
クリニックで15分ほど待つと、診察の順番がまわってきました。
ちなみに初診だったので、診察料は350ルピー(約550円)。再診の場合は300ルピー(約450円)でした。
このときの診察では、血液検査をしてみないとわからないということで解熱剤だけを処方されました。
クリニックでは血液検査ができないということで、これまた近くにある別のところに移動して検査をしてもらいました。
デング熱だけではなくマラリアや血球などの検査もしてもらうことになっていたので、「どれくらいお金がかかるんだろう…」と心配していたのですが…
なんと、検査料金は全部で3080ルピー(約4700円)!日本での相場はわからないですが、インドの物価から考えると高すぎる…(泣)
なかでもデング熱の検査は破格で、それだけで2000ルピー(約3500円)かかっています。
一気にお財布が軽くなってほぼ一文無しになってしまいましたとさ。
検査結果が出るまでには時間がかかる(特にデング熱の項目があると時間がかかるらしい)ということで、夜にまた来てねと言われました。
待つこと数時間、最初にもお伝えしたとおり、結果はデング熱もマラリアもすべて陰性。
血液検査の結果を持って再度診察をしてもらい、抗生物質を処方してもらいました。
結局熱は結局38度よりは上がらず2日で平熱に戻ったので、デング熱騒動はこれで一件落着となりました!
(熱が下がった後で胃痛と下痢に苦しむことになったので、感染性の胃腸炎か何かで熱が出ていたのかもしれませんね)
今回、診察料、検査料、お薬代にかかった金額は全部で約4000ルピー(約6000円)。
自己負担となると相当な痛手に思えますが、大丈夫。私は海外旅行保険に加入しているので、申請をすれば後ほどお金がすべて戻ってくるんです!
とはいっても私が日本に帰国するのはまだ3ヵ月も先のことなので、しばらくは金欠状態が続いてしまいますが…(笑)
今度、海外旅行保険についてもブログでまとめたいと思っています!
ということで今回は私の体験談を紹介してきました。
実際にデング熱に罹ったわけではなかったですが、特にデング熱が流行している地域に住んでいる・旅行に行く方の参考になれば嬉しいです!
それでは今回はこのへんで!
こんにちは、やぎです。
最近はお昼寝をするとぐっすり夜まで寝てしまうようになってしまいました。
もちろん大事なのですが、、、。
19:30くらいに起きるのでなんだか時間を無駄にしたような気持ちになります。
さて、今日はインドのホテルについて。
今回の宿を紹介するとともに、ローカルなインドのホテルがどんなものなのかを説明していきます!
インドでは、日本で言うところの食堂もホテルと呼びます。
そのため、ローカルな場所でホテルに連れて行ってと言うとどこに連れて行かれるかわかりません笑
ホテルの名前とランドマークを覚えておくことが大切です。
・綺麗さ
・ギーザーの有無
・レストランの有無
・綺麗さ
やっぱりインドでこれを見つけるのはとても大変です、、、
正直予約サイトの写真と全然違うなんてザラにあります。
レビューをよく見ることがたいせつです。
また、ベッドや掛け布団にはベッドバグが潜んでいることもしばしば。
多少値段が上がっても、できるだけ清潔なところを選んだ方がいいでしょう。
・ギーザーの有無
ギーザーとは給湯器のこと。
もちろん季節にはよりますが、あった方が快適です。
時には、ギーザーが置いてあると記載してありながらも、使えないなんてこともあります。その時はホテルにお湯を持ってきてもらいましょう。
または、水に入れておくことでお湯を沸かすことのできるアルミでできた電化製品を使うこともオススメです。
・レストランの有無
ホテルによっては、レストランが無い、正確には清潔なレストランが無いことがあります。
そのため、レストランの周辺で美味しいごはん屋さんを探しておくか、レストランの存在が確認できるホテルを予約した方がいいです。
ホテルで慌てることがないように、
・蚊除け
・ダニ避け
・サンダル
・毛布か寝袋(できれば)
・アイマスクと耳栓
・タオル
・シャンプーと体洗い用石鹸
以上7点を持っていくことをオススメします!
・蚊除け
やっぱりインドですから、蚊はウヨウヨいます。
ファンをつけておけばある程度寄って来ませんが、寒い時期は酷です。
そのため、インドでも買えるGood Nightや日本の置くだけノーマットのような設置型の蚊除けや部屋の蚊を殺すスプレーを持っていくことが大切です。
蚊除け対策の記事
http://wappiness.org/2019/11/01/蚊の予防のためのおすすめグッズ!/
・ダニ避け
これが一番怖いですね。特にホテルのシーツが汚い時や、ホテルに掛け布団が用意されている時は使うようにしています。
日本のダニ避けスプレーがオススメです。これはいい匂いですし、よく効きます!
https://www.amazon.co.jp/アース製薬-天然ハーブ配合ダニバリア-ダニよけスプレー-フローラルソープ-350mL/dp/B00BPJTL9G
・毛布か寝袋
安いホテルでは、掛け布団が用意されていないこともしばしば。特に寒い時期は万が一に備えて持っていくことをオススメします。
・アイマスクと耳栓
ベッドバグは暗いところで活発になるので、私はホテルの最初の一夜は電気をつけたままで寝ます。そのため、アイマスクを重宝しています。
また、インド人の朝は早く、4.5時くらいから元気な声や車の音が聞こえ始めます。
かつ午後10時くらいにご飯を食べるため夜も遅くまで声が聞こえます。
そのため、耳栓があると安眠ができるかと思います。
・タオル
タオルは用意されていることがほとんどですが、そのクオリティは、、、笑
ホテルはすごく安いけどタオルは良かったと言うような場合や、そこそこのホテルなのにタオルから臭いがする、、なんてことも。
・シャンプー
シャンプーが用意されている安いホテルを見たことがありません。
インドでは一回用のパックが1つ1-5ルピーで売っているので、それを日数分買っておくのがいいです。
サンダルや他のインドで役立つものに関しては、以下の記事を参考にしてみてください!
http://wappiness.org/2019/06/19/inern57/
はい、もう皆さんはインドの安いホテルに泊まれると思います。
予算があまりない、そんな方でもインドを快適に過ごせていただけたら嬉しいです!
こんにちは、やぎです。
私たちが滞在しているカラグプールはコルカタから100kmほど西にある大きな街です。
なんと昨夜から明日にかけて大きな台風が近づいてきているようで現在は気温も低く、雨風がすごいです。
そのため今日のリサーチは中止になってしまいました。
明日こそコロニーに行ってリサーチがしたい、、!!
さて、今日は最近開始したNabajibanpurでのTOTOレンタル事業について報告します!
Nabajibanpurは10月にリサーチを実施したコロニーで、
260世帯、およそ1000人が住む大きなコロニーです。
コロニーと他の村(ハンセン病とは関係ない)の境目がほとんどなくなっているコロニーで、回復者も少なく、普通の村になってきているコロニーです。
この村の問題としては、働いていない人が多いということです。
そんな村人たちを対象にTOTOレンタルを開始することを決定しました!
11月3日、ついに注文していたTOTOが到着し、ドライバーの皆さんに渡すことに。
今回注文したのはビシュナプールコロニーで使用しているものとは違うものです。
というのも、ビシュナプールコロニーで使っているものはプラスチックでできている部分が壊れやすいため。
今回はスチールやアルミでできているものを選び、購入しました。
綺麗なTOTO!!
このTOTOが届いたのは檜山さんが帰国する前日(笑)
そのためやることをやってさっさと帰ろう!と言っていたのですが、もちろん始まる写真会、、。
綺麗に並んでいたTOTOを写真を撮るためだけに狭い中みんなが動かし出すので、
ぶつからないかと終始ヒヤヒヤしていました(笑)
なんとか写真撮影会も終了し、コロニーにてTOTOショップの店員さんに
TOTOの管理方法についてのレクチャーを行ってもらいました。
皆さん真剣に聞いてくれましたし、何度も質問が上がりました!
その後は集金や修理に至る流れを説明し、
もちろんまた撮影会です。
このような感じで、NabajibanpurにおけるTOTOレンタル事業が開始しました。
皆さんとてもやる気のある方で、収入がどれだけ向上するか、それに伴い生活もどれだけ向上するかがとても楽しみです。
また1,2ヶ月後に中間報告をしたいと思います。
お楽しみに!!
みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
今日からまた新たなコロニーでのリサーチが始まりました!
インドも、夜は半袖でいると寒いくらいに気温が落ちるようになりました。
日本にもインドにも冬がやってきますね。
突然ですが、みなさんは「スバス・チャンドラ・ボース」という人物を知っていますか?
インド建国の父と呼ばれるガンジーや初代首相のネルーはとても有名ですが、実は彼も生涯をインド独立のために捧げた人物です。
コルカタにある空港の名前は「ネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港」、
彼の名前を冠しています。
そして彼は、日本にゆかりのある人物でもあります。
今回のブログではそんな「スバス・チャンドラ・ボース」の生涯について簡単に紹介していきます!
アイキャッチ画像は、以下のサイトからお借りしたものです。
https://www.culturalindia.net/leaders/netaji-subhash-chandra.html
ボースは、1897年に現在のオリッサ州カタックで生まれました。
弁護士である父親のもとに生まれ、比較的裕福な家庭で育った彼は、カルカッタ大学の名門カレッジで勉学に励みます。
さらにその後、イギリスのケンブリッジ大学にも留学をしました。
そこで彼は、常に圧力を受けるカルカッタの大学と違い、ケンブリッジ大学の自由な雰囲気を体感します。
この体験から、自由のためにはインドの植民地支配からの独立が必要であると意識するようになりました。
1920年7月に受けたインド高等文官試験に4番の成績で合格を果たしましたが、そのまま高等文官としてイギリス植民地統治のために働くことを良しとせず、辞退します。
そしてここから、インド独立運動に身を投じていくこととなるのです。
ボースは1921年にイギリスからインドへと戻りますが、ちょうどこの頃、ガンディーらの下でインド独立運動が活発化していました。
そして彼も、ガンディーが掲げる非暴力・不服従運動であるサティヤーグラハ運動に参加していきます。
彼は活動の中で何度も逮捕されますが、急進派として知られるようになり、インド国民会議派の主要な活動家になっていきました。
しかし、非暴力主義を説く穏健派のガンディーと、即時インド独立をめざす急進派のボースとの間には溝が生まれ、次第に対立するようになります。
そして、1939年の国民会議派議選挙において、ガンディー・ネルーらがボース不信任に廻ったことから、両者の対立は決定的になりました。
その後は、ガンディーとネルーらは国内から、ボースは国外からインド独立を目指します。
第二次世界大戦が勃発したことを知ったボースは、「イギリスの危機こそ我々の好機である」として、イギリスと敵対関係にある国と協力していくことでインドの独立を勝ち取ろうと動き始めます。
その後ボースは反英姿勢を強め、1940年7月には大衆デモの煽動と治安妨害の容疑でイギリス官憲に逮捕されてしまいました。
牢獄でボースは断食を始め、重体に陥りました。
監獄内でのボースの死がもたらす全国的反英運動への影響を恐れた政府は、彼に自宅への帰還を許可しましたが、彼はこの間に秘密の会合を開きました。
そして、自宅前に立つ監視の眼を潜って、自宅、そしてインドを脱出したのです。
元々はソ連に行くつもりであったボースはソ連大使に亡命を願い出ましたが叶わず、ドイツのベルリンへと向かいます。
しかしドイツのヒトラーとの交渉はうまくいかず、次に日本へと目を向けることになりました。
ドイツからの支援の望みは薄いと考えたボースは、日本行きを希望して駐独日本大使館に接触を図ります。
当時日本軍はシンガポールを陥落させビルマに迫っており、日本の支配下にあった元イギリス植民地のシンガポールを拠点として、指導者ラース・ビハーリー・ボースのもとでインド独立連盟が設立されていました。
さらに、シンガポールや香港で捕虜になった英印軍のインド兵を中心に結成されていたインド国民軍もその指揮下に入っていました。
はじめのうちはボースのことをあまり気に留めていなかった日本軍でしたが、、ラース・ビハーリー・ボースの体調が悪化すると日本軍はインド国民軍を指揮する後継者を求めるようになり、そこでボースに目をつけたのです。
そして彼は、ドイツ海軍と日本海軍の潜水艦、そして飛行機を使い、1943年に遂に日本に渡ります。
ボースは来日に成功しましたが、当時の首相東条英機は彼のことを高く評価していたわけではありませんでした。
しかしやっと実現した階段において東条はボースの人柄に魅せられ、インド独立への協力と共にイギリスと戦っていく姿勢を示していきます。
そしてボースは、大東亜共栄圏を唱えアジアの開放を旗印にしていた日本の協力を得て、ボース率いるインド国民軍は日本軍との共同作戦を展開、インドに侵攻します(インパール作戦)。
この作戦は失敗に終わるものの、ボースは独立をあきらめませんでした。
1945年8月15日の日本の敗戦によって、日本と協力してイギリスと戦いインド独立を勝ち取るのは不可能となってしまいました。
そこでボースは、「敵の敵は味方」という彼の考え方に従い、ソ連に協力を求めようとソ連へ向かいますが、その途中に飛行機事故で亡くなってしまいます。
インド独立にその生涯を捧げたボースでしたが、1945年8月18日、その独立を見ずして人生に幕を下ろすこととなってしまったのです。
実は、彼の遺骨は東京杉並区にある蓮光寺に眠っています。
以上が彼の生涯になります。どうだったでしょうか?
日本にもゆかりのあるインドの偉人、スバス・チャンドラ・ボース。
ぜひ、名前とどんなことをした人なのかを覚えておいてくださいね!
こんにちは、やぎです。
最近は朝晩の冷えがひどく、昼との温度差が10度以上。
最低気温が20度近くなのでそこまで寒くはないのですが、温度差が、、。
最高気温が低くてもいいので温度差がなくなってほしいです。
さて、今日はインド人には所縁のあるガンジス川についてご紹介。
私たちインターン生、二人とも計10ヶ月くらいはインドに住んでいるのですが、いまだにバラナシに行ったことが無いですし、ガンジス川もコルカタにあるフーグリー川しか見たことがありません。
なんでこんなにインド人に奉られているのか気になったので、ご紹介します!!
ガンジス川は
ヒマラヤ山脈の南麓ガンゴートリー氷河(ウッタラカーンド州)を水源としており、そこからずっと東に流れていき、バングラデシュに入り、ベンガル湾まで流れています。
平均水量は18,490 m³/s!
流域面積は1,730,000 km²で、日本の利根川のおよそ103倍!
実はこれ、日本の面積の4.5倍です、、笑
(因みに日本の面積はインド全体の面積の5%にも及ばないほど、インドは大きな国です)
大きな河だとは思っていましたが、ここまで大きいとなんだか怖いですね。
さて、ガンジス川がどれだけ大きいかはわかりましたが、なぜインドでは神聖視されているのでしょうか。
ここで考えられるのは、インド二大叙事詩であるラーマーヤナにおけるガンジス川の記述です。
森真里子は『古典インドの「沐浴」ー『ラーマーヤナ』を中心としてー』にて、
ラーマーヤナの記述から、ガンジス川は
”神々の住まう天界とわれわれ人間の住む地上界とその下に広がる地下世界(地獄界)という三界を貫流する稀有なる川ということになる。
その水は、したがって身体の表面に付着した汚れを洗い流す、きれいな水以上のものである。われわれ生類にとって昇天を拒む<汚れ>たる<罪業>を洗い流し、浄化するものである。 ”
と語っています。
またガンジス川を神格化したガンガー女神という神様も存在します。
その女神の神話では、ガンガーが遺灰に降り注ぐことで、罪を無くし、天国に導いたと言われています。
ヒンドゥー教徒にとって、ガンジス川は全ての世界をつなぐものであり、忌み嫌っている「罪や穢れ」といったものを流してくれる唯一の方法なんですね。
インド人にとって、ガンジス川がどれだけ神聖なものかがわかりますね。
実はこのガンジス川、インド国歌のジャナ・ガナ・マナにも出てきます!
バラナシでは、1日に300人が火葬されているそう。
火葬で使われる木の種類は様々。
裕福な家庭では白檀を、中階級はマンゴーの木を、貧困層では牛糞を使うことも。
また、2015年には、100を超える遺体が川に漂流していたことで、貧困層は金銭的問題から遺体をそのままガンジス川に流しているのではないかと言われています。
妊婦や子供は火葬ではなく、そのまま川に流すという噂もありますが、本当なのかどうかはわかりません。
因みに私の友人①は、家の近くの川で葬儀をするといっていました。
友人②は火葬場近くの蓮の咲き乱れる池に遺灰を巻くと言っていました。
そもそもバラナシに行くこと自体、お金の問題が付いてきますよね。
1日に300人、つまり1年で10万人の火葬が行われているガンジス川、流れているのは遺灰だけではありません。
①プラスチックゴミ
インドではゴミをそこらへんにポイ捨てするのは日常茶飯事。
そのため、川にもゴミがたくさん捨てられています。
特にプラスチックは動物が食べるわけでもないのでずっと残り続けます。
②生活排水・下水
川や池で体を洗ったり、食器を洗う習慣がいまだにインドでは残っています。
野外排泄もいまだに目にすることが多いです。
また、家庭で出た生活排水も、そのまま川に流れていきます。
そのため川には洗剤や汚水が流れています。
③工業廃水
ガンジス川付近にある工場では、工業廃水が直接捨てられている場面を見ることも。
④お祭りで使用した神体
先日行われたドゥルガプージャやディワリプージャ。
それぞれのお祭りのフィナーレはお祭りの間に祀った御神体を水に沈め、流すこと。
神様を神界にお返しするという意味で行なっている儀式です。
この御神体も、川で見られます。
2017年の政府調査では、最大で基準値の23倍のふん便性大腸菌が検出された地域もあるそう。
これでもインド人にとっては聖なるものなのでしょうか。
沐浴ができなくなった時、どうなるのか、、。
死んでも入る!これこそ最大の贖罪だ!なんて人も出てきそうですね、、。
さてさて、ガンジス川がなぜインド人に神聖視されるのか、そして現在どのようにガンジス川が使われているのか、少しは理解できたかなと思います。
無宗教の人口が着実に増えているインドで、沐浴は、そしてガンジス川は、どのようにその価値を保つのでしょうか。
人々の、それらを見る目は変わるのでしょうか。
少し楽しみな今日この頃です。
こんにちは、かじこです。
タイトルから、やばい!とか使っていますが、それくらい大変なことになっています。
首都デリーは、数年前からPM2.5の数値が大幅に上がっていて、
インドでも1,2を争うほどの大気汚染がひどい大都市と言われているところ。
そんなデリーの政府が緊急事態宣言を出すほど、現在大気汚染の状態が悪化しているそう。
現在私は数週間日本に帰ってきているところなのですが、
こんなニュースを見つけましたので、私の経験と一緒に報告します!
BBCニュース 11月1日
Millions of masks distributed to students in “gas chamber” Delhi
『何百万個ものマスクを“ガス室”デリーに住む学生らに配布』
https://www.bbc.com/news/world-asia-india-50258947
ショッキングなタイトルから始まるこのニュース。
内容をまとめると、
・危険とされている空気中の粒子状物質(PM2.5)レベルがWHOの定める安全基準の約20倍に。
・500万個ものマスクが学生に配られる。
・学校も少なくとも11月1日~5日の5日間は閉鎖。
・建築物の施工も少なくとも1週間はストップ。
・花火は禁止。
・限られた車両のみ走行の許可が与えられる。
どえらい緊急事態やないか。日常生活さえ送るのがままならない状態だなんて。
読んでるだけで恐ろしい…。
この記事では、WHOはこの数値は1日の平均値を25(立法メートル)までに抑えないといけないところをPM2.5の数値が533まで上昇したと紹介されています。
英語の記事ですが気になる人は読んでみてください。
トップの画像は、デリーのすぐ近くのグルグラムで駐在している日本人の友人を2017年に訪ねた時に、(ほぼ強制的に)つけられたPM2.5を防ぐことのできるマスクです。
グルグラムには日本企業も沢山あるので日本人の方も沢山町中で見かけましたが、見る人見る人みんなこの(まるでクチバシのような)マスクをつけていて、本当にびっくりしました。
逆に友人は、私がマスクも何もしていない状態で現れたことに、非常にショックを受けていました…。
2017年でこうでしたから、今はもしかしたら企業が休み、外出禁止令などを出しているところもあるかもしれませんね。
ちなみに、この写真は今デリーに滞在している友人から送ってもらったデリーの様子(ニューデリー駅周辺のホテル屋上より撮影)。
スモッグが立ち込めていますが、彼曰く、空気は重い感じは相変わらずするけれど昨日雨が降ったから少しましとのことでした。
毎年冬(11月、12月)になると大気汚染が悪化すると言われてニュースになるデリーですが、原因としては急激に増えた自動車の排煙に加えて、この時期特有の、近隣の州であるウッタルプラデッシュ、ハリヤナ、パンジャーブなどで行われる焼き畑農業が主な原因だそうです。
高等裁判所がこれらの州での焼き畑について制限をかけたそうですが、記事を見てもそれがどこまで効力があるのかは定かではありません。
ちなみに、わぴねすが活動している西ベンガル州やその州都コルカタは、(いい意味でも悪い意味でも)外資系企業や工場の誘致があまり進んでおらず、大都市の中でも経済発展が遅れている印象を強く受ける場所です。
(コルカタは植民地時代はインドの首都だったにも拘わらず、ですよ!デリー、ムンバイ、ハイデラバードなんかと比べると都市のインフラ整備などがなかなか進んでいません。)
ただ、約10年、日本と行き来しながらですが、活動してきて最近気づいたことがあります。
私がインドで風邪をひくときは、まず『鼻水』と『のどの痛み』『咳』から始まる、と。
そして薬を飲んでも飲んでも治らない…。
2016年には、鼻水と咳が1か月以上続き、とうとう高熱も出始めたので、インドで初めて入院もしました。
つい先日も9月末に鼻水・のどの痛み&熱を伴う風邪をひき、この間10月末に帰ってきて日本の薬を飲むまでずっと完治しませんでした。
10月の半ばには、咳がひどすぎて、とうとう喘息治療の為の吸引機を吸わないといけないくらいに悪化しました。
でも日本に帰国したらすぐに小康状態に。日本の薬(きっとインドで購入していた薬より弱い)を飲んですぐ完治しました。
…これって大気汚染の影響じゃない…?!?!
と今更気づく私。
西ベンガルは他の州や都市に比べて、大気汚染の状態がまだましなことは知っていましたが、
それでも私の体、特に気管支あたりは多大な影響を受けているのかもしれない…!
そんな折に上の記事を読んだものだから、本当に戦々恐々としました。
(あ、そういえば…冬にデリーに行くと必ず私は風邪をひいている…と今気づきました!怖すぎる…)
わぴねすのオフィスはド田舎にある(コルカタから電車で3時間半)とはいえ、
まだ舗装されていない道も沢山あるから砂埃はすごいし、
ゴミもそこら中に落ちているから、環境的にいいとは言えない場所です。
マスクをつけること、体調を崩さないように免疫力を高く維持することの大切さを改めて強く感じました。
状況によっては、うちの団体も空気清浄機なんかの導入も考える必要がありそうです。(日系企業の駐在員の方は基本的に使われているイメージです)
ちなみにこちらが、各都市の本日の大気汚染数値です。(air-quality.com )
このサイトにどこまで信ぴょう性があるかは謎ですが、インドの環境省的なところなどがソースとして挙がっているので、100%嘘というわけでもないかなと。
AQIだけでなくPM2.5の数値も参考にしてみてください。
*東京
*コルカタ
*デリー
…ちなみに、世界で最も大気汚染が進んでいる都市ランキング30中、22もの都市がインドという恐ろしい記事もありますので、よければ見てみてください。
インドにこれから(特に冬の時期)来る皆さん、大気汚染にやられないように、色々な対策をされることをお勧めします。
これからのインド、そして世界の行く末が余計に恐ろしくなった梶田でした。
では!
みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
今回の話題は私たちがインドでかなり苦しんでいる「ネズミ」問題についてです。
現在の日本では家の中で見かけることはほとんどないと思いますが、屋根裏を歩いている音がする、最近異臭がすると思ったらネズミが死んでいた…なんていう話はたまに聞きますよね。
私たちが住んでいるオフィスでは、最近は頻度が減りましたが、以前は1日に何度も家の中を走り回っているネズミを見かけるほどでした。
ネズミたちはそこらじゅうに糞を大量に落としていくし、その辺にある色々なものをかじってしまうので、私たちは本当に困っていました。
さらに、ネズミがいることによる問題はこれだけではありません。
実は、ネズミは様々な感染症を媒介しているんです。
そのため、ネズミを放置しておくと危険な感染症に罹ってしまう恐れもあります。
ということで今回は、ネズミが媒介している感染症と、私たちがオフィスで実施したことのあるネズミ撃退方法を紹介したいと思います!
まずは、ネズミに直接噛まれた際に感染する危険のある病気を紹介します。
①鼠咬症(そこうしょう)
これはその名の通りですね。
病原菌をもったネズミに噛まれたり、傷口から病原菌が入ることで起こる病気です。
突然の悪寒、上がり下がりを繰り返す発熱、頭痛、嘔吐、筋肉痛など、インフルエンザのような症状で発症し、続いて手や足の皮膚に発疹が現れ、関節が赤く腫れて痛みます。
②アナフィラキシーショック
これはハチに刺された時に起こることで有名ですが、実はネズミに噛まれた際も発症する可能性があります。
体内で急激なアレルギー反応が起こり、全身の腫れ、呼吸困難、意識障害が現れ、時として死に至る場合もあります。
このほかにも、噛まれることで狂犬病に感染する可能性もゼロではありません。発症すれば致死率はほぼ100%です。
①レプトスピラ症(ワイル病)
この病気は、菌を保有しているネズミ、イヌ、家畜などの哺乳動物の尿から排泄され汚染された土壌や水、保菌動物と接触した際に、皮膚や粘膜から体内に菌が侵入することで感染します。
風邪のような症状のみで軽快する軽症型から、黄疸、出血、腎障害を伴う重症型(ワイル病)まで多彩な症状を示します。
日本では昔は多く患者が発生していましたが、衛生環境の向上などにより患者数(死亡者数)は著しく減少していますが、現在でも散発的な発生がみられるので注意が必要です。
②サルモネラ症
これは食中毒の一種です。名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
ネズミやその排泄物に多く含まれているサルモネラ菌が食べ物や食器などに付着し、それを口にすることで感染します。
腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状が出て、重症の場合には死亡するケースもあります。
③ハンタウィルス肺症候群
これは、咬まれたり糞尿に触れたりすると感染します。
発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、嘔吐、下痢、倦怠感などを伴い、肺に水がたまり呼吸困難やショック症状が出ます。
50%という高い死亡率が報告されており、有効な治療法は、未だ確立されていません。
現在、日本では発生していません。
④腎症候性出血熱
この病気は、原因が発見されるまで、長らく原因不明の風土病・奇病として扱われていました。
軽症例はかぜに似た症状で発熱、頭痛などが起こり、蛋白尿や血尿がみられる程度ですが、重症例では血圧の低下、火かおよび臓器の出血、腎不全などにより死亡することもあります(死亡率10%ほど)。
糞や尿から感染する病気には恐ろしいものが多いので、もし見つけても絶対に素手で触ったり処理したりしないように注意が必要です!
①ツツガムシ病
ツツガムシ病は、ツツガムシというダニが持つ「ツツガ虫リケッチア」が原因で起こる感染症です。
典型的な症例では39 ℃以上の高熱を伴って発症し、皮膚には特徴的なダニの刺し口がみられ、水泡になります。
その後数日で体幹部を中心に発疹がみられるようになり、重症化すると脳炎や肝機能障害などが起こることもあります。
②ペスト
これはみなさん名前を聞いたことがあると思います。
ペスト菌を持つネズミの血液を吸ったノミが人間を刺すことで感染する病気です。
高熱が続き、目まい、虚脱状態に陥り、皮膚が乾いて黒紫色の大きな斑点が浮かんできます。(「黒死病」との別名はここからきています。)
敗血症や肺炎で死にいたることもあります。
さて、恐ろしい病気の数々を紹介してきました。
これらに感染してしまわないためにも、ネズミ対策をすることはとても大事です。
①ネズミが家に入ってこないようにする
まずは一番根本的な対策として、壁の穴をふさぐなどして家にネズミを入れないことが大事です。
②食べ物の保管方法に気を付ける
食べ物を開けたまま放置していると、それにネズミが寄ってきてしまうことがあります。
特にインドでは簡単に食べ物を食い荒らされてしまうので、密封できる容器に食材を入れておくのがベストですね。
③ネズミ捕り器を使う
日本ではあまり使わないかもしれませんが、実際に私たちもインドのオフィスで使用しました。
しかし捕まえられたのは2匹だけ、ネズミは減らないという結果に。罠にかかったネズミの始末にも困ったので、少し使い勝手は悪いかもしれません。
④殺鼠剤を使う
私たちが試した中で一番効果があったのがこれで、おかげでネズミの被害は少なくなりました。
しかし、この方法を使う上で気をつけたいのが、ネズミの死骸の処理です。
死骸を放置しておくと衛生的にも問題ですし、さらなる病気にもつながりかねないので、ネズミの死骸があることに気がついたら一刻も早く処理すべきです。
処理の際は、決して直に触らないようにしてください。専門業者に頼むのもよいですね。
以上がネズミ対策になります。
①②はネズミ被害が発生していなくても、念のためにしておくとよいかもしれません。
ネズミによって恐ろしい感染症にかかってしまった…なんてことにならないように気をつけたいですね!
それでは今回はこのへんで!