こんにちは、やぎです。
最近はコルカタに友人が来てくれているため、コルカタ観光をしています。
今までワークキャンプの中でしか訪れたことがなかったので、
調べてみると、案外コルカタにも綺麗な場所があったり、
水族館や科学博物館があったりと驚きの連続です。
さて、今日はインドのアシュラムを紹介したいと思います!
アシュラムとは、インドにある僧院で、文化遺産です。
アシュラムはSramというサンスクリット語からくる言葉で、S.S Chandraによると、そのテーマは「人生の旅の中のステップ」とされています。
そのゴールは禁欲的、精神的なヨーガを指すと言われています。
ヨーガって?
古代インド発祥の伝統的な宗教的行法で、心身を鍛錬によって制御し、精神を統一して古代インドの人生究極の目標である輪廻からの「解脱」に至ろうとするもの。
(出典元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨーガ)
ラーマーヤナやマハーバーラタの中でも、戦いの前にアシュラムの中で気を高めることで武器を手に入れたり、知恵やスピリチュアルな力を手に入れる場面があります。
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本来アシュラムは、人里から離れた森や山々にありました。
自然に囲まれた場所で修行や儀式を行うことで、効果があると考えていたんですね。
また日本でもヨガは静かなところや、心地いい音楽をつけて、心を落ち着かせてやりますよね。その意味もあってなのでしょうか。
実は現在インドにはAshramの名前を使った学校がいくつかあります。
有名なものは、マハラシュトラ州の Lok Biradari Prakalp Ashram Shalaです。
アシュラムに住む人々はその中でヨガと呼ばれる精神的、肉体的なエクササイズをしていました。
また供物を捧げる神聖な儀式や苦行なども行われていました。
このようなアシュラムは、そのような個人的なものから、Gurukulaという社会的、教育的なものへと変化して、現在まで残されてきました。
Gurukulaって?
サンスクリット語でGuruは「先生」Kulaは「家族」を意味します。
学校のような場所です。先生や生徒が一緒に、もしくは近くに住む形で形成されるます。
(出典元:https://en.wikipedia.org/wiki/Gurukula)
そのため、アシュラムには生徒や先生となる人が住み込み、家族のような形で学校が作られていました。
現在アシュラムは、ヒンドゥー教の精神的な修行・学びの場としても機能していますし、観光的な働きもあります。
観光化した発端は、1900年代にE・スタンレー・ジョーンズが始めたクリスチャンのアシュラム運動によるものではないかと言われています。
アシュラム運動とは?
1907年にインドのナックナウで活動したアメリカ・メソジスト教会の宣教師のスタンレー・ジョーンズが、心身ともに病んで、アメリカに帰国しているときに霊的体験を受ける。ジョーンズは自分の体験とインドのヒンドゥー教との触れ合いから、ヒンドゥー教のアシュラムにヒントを得て、クリスチャン・アシュラム運動を始めた。
内容はファミリーと呼ばれるグループが毎朝5時半に起床して、個人の静聴の時、仕事や諸活動、話し合い、週に一日完全な沈黙の時を持つというものである。
(出典元:https://ja.wikipedia.org/wiki/アシュラム運動)
この運動はインド人によって受け入れられ、1940年まで24のアシュラム運動の拠点がインドに展開されました。
現在では、ヨガの聖地と言われるリシュケシュなどで上記のようなアシュラム体験ができます。
値段は食事やヨガ教室込みで1泊500ルピーなど、意外と手頃なところもあります。
ぜひ、インドに来た際にはアシュラムで心をスッキリさせてみてはどうでしょうか?