こんにちは、やぎです。
最近はインドもかなり涼しくなってきています。
夜にはほとんどみんなが長袖、マフラー、ニット帽を被っています。
そんなに寒い、、?とも思うのですが笑
一番暑い時には40度くらいですから、やっぱり20度代だと寒く感じますよね。
私も最近は毎晩ミルクティーを飲んで温まってから寝ています。
さて、今日は経済的な成長の著しいインドにおける大学ランキングを紹介します!
今回はThe Times Higher Education World University Rankings 2020に載っているインドの大学ランキングを紹介します!
因みに世界ランキングは
1位:オックスフォード大学
2位:カリフォルニア工科大学
3位:ケンブリッジ大学
でした!
このランキングは教育、研究、知識の伝達、国際的な展望など、13もの基準から作成されています。
1位:インド工科大学ループナガル校
2位:インド工科大学インドール校
3位:インド工科大学ムンバイ校
4位:インド工科大学デリー校
5位:インド工科大学カラグプール校
6位:インド工科大学ガンジーナガール校
7位:インド工科大学ルールキー校
8位:アムリタ大学
9位:ベナレスヒンドゥー大学
10位:デリー大学
10校中、なんと7校がインド工科大学!!
なんとそれ以下の4校もインド工科大学、、笑
インド工科大学とは、、
インドにある工学と科学技術を専門とする国立の大学。インドに16校存在する。
通称IIT(アイアイティー)。
現在あるインド工科大学16校
(出典元:https://ja.wikipedia.org/wiki/インド工科大学)
2014年7月に、以上16校の他にケララ州、ゴア州、チャッティースガル州、アンドラ・プラデーシュ州、ジャンムー・カシミール州の5つの州に新たに5校設立することが決定しました!
インド工科大学がなぜインドの中でも群を抜いているのか?
それは、カーストが原因だという説があります。カーストによって職業が縛られてきたインドで、
新たな職であるITは、唯一カーストに縛られない職業であるため、自由や富を求める貧困層や低カースト出身者がITを学べる上位の大学に通うため努力をする。
そのため、工学や科学技術を専門とするインド工科大学が発展していったという説です。
もちろんこのような考え方もあるでしょう。
私はこれに加えて、インド工科大学が国立大学だというところにも原因があるかと思います。
インドの貧困層にとって私立大学に入学することはかなり厳しいです。
学力がそのレベルまで達していてもお金がないから断念するという話を実際にハンセン病コロニーの友人から聞いたことがあります。
また、大学を出ること、つまり専門性を身につけることで、インドでの就職は有利になります。私のインド人の友人は、ソーシャルワークを学ぶため大学院まで行きました。
その理由は、就職が有利になるから。
このように、大学に入学することと就職は大きく結びついています。
そのため、私立の大学に入る余裕のない家庭の子供は高い収入が得られるところに就職するため、必死に勉強して国立大学に入ります。
そこからインド工科大学も高いレベルを保っているのではないでしょうか。
インドの平均年収(2018)
※この金額はインド全体の平均年収となるので、首都デリーで働くインド人の給料はもっと高い。
大卒の初任給は約5万円。
知り合いの例では、、
・某インド大企業に4年勤務している、IT系の大学出身者の月収は 21万円 (252万/年)
・ペトロ系大企業に3年勤務している、ITIダンバード校出身者の月収は16万円 (192万/年)
因みに、大学(上位ではない)を出て田舎の高級ホテル(英語必須)で就職した場合、
月収は1.6-2万円ほどです。
これでも田舎では高い給料です。
ハンセン病コロニーにおける各家庭の平均月収は3200円ほど。
インドではメジャーな日雇い業(レンガ運びやセメント作りなどの肉体労働)は月収4500円ほどです。
このように、インドでは大学を出ること、つまり専門性を身につけることが就職につながります。
よほど裕福な家庭でない限り、大学を出るか否かが人生を分けるといっても過言ではありません。
このような状況がインドの国立大学のレベルを高く保つ要因であり、経済成長にも繋がっているのかもしれませんね!