みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
この2日間オフィスに一人っきりだったのですが、かなり寂しかったです…。
明日からはまたリサーチが始まってみんなと一緒のホテル生活になるので楽しみです!
さて今回は、海外旅行の際には絶対に必要になってくる「両替」の話題です。
インドでの両替事情とポイントを紹介していきます!
インドの通貨はインドルピー(INR)です。通貨記号は「₹」で、「₹100」や「Rs.100」というように表記されます。
お金の種類についてはこちらのブログをご覧ください↓
日本円からインドルピーに両替をするときには、基本的に硬貨ではなく紙幣を受け取ることになります。
レートは大体1ルピー=1.5~1.6円ほどのことが多いです。
実はインドルピーは原則として国外への持ち出しが禁止されています。
そのため、日本にいるうちに両替しておいて現地で使用する、ということができません。
つまり、どうしてもインド現地で両替をする必要があるんですね。
インド現地では主に
・空港
・銀行
・街中の両替商
・ホテルやゲストハウス
などの場所で両替が可能です。
空港での両替は、現地到着後すぐに現金が手に入るメリットがあるものの、基本的にレートが悪くコミッションをとられることもあるのであまりお得ではありません。
銀行での両替は安心ですが、多くの人が並んでいることが多いため時間がかかってしまう可能性があります。
街中の両替商での両替は、一番お得なレートで両替ができる可能性が高いです。しかし気をつけなければいけないポイントもあります。これは後ほど解説していきます。
ホテルやゲストハウスでの両替は、できるところとできないところがあるので、事前に確認が必要です。安心で両替商や銀行を探す手間も省けるので便利だといえます。
大都市では両替場所に困ることはまずないと思いますが、農村部のほうに行くとまず両替できる場所がないことも多いため、都市部にいる間に十分な額の現金を用意しておくことをオススメします。
ちなみに私は街中の両替商以外で換金をしたことがありません。そして、両替の際に一番注意が必要なのも街中の両替商だと思っています。
ということで次からは、(特に街中の両替商での)両替時のポイントを解説していきます!
①レートのチェック
まず、レートをチェックしましょう。
ホテルやゲストハウス、銀行で両替をする際には比較ができませんが、空港や街中で両替をする際にはレートを比較することができます。
両替所によって微妙にレートに差があることが多いので、何軒かの両替所をまわって一番レートのいいところで両替をするのがお得です。
街中の両替商では、お店の人と交渉をすることでレートが良くなることもあるのでチャレンジしてみるのもいいですね。
②お金を受け取ったらその場で絶対に確認!
両替が完了したら、まずはすぐに渡されたお金を確認しましょう。
確認すべきポイントは、
・破れていたり、極端に汚いお札がないか
・旧札が混じっていないか
・金額はあっているか
です。
インドでは破れたお札は価値が無くなってしまうため、お店で出しても受け取ってもらえません。
また、メモ書きや多少の汚れがあっても問題なく使えますが、あまりにも汚いと拒否されてしまうこともあります。(実際私も使えなかったことがあります)
なかにはすでに廃止されている旧札(特に500ルピー札は要注意)をしれっと混ぜて渡してくる場合もあるので、注意が必要です。
そのため、渡されたお札の中に使えないものが混じっていないかどうかを確認しておくようにしましょう!
また、両替する金額が多くなればなるほど、金額をごまかされる可能性が高くなります。
少々面倒ではありますが、受け取ったその場で金額があっているかを確認するようにしてください。
後で使えないお札が混じっていることや、金額が違っていたことに気がついても、交換してくれません。
絶対にその場ですぐに確認してください!!
③高額紙幣は小額紙幣に替えてもらう
大きな金額を両替した場合には特に、2000ルピー札や500ルピー札などの高額紙幣を渡されることが多くなります。
しかし旅行中実際に街中で買い物をする際には、そこまで大きな金額が必要になることはあまりありません。
そして、商店での買い物の際やリキシャー・タクシーでの移動の際に大きなお札で支払いをしようとしても、お釣りがないからといって断られてしまうことがあります。(というか、かなりの確率で断られる)
高額の買い物を事前に予定している人ならかまいませんが、そうではない人は高額紙幣を小額紙幣に崩しておくことをオススメします。
特に農村部に行こうとしている方は、最高でも500ルピー札、できるだけ100ルピー札を多めに持っておくとトラブルが少なくなるかと思います。
以上が両替時のポイントになります!
細かいポイントもありますが、損をしないためにもきちんと確認したいですね!
また、インドルピー→日本円の両替も可能ではありますが、場所がかなり限られてしまうのと、レートが悪いのであまりオススメしません。
そのため、両替したインドルピーは全部使い切れるといいですね。
また、両替以外にもインドルピーを手に入れる方法があります。「海外キャッシング」です。
これは海外でも使える日本のクレジットカードやデビットカードを使うことによって、インドのATMからインドルピーを引き出すという方法です。私も何度か利用しています。
これには手数料などがかかったり、使えるATMが限られていたりするので事前に確認しておくとよいでしょう。
旅行の際には絶対に必要なお金。
損をしないように、自分に合った方法で両替をして、インド旅行を楽しんでくださいね!!
こんにちは、やぎです。
最近はコルカタに友人が来てくれているため、コルカタ観光をしています。
今までワークキャンプの中でしか訪れたことがなかったので、
調べてみると、案外コルカタにも綺麗な場所があったり、
水族館や科学博物館があったりと驚きの連続です。
さて、今日はインドのアシュラムを紹介したいと思います!
アシュラムとは、インドにある僧院で、文化遺産です。
アシュラムはSramというサンスクリット語からくる言葉で、S.S Chandraによると、そのテーマは「人生の旅の中のステップ」とされています。
そのゴールは禁欲的、精神的なヨーガを指すと言われています。
ヨーガって?
古代インド発祥の伝統的な宗教的行法で、心身を鍛錬によって制御し、精神を統一して古代インドの人生究極の目標である輪廻からの「解脱」に至ろうとするもの。
(出典元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨーガ)
ラーマーヤナやマハーバーラタの中でも、戦いの前にアシュラムの中で気を高めることで武器を手に入れたり、知恵やスピリチュアルな力を手に入れる場面があります。
(
本来アシュラムは、人里から離れた森や山々にありました。
自然に囲まれた場所で修行や儀式を行うことで、効果があると考えていたんですね。
また日本でもヨガは静かなところや、心地いい音楽をつけて、心を落ち着かせてやりますよね。その意味もあってなのでしょうか。
実は現在インドにはAshramの名前を使った学校がいくつかあります。
有名なものは、マハラシュトラ州の Lok Biradari Prakalp Ashram Shalaです。
アシュラムに住む人々はその中でヨガと呼ばれる精神的、肉体的なエクササイズをしていました。
また供物を捧げる神聖な儀式や苦行なども行われていました。
このようなアシュラムは、そのような個人的なものから、Gurukulaという社会的、教育的なものへと変化して、現在まで残されてきました。
Gurukulaって?
サンスクリット語でGuruは「先生」Kulaは「家族」を意味します。
学校のような場所です。先生や生徒が一緒に、もしくは近くに住む形で形成されるます。
(出典元:https://en.wikipedia.org/wiki/Gurukula)
そのため、アシュラムには生徒や先生となる人が住み込み、家族のような形で学校が作られていました。
現在アシュラムは、ヒンドゥー教の精神的な修行・学びの場としても機能していますし、観光的な働きもあります。
観光化した発端は、1900年代にE・スタンレー・ジョーンズが始めたクリスチャンのアシュラム運動によるものではないかと言われています。
アシュラム運動とは?
1907年にインドのナックナウで活動したアメリカ・メソジスト教会の宣教師のスタンレー・ジョーンズが、心身ともに病んで、アメリカに帰国しているときに霊的体験を受ける。ジョーンズは自分の体験とインドのヒンドゥー教との触れ合いから、ヒンドゥー教のアシュラムにヒントを得て、クリスチャン・アシュラム運動を始めた。
内容はファミリーと呼ばれるグループが毎朝5時半に起床して、個人の静聴の時、仕事や諸活動、話し合い、週に一日完全な沈黙の時を持つというものである。
(出典元:https://ja.wikipedia.org/wiki/アシュラム運動)
この運動はインド人によって受け入れられ、1940年まで24のアシュラム運動の拠点がインドに展開されました。
現在では、ヨガの聖地と言われるリシュケシュなどで上記のようなアシュラム体験ができます。
値段は食事やヨガ教室込みで1泊500ルピーなど、意外と手頃なところもあります。
ぜひ、インドに来た際にはアシュラムで心をスッキリさせてみてはどうでしょうか?
みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
最近、わぴねすの現地職員スボちゃんが毎週のように体調を崩しているため心配です。
インド人、意外とすぐに暑さや寒さで体調を崩したり、お腹を壊したりする印象がありますね…。
また30日からリサーチが始まる私たちですが、休養期間にコルカタで羽を伸ばしました!
リサーチ期間は日本食が全く食べられないため、とても日本食に飢えていた私たち。
以前にこちらのブログで日本食レストラン「Fuji」を紹介しましたが、今回は別のレストランに行ってきたので、そちらのお店を紹介したいと思います!
コルカタでも日本食が食べられる!日本食レストラン「Fuji」に行ってきました! わたなべ (インドインターン日記 vol.52)
コルカタには日本食が食べられるお店が多くないので、とても貴重です…!
今回私たちが訪れたのは「Wasabee」というお店。
Tel:091630 00200
住所:175/A, Motilal Nehru Rd, Manoharpukur, Kalighat, Kolkata, West Bengal 700029
定休日や営業時間はお店に電話して確認するのが一番です!
日本食だけでなく、タイ料理や中華料理も提供されています。
実はコルカタに2店舗あるんです!(私は今回紹介している方しかいったことがありません…。)
外観はこんな感じ。なんだかオシャレそうな雰囲気ですね。日本語が書いてあるのが見えます。
店内はアジアンテイストな感じで落ち着いた雰囲気です。
コースターにワサビの説明が書いてありました。おもしろい!
メニューは色々ありますが、今回私たちが注文したのは、
・ジャパニーズゴールデンカレー(510ルピー)
・シーフードお好み焼き(400ルピー)
・鶏の天ぷら(320ルピー)
・焼き鳥5本盛り合わせ(450ルピー)
・野菜かき揚げ巻き寿司4ピース(280ルピー)
です。
食べるのに夢中になりすぎて料理の写真を撮るのを忘れました…。
鶏天と焼き鳥、そしてお寿司はかなり美味しかったです!
カレーはジャパニーズと謳っていますが、あれはほぼインドカレーでした(笑)
ちなみにカレーは、ゴールデン、マイルド、スペシャルクリーミーマイルドスパイシー(いや、どれやねん)の3種類があったので、食べ比べてみるのも面白そうです。
お好み焼きは、なぜか変なにおいが…(笑)
おそらくソースにナンプラーを使っているのでは…?と私たちは考察しています。
今回食べたのは以上のラインナップでしたが、実は以前にもこのお店で食事をしたことがあります。
そのときには味噌ラーメン(200ルピー)とサーモンのてまり寿司4ピース(400ルピー)、鶏照り焼き巻き寿司4ピース(300ルピー)を食べました。
巻きずしは前回と今回あわせて2種類食べましたが、どちらもかなり美味しかったです!
てまり寿司は見た目がかなり可愛らしく美味しそうだったので、喜んで口に運んだらなんだかビミョーな味でした…。ごはんが水っぽくてねちょねちょなうえに、なぜか甘味を感じました(笑)なので、てまり寿司はあまりオススメしません。
私がWasabeeの料理の中で一番オススメしたいのがラーメン!
正直日本であればその辺のスーパーで買ってつくれそうな味ではありますが、Fujiのラーメン(ほぼうどん)とは違ってちゃんと日本のラーメンです!!!スープも美味しい!!!
日本の味に飢えた私には絶品でした。
しかもなんといっても安い。たったの200ルピー。他で食べようとするともっとかかると思います。
さらに量もかなり多いので、女性2人で行って他におかずやお寿司を頼むなどの場合であれば1つのラーメンを2人で分けて食べてちょうどいいくらいです。
コスパ最強だと思っています。正直毎日食べたい。
ただし私は味噌味しか食べたことがないので他の味はどうなのかわかりません…。ぜひ今度挑戦してみたいと思っています。
さて今回はコルカタにあるWasabeeを紹介してきました。
個人的には、お寿司を安く食べたいときと、ラーメンが食べたい時はこのWasabeeがオススメだと思います!コスパもよし!
ただし1品料理を頼むと少々高くつくのでご注意ください。
まだまだ私も食べたことがない料理がたくさんあるので、またぜひ足を運びたいと思います。
みなさんもコルカタにお越しの際はぜひWasabeeに行ってみてくださいね!
みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
今はリサーチはお休み期間で、コルカタで羽を伸ばしています。食べ物がおいしいです…!
気がつけばもう11月末、リサーチキャンプを皮切りに始まったリサーチ事業も大詰めになってきています。
11/30からまたリサーチが始まりますが、約1週間弱で全てのコロニーにおけるリサーチが完了する予定です。
そしてつい先日、リサーチ対象のコロニーの中でも最大級のNimpuraコロニーでのリサーチを無事終えました!今回はその様子をお届けしたいと思います!
このコロニーは、コルカタから近く列車で2時間ほどのKharagpurという地域にあります。
かなり規模の大きいコロニーで、約230世帯が暮らしています。
実は6月にも1度インターン生が訪問したことのあるコロニーで、村長のLaxmanさんがとてもいい人!
ハンセン病コロニーの村長ではありますが、コロニーだけでなく周辺のコミュニティに対しても様々な働きかけをしている人物で、リーダーシップがあるお方です。
Nimpuraコロニーは今まで見てきたコロニーの中でも特に、社会的に孤立しているのではなく周辺コミュニティとのかかわりが多い印象でした!
そんなNimpuraコロニーでリサーチをしてビックリしたのが、以下の3点です。
①コミュニティとしての成熟度が高い!
これまで見てきたハンセン病コロニーのなかには、1つのコミュニティとして存在はしているものの、周辺との関わりはあまりなかったり、コミュニティとしてうまく機能していないようなコロニーもありました。
しかしこのNimpuraコロニーでは、コロニー内に委員会を設置していたり、若者を中心に構成される「クラブ」と呼ばれる集まりが様々な活動をしていました。
コロニー委員会では毎月ミーティングが開催され、そこでコロニーの重大事項を話し合ったり、コロニー内で何か問題が起きたり困っている人がいるときに委員会が解決の手助けをしているそうです。
クラブでは、コロニー内の道やダストビンの清掃活動をしたり、スポーツやゲームをみんなでしたり、献血呼びかける活動(なんとコロニー内だけでなく周辺コミュニティにも呼びかけを行っているそうです!)をしたり、様々なことをしていました。
他のコロニーにもいわゆる「クラブハウス」と呼ばれる建物があったりするのですが、基本的に若者のたまり場になっていたり、一体何のために使用されているのかわからないことがほとんどでした。
Nimpuraコロニーのクラブは正式に政府にも登録されているクラブで、今回初めてこのように精力的に、活発に活動しているクラブを見ることができたのが新しい発見でした!
ちなみにインドの多くの村(コミュニティ)にはこのようなクラブが存在しているそうです。
②政府や他のNGOからの支援をたくさん受けている!
コロニー内を見てまわってると、他のコロニーにはあまりないものがこのコロニーにはたくさんあることに気がつきました。
ゴミを集めておくためのダストビンがある、排水のための設備が村内の大きな道路についている、トイレがたくさんある、水の供給源(水道)がたくさんある、などです。
他のコロニーだとこのような公共物や施設はあまりないことが一般的で、Nimpuraコロニーは特に公衆衛生的なものが他より発展しているなと感じました。
詳しく話を聞いてみると、どれも政府や他の支援団体によってコロニー内に設置されたもので、よく見ると支援団体の名前が書かれていることも。
このような支援をたくさん受けられているのも、最初に紹介した村長のLaxmanさんの働きかけのおかげでもあります。
しかし一方で、村人のなかでも居住環境には大きな差が存在していました。
エアコンを3台も持っている家庭もあれば、屋根はビニールでボロボロ、電気もガスもないという家庭も。
大きなコロニーになればなるほど、コロニー内に存在する格差も顕著になるということを再確認できました。
③コロニーと周辺コミュニティの境界がわかりづらい!
これまでに調査をしたNabajibanpurコロニーやTantigeriaコロニーでも、コロニー周辺の空き地を購入して家を建て、外部から移り住んでくる人が増えていました。
同じ現象がNimpuraコロニーでの周辺でも起こっていて、しかもそれが他のコロニーよりも大規模に進んでいました。
2メートルほどの道を挟んで片側がコロニー、反対側は別のコミュニティという場所もあれば、ハンセン病コロニーに属する家のすぐ隣が実は別のコミュニティに属する家だった、など、
パッと見ただけではどこまでがコロニーで、どこからが周辺コミュニティなのか、本人たちに確認してみないとさっぱりわからない状況でした。
現在はNimpuraコロニーの周りに200軒以上の新しい家々が建っているそうなんです。
通訳をしてくれているインド人に理由を聞いてみると、ハンセン病コロニー周辺の土地は地価が安いことが多いため移り住んでくる人たちが多いのではないかとのことでした。
コロニーの人々は明確に自分たちの村と周辺コミュニティを分けているようでしたが、差別に関する質問をしても「今は全く問題がないよ!」と答える人が多い印象でした。
これまでNimpuraコロニーの色々な特徴を紹介してきましたが、今まで見てきたなかで(インフラ的にも、コミュニティ的にも)一番発展していると言ってもいいコロニーでした。
しかし差別が完全になくなっているわけでもなければ、問題を抱えながら生活している家族もたくさんいるのが実態です。
このように大規模で、ある程度発展してきているコロニーに対してどのような支援やアプローチの形があるのか、考えていきたいと思わせてくれるリサーチでした!
次に行くコロニーのなかには(比喩ではなく)ジャングルの中にあるようなコロニーもあるとのことなので、これまでとはまた全然違った気づきが得られそうでとても楽しみです!
残りはあと4コロニー。規模が小さいコロニーばかりなのであと1週間弱でリサーチは終了する予定ですが、頑張っていきます!
それでは今回はこのへんで!
こんにちは、やぎです。
現在コルカタに来ています。
最近毎日インド料理か中華料理を食べていたので、昨日食べたグラタンの美味しさに悶絶しました。
こんなに美味しい食べ物あったっけ、、?
もちろんインド料理も中華も好きなのですが、、、
やっぱりコンチネンタルな食事が一番です。
さて、今日はマニプールコロニーのOld age homeに住む2人の回復者のおじいちゃんおばあちゃんの人生を紹介したいと思います。
マニプールコロニーには、身寄りのないハンセン病回復者のおじいちゃんとおばあちゃんが暮らすOld Age Home(いわゆる老人ホーム)があります。
ここでは特に規則がないため、毎日みんなで談笑をしたり、敷地内を散歩したり、昼寝をしたり、思い思いに過ごしています。
後遺症が残っている人が多いため、毎月3,4人ずつ、リハビリのために病院に入院しているそうです。
入院期間は1か月ほどで、リハビリが終わるとまたコロニーに戻ってきます。
敷地内には彼らのための食事を作る炊事小屋があり、毎日決まった時間に食事やチャイが提供されます。
Old Age Homeは男性棟と女性棟に分かれており、2019年春・夏のワークキャンプにて、炊事小屋も含めた建物の修繕を行いました。
実は、ワークキャンプの際にキャンパーが滞在する部屋も同じ敷地内にあり、キャンプ期間中は毎日おじいちゃん・おばあちゃんと交流しています。
チャトルさんは、現在63歳の元気なおじいちゃん。
チャトルさんがハンセン病にかかる前、彼は深夜の警備員の仕事で生計を立てていました。
家では18頭の牛や16頭の山羊を飼育しており、親族は警察官と、不自由ない生活を送っていました。
当時付き合っていた彼女とは婚約もしていました。
(インドの農村部では珍しい恋愛結婚!!)
しかし彼がハンセン病にかかり、手や足が変形してしまうと、彼女の親族の反対から婚約は無しに。
彼女は悲しみのあまり井戸に身を投げ込み自殺をしました。
彼の周りの人々は差別はしませんでしたが、彼はそれまでの生活とは打って変わり、物乞いをしなければいけなくなりました。
その時友人に紹介されたのがマニプールコロニーのOld age homeでした。
現在、物乞いをすることなく、不自由なく過ごせるOld age homeでの生活は彼にとって幸せなものだそう。
しかし故郷にも帰りたい。でも帰ったら物乞いをしなければいけない。
そのような葛藤を抱きながら、Old age homeに住んでいます。
時々故郷に帰って家族や友達に会うことが、彼にとって一番幸せな時間だそうです。
Sukurmaniおばあちゃんは、現在63歳の車椅子を使って生活するおばあちゃん。
彼女の両親は、彼女がハンセン病にかかった際、
「ハンセン病にかかっている彼女がいるから息子が結婚できない」と考え、
彼女をOld age homeに送りました。
当時のことを思い出して彼女は
「一緒にいることを家族に拒まれて、ただここにいること以外、私には何をすることもできなかった」
と語っています。
彼女には夫や息子、さらには孫までいますが、
誰一人として彼女の様子を見にOld age homeを訪れる人はいません。
彼女の息子や孫でさえ、奥さんに反対され彼女に会うことができない状況です。
(この話は彼女自身に聞いた話です。そのため息子をはじめとする彼女の親族が彼女を訪れない本当の理由はわかりません。もしかしたら息子でさえ後遺症のある彼女を差別しているかもしれません。)
そんな彼女の現在の楽しみはヒンドゥー教の神に祈ることと、おしゃべりをすること。
私が会いに行くと彼女はいつも満面の笑みで手を振ってくれます。
さて、今日はハンセン病にかかった、後遺症を抱えたおじいちゃんおばあちゃんの人生を少しだけ紹介しました。
このような例以外にも、家族は差別しないけど友人が去っていってしまった人や、恋人がハンセン病にかかったため二人でハンセン病コロニーに引っ越してきた人など、様々な人生があります。
しかし、ハンセン病にかかっただけで、ただそれだけで、悲惨な人生を歩むことになった人々がいたことが伝わればいいなと思います。
これからいろんなハンセン病コロニーの村人の人生をご紹介できたらと思います!
みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
最近、抜け毛がひどい上に腰や関節が痛いのが悩みです。歳かな…(泣)
さてそんなことはさておき、今回の話題は「水」です。
人体に含まれる成分の大部分が水であり、私たちが生きていくうえで必要不可欠なものですね。
日本では水を飲むときに「この水は飲んでも大丈夫かな…?」などと考えることはまずないと思いますが、インドでは迂闊にそのへんの水を飲むと高確率でお腹を壊します。
ということで今回は、インドに6回渡航し1年近くインドで過ごしていても水が原因でお腹を壊したことのない私が、インドで気をつけたい水事情について紹介していきたいと思います!
日本で普段私たちが飲んでいるのは「軟水」です。
しかし実はインドの水は基本的に「硬水」です。軟水よりも硬水のほうがミネラルを多く含んでいます。
実は、軟水に慣れている日本人が硬度の高い水を飲み続けると下痢になってしまうこともあるので、注意が必要です。
ただでさえお腹を壊す可能性のある硬水ですが、インドの水質はお世辞にもいいとは言えません。
現地に住むインド人でさえも「水道水は危ないから飲まない」と言っているのを聞いたことがあります。
ということで、お腹を壊したくなければ絶対にインドの水道水は飲んではいけません!!!!!
ではどうすればいいかというと、ペットボトルに入ったミネラルウォーターを飲むようにしましょう。
1L20ルピー(35円)ほどで購入できます。インドでは内容量が多いほど割安になるので、たくさん水が必要な際には大容量のものを買うとお得です。
ミネラルウォーターのブランドは様々なものがありますが、周りのインド人がみんなオススメしてくるのは「Bisleri(ビスレリ)」というブランド。
正直私はブランドごとの違いはわからないのですが、気になる方はビスレリを購入してみるといいかもしれません。
ペットボトルの水を購入するときのも注意しなければいけないことがあります。
それは、「キャップがきちんと閉まっているか」ということ。
日本ではありえませんが、インドでは一度開けたペットボトルに水道水を入れて販売していることがあるんです!
細かいですが、キャップまでチェックして買うようにしてください。
短期間の旅行などでインドを訪れる際は、基本的にミネラルウォーターを飲むようにすれば間違いはありません。
しかし、少し長めに滞在するときや、インドに住むことになったら、ミネラルウォーターだけで生活していくのは少し無理がありますよね。
実際、私たちもオフィスではミネラルウォーターはほとんど使いません。
ではどうしているのかというと、浄水器(フィルター)を通した水を飲料水にしています。
このような浄水器を設置することで、わざわざミネラルウォーターを買わなくても家庭で水を飲めるようになります。
しかし、お腹の弱い人やインドにあまり慣れていない方がこの水を飲むとお腹を壊してしまうケースもあるようなので、やはり心配な方はミネラルウォーターを飲むのが一番でしょう。
また、この浄水器もずっと使用しているとフィルターが汚れてくるので、定期的に交換が必要です。
私たちのオフィスでは、フィルター交換が必要になったらアラームが鳴る浄水器を使用しています。
その辺にある汚めのレストランや食堂で出される水はまず飲まないほうが身のためです。
ある程度のレベルのキレイなレストランでは浄水器を通した水が出てくると思いますが、確実ではありません。
基本的にはどのお店でもミネラルウォーターを売っているので、それを買って飲むのがいいでしょう。
浄水器を通した水で大丈夫という方は、レストランの人に確認をとってから手を付けるのがいいと思います。
また、ホテルに宿泊する際も、部屋にペットボトルに入った水が用意されていることがあります。
これもキャップが開封済みかそうでないかを確認し、もし開いていた場合は浄水器を通してあるか確認をしたほうがいいですね。
これまでも散々説明してきましたが、飲料水はミネラルウォーターにしましょう。
では、うがいや歯磨きは?
私はいまでもミネラルウォーターか浄水器を通した水を使っています。
というのも、かつてシャワーを浴びている際に口に水が入ってしまったり、うがいを水道水でしただけでお腹を壊したという人の話を聞いたことがあるからです。
知り合いには水道水でうがいや歯磨きをしても特にお腹を壊したことがないという人も多いですが、インドになれていない方や旅行者の方で心配な方はミネラルウォーターを使うのが安心です。
また、インドではよく果物の屋台が出ています。
その場で果物をカットして食べさせてくれるところも多いですが、このときにも注意が必要。
使っている包丁についた生水や菌が原因でお腹を壊すケースも少なくないんです。
街中にも意外な危険が潜んでいるので、水に関することには敏感になって注意を払うと危険を回避できます。
では逆に、水道水を使用しても大丈夫なのはどんな時でしょう?
基本的にシャワーや洗濯、食器洗い、手洗いには私も水道水を使用しています。
しかし、ケガをしているときに水道水でシャワーを浴びると傷口から菌が入ってしまうことがあるので、そういう時にはその部分だけミネラルウォーターで洗うか、傷口に水が触れないようにカバーしてシャワーを浴びるのがよいと思います。
また、洗い終わった食器は、水の拭き残しがないようにきちんと拭いてから使いたいですね。
インドの水事情、いかがだったでしょうか?
たかが水、されど水。
インドに来るならば、水関係のことにはとことん気を配っておいても損はありません。
お腹を壊してせっかくのインド滞在を楽しめなかった…なんてことにならないよう、インドの水にはお気をつけて!
こんにちは、やぎです。
最近は毎日朝にドーサを食べます。
私が一番好きな南インド料理です。
見た目はかなり大きいんですけど、ペロリと食べてしまいます。
なぜなら、実は中身はほとんど空洞だから!笑
潰したじゃがいもと玉ねぎ。スパイスを一緒に炒めたものがパリパリの生地に包まれています。
あまり辛くないですし、本当にとても美味しいので、インドに来た際のインド料理への耐性付けとしてぴったりじゃないかなと思います。
あんまりお腹壊した話は聞いたことがないですから。
さて、今日はインド人女性がよくしている鼻ピアスを紹介します!
鼻ピアスはいつ生まれたかはよくわかっていないようです。
しかし、当時のインドでは
「左の鼻孔は女性の生殖器官を司るため、そこにピアスをつけることで月経痛や出産時の痛みを軽減できる」
というように考えられていたようです。
さすが病気治療よりも健康維持、健康増進を主な働きかけとするようなアーユルヴェーダや、ホメオパシーなどが信じられ、使われている国ですね。
ちなみに耳のピアスも早いうちに開けます。
これは、耳のピアスが子供を悪魔から守るための装飾だと考えられていたためです。
鼻ピアスが生まれたのが月経痛や出産時の痛みの軽減ですから、やはり女性に、かつ結婚・出産に関係しています。
インドの女性は結婚式にて大きな鼻ピアス「ノーズティカ」をつけます。
ノーズティカがないと花嫁じゃないとまで言われるそう。
そんなノーズティカは形も色も様々。
直径5cmくらいのものや小さなもの。太いものや細いもの。
個人的には色はゴールドやシルバーのものが多い印象です。
インド人の友人に確認したところ、10-13歳で鼻にピアスを開けるそう。
幼い頃に開ける理由は、子供の頃の方が皮膚が薄く痛みが少ないから。
人によっては開けた時の痛みがひどく、血が出ることもあるそうです、、。
開ける際は、病院で開けるか、鼻ピアスをしている年上の女性にピアッサーを使って開けてもらうそう。
また、時々コロニーの子供たちが鼻ピアスの穴に木の棒を突き刺しているのを見かけていたので、それについても聞いてみると、、
「あれはニームの木の枝で、ニームには抗菌作用があるから、みんなピアスをした後その穴に刺しているんだ。」という答えが返ってきました。
ニームとはインドでは歯磨き粉や肌荒れなど健康や美容に幅広く用いられている木です。
コロニーではいまだにニームの木を割いて歯ブラシがわりにしているおじいちゃんおばあちゃんがいます。
実はわぴねすの理事梶田もニームオイルを肌に塗っています!
私も以前使わせてもらったのですが、オイルは焼肉の匂いがする、、、
でも数日間続けると、肌の調子はとてもよくなりました!!
ニーム、ぜひ試してみてください。
現代では、月経痛や出産の痛みを軽減するような意味合いを持って鼻ピアスをする女性はいません。
みなさん「美しさ」を求めて鼻ピアスをします。
結婚式でない時は、シンプルな宝石一つのピアスなどをしています。
インド人の男性の友人も、「鼻ピアスは美しい。好きだよ。」と言っていました。
そのため「おしゃれだけの意味ならば、あなたもやってみたいとは思わないの?」
と聞いたところ、ひとしきり笑った後に
「あれは女性がやるもの。男はやらないよ。冗談言っているのかと思った」
と言われてしまいました笑
インド人からすると、男性が鼻ピアスをするのは、私たちにとっての男性がスカートやワンピースを履いているような感じなんでしょうね。
少し違和感がある感じでしょうか。
しかしもちろん男性だからと言ってピアスをしないわけではありません。
男性用のピアス(イアリング)は売っています。
シンプルで可愛かったので私も最近買ってしまいました!
インドの路上で買うことのできる安いピアスは60-150ルピー、高くても250くらいのイメージです。
安いですよね。インドのピアスは安くて可愛いものばかりです。特にエスニックなものが好きな人はインドはピアス天国だと思います。
さて、インドの鼻ピアス・イアリング事情の紹介でした。
ぜひインドに来た際は美しい鼻ピアスや安くて可愛いピアスを楽しんでください!
みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
最近は朝と夜は寒いのに、昼間は汗をかくくらい暑くて気温差にやられないか心配です。
気がつけばもう11月も後半。日本にもインドにも本格的な冬がやってきますね。
日本のみなさんも風邪をひかないようにお気を付けください。
さて、普段はインドでも田舎にあるビシュナプールに住んでいる私たち。
コルカタなどの大都市にはモールやスーパーマーケットが普通にあるので、様々なものが簡単に手に入りますが、
私たちが住んでいるような田舎のほうでは、すぐ近くで手に入るものも少ない…。
「ああ、コンビニってめちゃくちゃ便利だったんだなあ…」などと思ってしまうことも多いです(笑)
今回は、そんなインドの田舎にあるお店と、そこで手に入るものを紹介していきます!
「インドの田舎の暮らしってこんな感じなんだな~」と想像しながらお楽しみください!
インドでは、道の両側にずらーっと商店が立ち並んでいることが多いです。
1つ1つのお店は、幅が2~3メートルほど。どれも小さなお店です。
*日用品のお店
一番色々なものが手に入るのが、このタイプの商店。
ベンガル語では「ドカン」と呼んでいます。
食べ物、飲み物、お菓子、洗剤やせっけん、料理に使うスパイスなど、ありとあらゆる(ただしインドの田舎基準)日用品を購入できます。
卵や野菜、米が買えるドカンもあります。
私たちがよく購入するのは、卵、チョコレート、冷たい炭酸飲料です(笑)
*薬局
意外とそこら中にあるのがこの薬局。オフィスから徒歩5分圏内に3軒ほどあります(笑)
処方箋なしで色々な薬が買えてしまいますが、日本のように薬剤師さんがいるわけではないことが多いので、気軽に勧められた薬を買うのはやめておいた方がいいかもしれません。
*お菓子屋
パッケージされたお菓子ではなく、インドの激アマ手作りお菓子をたくさん売っているお店です。ケーキなどの洋菓子は残念ながら手に入りません。
一応ショーケースに入った状態で売られていますが、冷蔵はしていない場合が多く、なかにハエなどの虫が入り込んでいることもあります。
私は一度も利用したことがありません…。
*印刷屋
これは日本にはあまりなくて特徴的なお店。
インドではそこら中にこの商店があります。コピーしたい文書を持っていくと、1ページにつき1ルピー(2円しないくらい)でコピーしてくれます。安い!
他の地域の値段はわかりませんが、ほとんど変わらないと思います。
ちなみにコピーだけでなく、USBに入れたデータを印刷することも可能です。こちらは1ページ5ルピー(8円くらい)。
*床屋
洗面台と椅子が置いてあるだけの床屋さん(笑)
半年もインドにいると髪の毛が邪魔になってくるので切ってしまいたいのですが、このローカルな床屋で髪を切る勇気がなくてまだ私もやぎちゃんも挑戦したことはありません…。
*仕立て屋
ミシンが置いてあって、破れてしまった服を持っていくとその場でチャチャっと縫ってくれます!
*野菜市場
オフィスからは少し離れた駅のほうまで行くと、野菜市場があります。
地べたに布を敷いてその上に野菜を並べるシステム。
量り売りなので、欲しい分だけ購入可能です。
*鶏肉屋
都会ならば冷凍された肉が手に入りますが、田舎ではそんなものはない!
その場で生きた鶏を捌いて売っています…。
鶏を捌く台のすぐ横には、これからその時を待つ鶏たちがカゴに入れられて待っているので何とも言えない気持ちになります。
お腹を壊すのが怖くてまだここで買った鶏肉を食べたことはありません。
*服屋
最近オフィスの近くにイケイケ(?)な服屋さんができました!
しかしこのような立派な服屋さんはほとんどなく、大体出店のような感じで地面や台の上に服が並べて売られていることが多いです。
*屋台
揚げ物やちょっとした軽食を販売している移動式屋台のようなお店もそこら中にあります。
美味しいことには間違いないのですが、屋台のものを食べるとお腹を壊すことも少なくないので注意が必要です(笑)
運がいいと綿あめやポップコーンが買えます!
果物を売っている屋台もたくさんあります!
これらの他にも、家具屋さん、電気屋さん、ちょっとした料理が食べられる食堂などがあります!
都会に比べると確かに不便なこともおおいですが、田舎のいいところはこれらのお店の人たちと仲良くなれること!
基本的に週に何回かは行きつけの店に買い物に行くし、買い物をしなくても店の前を通りかかることが多いので、すぐに顔見知りになるんです。
通りがかりに挨拶をしたり、「今日は買わないの?」と声をかけてもらえたり、お店ではなく他のところで偶然会って立ち話をしたり、そんな日々の何気ない交流がとても楽しく、癒しになります。
コンビニは恋しいですが、インターン終了まであと3ヵ月、ここで頑張っていきます!!!
こんにちは、やぎです。
今日から始まるリサーチ事業のため、昨日からKharagpurに来ています。
近くにレストランがあるのですが、そこで買うことのできるチョコレートケーキがとにかく美味しい。
普通のチョコレートケーキなのですが、ホイップの部分が全てチョコレートソースになってるんです。
それをレンジで温めてもらって、トロトロになったチョコレートと一緒に食べると、もう!!!!
とにかく美味しい!!!インドで一番美味しいと思ってます!!!
さて、毎日チョコレートケーキを食べることは置いておいて、
今日は8月にマニプールキャンプで実施した歯磨きプロジェクトの報告をしようと思います!
このプロジェクトの発端は、梅本記念アジア歯科基金様からの助成金でした。
実は、現在就労支援で行なっているTOTOレンタルプロジェクトは、この助成金によって賄われています!
そのため、TOTOレンタル事業を行うコロニーにて、
「インドハンセン病コロニーの子供及び母親たちに歯磨きの重要性を伝え、習慣をつけてもらうプロジェクト」
として歯磨きプロジェクトが立ち上がりました!
このプロジェクトは、2019年8月のキャンプと、2020年3月のキャンプの2つのキャンプを通して実施していきます!
2019年8月キャンプにおけるプロジェクトの目的は、
「子供たちの今後の口腔内及び身体全体の健康維持のための、歯磨きの習慣化、及び正しいブラッシングの仕方の習得」でした。
私たちはこの目的のために、
・コロニー内における小学校にて歯磨き教室開催
・50人の子供たちやその母親に歯ブラシ・歯磨き粉の配布
という二つの活動を実施してきました!
歯磨きプロジェクトの記事↓
http://wappiness.org/2019/06/27/intern65/
実は7月には、歯科衛生士さんに正しい歯の磨き方や、歯磨き教室のやり方を、梅本様には虫歯になるプロセスや虫歯によって発病するリスクの上がる病気の例を教えていただきました!
そこで、実際の歯磨き教室では、
・紙芝居
(歯ブラシをすることが嫌いだけど、甘いお菓子が大好きな女の子ミカちゃんが、歯磨きをしないことでとうとう虫歯になってしまうお話)
・虫歯が原因で罹患するリスクの上がる症例の説明
・正しい歯磨きとうがいをするための講習
以上3つを行うことに!
実施日:8月31日
あらかじめ小学校の先生と相談し、50人の小学生とその母親に声をかけてもらいました!
しかし、小学校の周りには村人みんなが遊ぶグラウンドが。
そのため、いつの間にやらいろんな人が紛れ込み、見た感じでは50人を超えていました笑
小学校では、紙芝居・症例の説明・歯磨き講習全てを行いました。
みんな興味津々で、受け答えのある場面では、元気よく答えてくれました!
歯磨き講習では、配布した新しい歯ブラシを使って、一緒に歯を磨きました!
実施日時;9月1日
マニプールコロニー内にある孤児院にて小学校で実施したものと同様に歯磨き教室を行いました!
しかし当初の予定では、小学校とパーティーでの開催のみでした。
実はその時同時並行していたリサーチの通訳者、ビルトゥーがその歯磨き教室を見て
「僕の働いている孤児院でもやってくれない?虫歯があんな病気につながることは知らなかったし、子供達にとって重要だと思うんだ!」
と私たちに依頼してくれたため、孤児院での歯磨き教室開催が決定したんです!
そのため孤児院でも紙芝居・症例の説明・歯磨き講習全てを行いました。
孤児院の子供達は、講習もそうですが、講習で使用する大きな歯ブラシや歯の模型に興味津々でした!
一度小学校で講習を受けている子供もいたのですが、そんな子達は周りのキャンパーに
「こうでしょ?」と学んだ正しい歯磨きの仕方を確認するなど、しっかり学び、実践している様が見受けられました!
また、翌日の9月2日には村内でのパーティーが開催されたため、そこでも活動を行いました!
内容は、症例の説明!
実際に病気にかかった人の写真を使って、説明することで現実味が増したのか、村人がザワザワしていました!
以上の活動を通して、村人たちからは
「(症例を見て)え?本当に?死んじゃうの?これ本当?」
「(2度目の講習を受けながら)次はこうしたらいいんだよね!」
「歯磨きって1日3回やるんだよね!」
など、色々な反応が帰ってきました!
このような反応から、歯磨きの重要性や正しい歯磨きの仕方や頻度はわかってくれたんじゃないかなと思います。
また、歯磨きをする際に歯磨き粉を必ずつけること、1日において朝に一回しか歯を磨かないことなど、私たちとしても驚く発見がありました!
次回、2020年3月のキャンプではコロニーの人々の歯ブラシの保管方法の確認や、小さな子供を持つ母親に対して子供の歯の磨き方を教える講習会を実施する予定です!
またの報告を楽しみにしていてください!
こんにちは、やぎです。
最近はインドもかなり涼しくなってきています。
夜にはほとんどみんなが長袖、マフラー、ニット帽を被っています。
そんなに寒い、、?とも思うのですが笑
一番暑い時には40度くらいですから、やっぱり20度代だと寒く感じますよね。
私も最近は毎晩ミルクティーを飲んで温まってから寝ています。
さて、今日は経済的な成長の著しいインドにおける大学ランキングを紹介します!
今回はThe Times Higher Education World University Rankings 2020に載っているインドの大学ランキングを紹介します!
因みに世界ランキングは
1位:オックスフォード大学
2位:カリフォルニア工科大学
3位:ケンブリッジ大学
でした!
このランキングは教育、研究、知識の伝達、国際的な展望など、13もの基準から作成されています。
1位:インド工科大学ループナガル校
2位:インド工科大学インドール校
3位:インド工科大学ムンバイ校
4位:インド工科大学デリー校
5位:インド工科大学カラグプール校
6位:インド工科大学ガンジーナガール校
7位:インド工科大学ルールキー校
8位:アムリタ大学
9位:ベナレスヒンドゥー大学
10位:デリー大学
10校中、なんと7校がインド工科大学!!
なんとそれ以下の4校もインド工科大学、、笑
インド工科大学とは、、
インドにある工学と科学技術を専門とする国立の大学。インドに16校存在する。
通称IIT(アイアイティー)。
現在あるインド工科大学16校
(出典元:https://ja.wikipedia.org/wiki/インド工科大学)
2014年7月に、以上16校の他にケララ州、ゴア州、チャッティースガル州、アンドラ・プラデーシュ州、ジャンムー・カシミール州の5つの州に新たに5校設立することが決定しました!
インド工科大学がなぜインドの中でも群を抜いているのか?
それは、カーストが原因だという説があります。カーストによって職業が縛られてきたインドで、
新たな職であるITは、唯一カーストに縛られない職業であるため、自由や富を求める貧困層や低カースト出身者がITを学べる上位の大学に通うため努力をする。
そのため、工学や科学技術を専門とするインド工科大学が発展していったという説です。
もちろんこのような考え方もあるでしょう。
私はこれに加えて、インド工科大学が国立大学だというところにも原因があるかと思います。
インドの貧困層にとって私立大学に入学することはかなり厳しいです。
学力がそのレベルまで達していてもお金がないから断念するという話を実際にハンセン病コロニーの友人から聞いたことがあります。
また、大学を出ること、つまり専門性を身につけることで、インドでの就職は有利になります。私のインド人の友人は、ソーシャルワークを学ぶため大学院まで行きました。
その理由は、就職が有利になるから。
このように、大学に入学することと就職は大きく結びついています。
そのため、私立の大学に入る余裕のない家庭の子供は高い収入が得られるところに就職するため、必死に勉強して国立大学に入ります。
そこからインド工科大学も高いレベルを保っているのではないでしょうか。
インドの平均年収(2018)
※この金額はインド全体の平均年収となるので、首都デリーで働くインド人の給料はもっと高い。
大卒の初任給は約5万円。
知り合いの例では、、
・某インド大企業に4年勤務している、IT系の大学出身者の月収は 21万円 (252万/年)
・ペトロ系大企業に3年勤務している、ITIダンバード校出身者の月収は16万円 (192万/年)
因みに、大学(上位ではない)を出て田舎の高級ホテル(英語必須)で就職した場合、
月収は1.6-2万円ほどです。
これでも田舎では高い給料です。
ハンセン病コロニーにおける各家庭の平均月収は3200円ほど。
インドではメジャーな日雇い業(レンガ運びやセメント作りなどの肉体労働)は月収4500円ほどです。
このように、インドでは大学を出ること、つまり専門性を身につけることが就職につながります。
よほど裕福な家庭でない限り、大学を出るか否かが人生を分けるといっても過言ではありません。
このような状況がインドの国立大学のレベルを高く保つ要因であり、経済成長にも繋がっているのかもしれませんね!