カテゴリー:NPO法人わぴねす
ナマステ!
職員のみわです。
みなさん、いかがお過ごしですか。
気温が20度近くまで上がる日も増えて、春を感じますね!
今年はお花見ができそうにないので、
私は家の前にある桜の木を日々観察しています。
先日、都内の小学校において、「ハンセン病」「国際協力」をテーマに講演の機会をいただきました。
小学校6年生約60名とZoom越しに対面し、私たちわぴねすのこと、NPO・NGOでの働き方、またインドやハンセン病についてお話しをしました。
総合授業の一環でNPO・NGOについて学ばれたとのことで、皆さんすごく真剣な眼差しで話を聞いてくれました。
90分ほどとしっかりお時間をいただいたのですが、、質疑応答タイムでは時間オーバーになりそうなほど
たくさん質問をしてくれました!
以下に、当日生徒の皆さんから出た質問内容をご紹介します。
質疑応答一部紹介
Q1. コロニーに行っても、ハンセン病にかからないのですか?
→「ハンセン病コロニー」と言う名前ではありますがみんな今もハンセン病にかかっているわけではありません。しっかりお薬を飲んで治っています。また、後遺症があるからといって、その人が今も、ハンセン病であるというわけではありません。
Q2. 話を聞いて、私も何かしたいと思いました。何ができますか?
→ぜひ、生徒の皆さんに考えてみて欲しいです!活動はインドに行くことや、NPOで働くことだけではないと思います。例えば、これまでハンセン病について知らなかったのであれば、さらに調べてみる。インド国内の問題について関心を持ったのであれば、調べてみる。まずは、知ることだと思います。そして、知ることもとても素晴らしい活動だと思います。
Q3. インドでは3食カレーで辛くないですか?
→辛いので、私たちがインドに行く時は、自分たちでご飯を作ります!
正直、私が小学生の頃は「ハンセン病」という言葉すら聞いたことがありませんでした。
聞いたところで、当時の自分は理解できたのだろうか…と思うほどです。
今回の生徒の皆さんの反応は、メンバーの想像を遥かに上回るものでした。「知りたい!」と言う気持ちが画面越しに伝わって来て、本当に嬉しかったです。
また、いただいた感想文もしっかり目を通し、
小学校での講演には以下のような効果があると思いました;
・キャリアについて考える
NPO・NGOでの働き方を知り、自身のキャリアについて考えることができるようになります。
あまり身近にいないNPO・NGOワーカーの話を聞くことで、会社勤めだけではない、多様な働き方を知り、自分はどうしたいか?を考えるきっかけに。
・国際協力を考える
世界に様々な問題が存在する中で、実際にどんな問題をどんな人たちが抱えているのかをよりミクロなレベルで知ることで、実情を理解し、自分たちにできることは何かを考えるきっかけに。
・ハンセン病について知る
なんとなく名前は聞いたことあるけど、どんな病気?どんな問題がある?日本国内とインドの事情を詳しく伝えることで、世界規模で問題について考えるきっかけに。
・異文化理解
世界には様々な文化があり、その文化の中で暮らしている人たちがいることを知ることができるようになります。カレーやタージマハルで有名なインド。まだまだどんな場所か知っている人は少ないため、インドってどんな国?どんな人がいるの?をインドの田舎に住んだ経験のあるメンバーがリアルなインドをお伝えします。
今回の講演会を通して、私たちが普段活動していることを伝えるだけでも
こんなにもいろんなきっかけを与えられるんだと、本当に嬉しくなりました。
差別・スティグマをなくすには、知ってもらうことがすごく大切です。
例えば…
・国際協力に関する講演
→国際協力とは?自分たちにできることとは?世界にはどんな問題がある?
わぴねす職員だけでなく、namaste!(大学生メンバー)の声も紹介します。
・人権に関する講演
→わぴねすが取り組むハンセン病問題を中心に、「生きる」ことについてお話しします。
・異文化交流に関する講演
→インドについて、外国人としてインドで活動することについてなど。
ぜひ、このようなテーマで講演会をさせていただける方、ご連絡お待ちしています!
講演会の依頼はこちらから。