Author Archives: Mizuki Ishida

わぴねすメンバー紹介 No.4 いしだ

さて、「わぴねすではどんな人が活動しているか知ってもらおう!」という目的で始まったわぴねすメンバー紹介企画。

メンバーが毎月交代で自己紹介記事を書いています。

第4回目は いしだ が担当します!

 

【1. 簡単な自己紹介】

名前:いしだ みずき
出身地:神奈川県
星座:射手座
好きなこと:料理を作る、映画を観る、料理家・土井善晴先生のTwitterを見る

 

namaste!ワークキャンプ参加歴:
2015年夏マニプールキャンプ
2016年春マニプールキャンプ
2016年夏ビシュナプールキャンプ
2018年夏コルカタリサーチ
2018年夏マニプールキャンプ
2019年春チャクドラキャンプ

 

【コロニーでインタビュー調査をするいしだ】

 

【2. NPO法人わぴねすとの出会い】
私は中学生の時アメリカに住んでおり、そこで貧富の差を目の当たりにし国際開発に興味を持つようになりました。

高校卒業後、同分野が学べる大学に入学。

入学して間もなく、同じ学科だった酒井(現代表理事)に誘われ namaste! に参加しました。

 

「インドに行くと人生観が変わる」とよく言われていますが

インドがあまりにも日本での生活とかけ離れた場所であるために

そこでの生活を経て、ものの見方が変わるということなのかなと思っています。

 

真夏の市場で吊るされている鶏肉が放つ異臭に耐えるため、息を止めながらその前を通ったり

タクシーやリキシャー* に乗るたび、この運転手は私をさらおうとしているのではなかろうかと、良からぬ想像をして冷や汗をかいたり、、

*インドの人力車

 

インドでは衝撃的な場面に出くわしたり、身の回りの危険に敏感になったり、

日本では経験しないようなことが沢山ありました。

 

特にワークキャンプでハンセン病コロニーに滞在する際は

コロニーの人たちと同じように、井戸で水浴びをして体を洗い

昼ごろはうだるような暑さでまともに活動できないので

かろうじて冷たいコンクリートの床の上で昼寝をする…

日本の生活と比べると快適さはあまりないです。

 

そんな生活を強いられると分かっていながら

私は大学時代に何度も渡航し、コロニーへ足を運びました。

 

日本やインドのハンセン病差別への問題意識と同じくらい

活動を通して出会った仲間たちやコロニーの人たちが大好き!という気持ちが、

わぴねすで活動する原動力となっています。

 

わぴねすでは主に広報担当としてメルマガ配信をしています。

ほか、コロニーに本を送る図書館プロジェクトや、村人史プロジェクトに参加しています。

 

【3. 最近のおすすめ】

民族博物館、おすすめです。

先日、企画展「躍動するインド世界の布」を見に行くために、

大阪にある国立民族学博物館に行ってきました

 

企画展ももちろん面白かったのですが、常設展の規模に圧倒されました。

農具や狩りの道具、祭事に使われたお面や祭壇などが

壁一面、フロアいっぱいに展示されている空間は圧巻でした。

 

好きなものは集めたくなる性分の私にとって、”すべて” が集約されているあの空間はまさに至高。

皆さんも是非お近くの博物館に足を運んで、集約を感じてみてください。

 

以上、いしだの自己紹介でした。

次回の担当はてつやです!お楽しみに。

【コラム】「差別と貧困を過去に。」インドの人々を想い活動し続けるわけ

ハンセン病にかかった人が差別を受け、住んでいた村から追い出され、集まってできたコミュニティ、ハンセン病コロニー。

ハンセン病の治療薬が見つかって治るとされている今でもインド全土に存在しており、多くのコロニーが差別を受けていたり貧困であったりと問題を抱えています。

 

私たちはインドの西ベンガル州を拠点に、2011年の団体設立時からコロニーに何度も訪れコロニーの人々を支援してきました。

現在のコロナ禍で彼らは貧困を極め、食べ物も十分に食べられないほどになってしまいました。

そんな彼らの状況を憂いて開始されたのがクラウドファンディングによる食糧支援。

今回はこの食糧支援を中心に立って引っ張ってきた団体代表理事の酒井から、彼女の活動の原点と食糧支援を始めたきっかけ、今後の展望に関してお伝えします。

 

 

代表理事の酒井美和は2015年3月に入団以来、活動を続けています。

高校卒業後すぐに初渡印し、もっとコロニーのことを知りたい、そして多くの人にハンセン病問題について知って欲しいという想いから、2015年4月に筑波大学に入学し団体のつくば支部を立ち上げました。毎年10名ほどの学生が新たに入団してくれるほど、大きい団体に成長しました。

活動を続ける中で、もっとコロニーのことを理解するには現地の言語を含む文化を理解する必要があると痛感し、2017年に東京外国語大学のベンガル語専攻に3年次編入しました。

現在は、代表理事をつとめながら主に食糧支援プロジェクトを担当しています。

 

  • 活動に参加したきっかけはなんですか?

高校2年生の時にニュージーランドの姉妹校に交換留学し、60カ国以上のバックグラウンドを持つ人たちに囲まれて生活していました。その中で、貧困や紛争を経験した生徒と交流し、みんな同じ人間なのに、生まれた場所が違うだけでこれほど差があっていいのかと疑問に思っていました。

そんな中、高校の先輩である当団体の創設者の話を聞く機会があり、結局みんな同じ人間なのにどうして差別が起こるのか、その差別をなくすにはどうしたらいいのか真剣に取り組む姿に魅了されて面白そうだなと思い参加を決めました。

 

  • はじめてハンセン病コロニーを訪れた時どのように感じましたか?

差別や貧困に苦しむ人と聞いていたので、実際にコロニーに住む人に会ってみて、インフラの不十分さや身なりから

経済的に困窮している様子は理解できたものの、なぜ彼らが差別を受けなければならないのか全く理解できませんでした。活動中はコロニー内に住み込むので、彼らの生活を間近で見ていたのですが、家族や近隣住民にはもちろん、私たちにまでも愛を持って接してくれる方が多くいました。人として、素直に尊敬できる方もコロニー内にたくさんいます。

 

私たちと何も変わらない。それなのに、ハンセン病にかかったからとか、ハンセン病コロニー在住というだけで

差別・偏見に苦しまなければならないのは到底理解できませんでした。

 

ごく普通の人が不当な扱いを受けるのが差別なのだと思います。

自分たちだって知らない間に差別をしている可能性がある。ハンセン病への差別だけでなく、これは差別問題全般に言えることだと思います。それを自分自身、理解する必要があるし、多くの人に知ってもらいたいとも思いました。

 

  • ハンセン病コロニーに住む人はどんな方達なのですか?

年配の方の多くがハンセン病回復者で、目で見てわかるような後遺症を抱えていらっしゃいます。

しかし、その子供や孫の世代でハンセン病にかかっている人はほとんどいません。罹患歴があっても、後遺症が残る前に服薬して完治している方が大半です。

問題はハンセン病の治療ではなく、彼らに対する差別が未だあることや、差別からくる貧困が深刻なことだと思っています。

 

 

  • コロニーでの貧困問題に関して詳しく教えてください。

コロニーに住む人々はハンセン病に対する差別のためにまともな仕事に就くことが難しく、今までは日雇い労働や物乞いをしてなんとか生計を立てていました。その日暮らしの生活で、三食を十分に食べられないこともよくあるようでした。

そんな彼らの生活はパンデミックによるロックダウンの影響でさらに厳しいものとなりました。日雇い労働の仕事が見つからない、人の移動がなくなり物乞いで稼げなくなった、お金がなくて熱が出ても病院に行けない、水と米だけしか食べられないなど命に関わる深刻な状況です。

 

  • クラウドファンディングを始めたきっかけはなんですか?

新型コロナウイルスが流行し、インドでは都市封鎖が長期間にわたり実施されました。

第二波後に、コロニーの人々の貯蓄は底をつき、仕事もなく、日々の食事にありつくのも困難な人が急増しました。これまで困難を乗り越え、一歩ずつ貧困から抜け出そうと努力してきたその過去が一瞬にして消えてしまったような瞬間でした。

これから復興に向けて、仕事をするにしろ、勉強するにしろ、まずは十分な栄養をつけることが最優先事項であると判断したため、食糧支援を実施することにしました。

また、多くの人に支援を届けたいと思い国内でクラウドファンディングを実施し、協力を募ることにしました。

 

  • 最後に、今後の展望を教えてください。

クラウドファンディング後に食糧支援を実施した後は、これまで実施してきた就労支援事業を少しずつ拡大させて経済的なサポートを広げていくと同時に、長期学校に通えていない子どもへの教育支援開始に向けて準備を始める予定です。

 

 

講演会の様子

都内小学校で講演会【講演依頼お待ちしております!】

 

ナマステ!
職員のみわです。
みなさん、いかがお過ごしですか。
気温が20度近くまで上がる日も増えて、春を感じますね!
今年はお花見ができそうにないので、
私は家の前にある桜の木を日々観察しています。

 

小学校で講演会

先日、都内の小学校において、「ハンセン病」「国際協力」をテーマに講演の機会をいただきました。
小学校6年生約60名とZoom越しに対面し、私たちわぴねすのこと、NPO・NGOでの働き方、またインドやハンセン病についてお話しをしました。

 

総合授業の一環でNPO・NGOについて学ばれたとのことで、皆さんすごく真剣な眼差しで話を聞いてくれました。
90分ほどとしっかりお時間をいただいたのですが、、質疑応答タイムでは時間オーバーになりそうなほど
たくさん質問をしてくれました!

 

講演会の様子

講演会の様子

 

以下に、当日生徒の皆さんから出た質問内容をご紹介します。

 

質疑応答一部紹介

Q1. コロニーに行っても、ハンセン病にかからないのですか?
→「ハンセン病コロニー」と言う名前ではありますがみんな今もハンセン病にかかっているわけではありません。しっかりお薬を飲んで治っています。また、後遺症があるからといって、その人が今も、ハンセン病であるというわけではありません。

 

Q2. 話を聞いて、私も何かしたいと思いました。何ができますか?
→ぜひ、生徒の皆さんに考えてみて欲しいです!活動はインドに行くことや、NPOで働くことだけではないと思います。例えば、これまでハンセン病について知らなかったのであれば、さらに調べてみる。インド国内の問題について関心を持ったのであれば、調べてみる。まずは、知ることだと思います。そして、知ることもとても素晴らしい活動だと思います。

 

Q3. インドでは3食カレーで辛くないですか?
→辛いので、私たちがインドに行く時は、自分たちでご飯を作ります!

 

小学校で活動について話す意義

正直、私が小学生の頃は「ハンセン病」という言葉すら聞いたことがありませんでした。
聞いたところで、当時の自分は理解できたのだろうか…と思うほどです。
今回の生徒の皆さんの反応は、メンバーの想像を遥かに上回るものでした。「知りたい!」と言う気持ちが画面越しに伝わって来て、本当に嬉しかったです。

 

また、いただいた感想文もしっかり目を通し、
小学校での講演には以下のような効果があると思いました;

 

・キャリアについて考える
NPO・NGOでの働き方を知り、自身のキャリアについて考えることができるようになります。
あまり身近にいないNPO・NGOワーカーの話を聞くことで、会社勤めだけではない、多様な働き方を知り、自分はどうしたいか?を考えるきっかけに。

 

・国際協力を考える
世界に様々な問題が存在する中で、実際にどんな問題をどんな人たちが抱えているのかをよりミクロなレベルで知ることで、実情を理解し、自分たちにできることは何かを考えるきっかけに。

 

・ハンセン病について知る
なんとなく名前は聞いたことあるけど、どんな病気?どんな問題がある?日本国内とインドの事情を詳しく伝えることで、世界規模で問題について考えるきっかけに。

 

・異文化理解
世界には様々な文化があり、その文化の中で暮らしている人たちがいることを知ることができるようになります。カレーやタージマハルで有名なインド。まだまだどんな場所か知っている人は少ないため、インドってどんな国?どんな人がいるの?をインドの田舎に住んだ経験のあるメンバーがリアルなインドをお伝えします。

 

講演を通して、インドや国際協力について伝えたい!

今回の講演会を通して、私たちが普段活動していることを伝えるだけでも
こんなにもいろんなきっかけを与えられるんだと、本当に嬉しくなりました。
差別・スティグマをなくすには、知ってもらうことがすごく大切です。

 

例えば…
・国際協力に関する講演
→国際協力とは?自分たちにできることとは?世界にはどんな問題がある?
わぴねす職員だけでなく、namaste!(大学生メンバー)の声も紹介します。

 

・人権に関する講演
→わぴねすが取り組むハンセン病問題を中心に、「生きる」ことについてお話しします。

 

・異文化交流に関する講演
→インドについて、外国人としてインドで活動することについてなど。

 

ぜひ、このようなテーマで講演会をさせていただける方、ご連絡お待ちしています!

講演会の依頼はこちらから。

 

**************************************************************
ご存知ですか???
世界には社会から隔絶されたハンセン病回復者の村があることを。
 
そこに住む人々が1日1ドル以下で暮らしていることを。
 
私たちはそんなハンセン病回復者のために自立支援活動を行っています。
 
様々な形でインドハンセン病回復者の方の支援が出来ます!
 
↓↓ご支援方法はこちらから↓↓
 
**************************************************************

メルマガ配信開始しました!&プロボノとして一緒に活動しませんか?

皆様
こんにちは!わぴねす職員のみわです。
最近は少し暖かい日もあり、春を感じられて幸せですね。
私は暖かい日には、半袖になってたくさん日光浴をしています。
太陽の力をたっぷり借りて、冬を乗り切りましょう!

 

わぴねす通信配信開始

さて、わぴねすは「わぴねす通信」というメールマガジンの配信を開始しました。
先日、第1弾を正会員・賛助会員・支援者の皆様に送らせていただきました。
受け取っていない!という方は、プロモーションフォルダなどご確認ください。

 

わぴねす通信では、インドに渡航できない状況で、わぴねすは何をしてる?、
そもそもわぴねすは誰が運営してるの?、namaste!の学生はどうしてる?などなど
わぴねすの「今」をお届けして行く予定です。
こんなことが知りたい!というご希望がありましたら、ぜひお知らせください。

 

正会員・賛助会員・支援者の皆様には月に2回、それ以外にメルマガ配信をご希望される方には
月に1回配信していきますので、
ご希望の方はこちらからご登録ください。

 

わぴねす通信は、プロボノメンバーの石田(通称:たまご、元namaste!メンバー)が作成しています。
※プロボノとは?と思った方は、この下のコラムをcheck!!
SEということで、バリバリスキルを生かして活躍しています!

 

プロボノ募集中

私たちと一緒に、コロニーのために活動をしていただけるプロボノ大募集中です!
 ※プロボノとは… 職業上のスキルや専門知識を生かした社会貢献活動のこと。
  わぴねすとしては、これまでにわぴねす・namaste!の活動に関わってくださった方々に、その経験を生かす場としてプロボノという役割を設けています。

 

「最近わぴねす・namaste!と疎遠になっているけれど、もっと近くで活動のサポートがしたい!」
「常に携われるわけではないけど、出来る時だけ手伝いたい!」
「とりあえず、わぴねすが気になっている!」

 

コロニーの人々のためになる活動を作っていくだけなく、
皆さんが挑戦したいプロジェクトも実現できるように一緒に頑張っていきたい!
そんな気持ちで、わぴねす職員一同、お待ちしております。
ぜひ、こちらからご連絡ください。

 

プロボノの状況をご紹介!

現在わぴねす広報担当として、namaste!OG3名がプロボノとして活動してくれています。より多くの方々にわぴねすを知ってもらい、支援の輪をひろげるべく、各々の得意分野を生かした広報活動に取り組んでいます。

 

最近のミーティングでは、SNSの投稿やメルマガ配信内容について意見交換をしたり、栄養プロジェクトについて話し合ったりと、着々と準備を進めています!

 


ミーティングの様子

 

興味がある方は、ぜひ一度Webミーティングを覗きに来てください!お待ちしています!

 

**************************************************************
ご存知ですか???
世界には社会から隔絶されたハンセン病回復者の村があることを。
 
そこに住む人々が1日1ドル以下で暮らしていることを。
 
私たちはそんなハンセン病回復者のために自立支援活動を行っています。
 
様々な形でインドハンセン病回復者の方の支援が出来ます!
 
↓↓ご支援方法はこちらから↓↓
 
**************************************************************