なぜ私たちはクラウドファンディングを行うのか~これまでの活動と、コロニーへの想い~

カテゴリー:NPO法人わぴねす / インドワークキャンプ団体namaste!

 

わぴねすでは現在クラウドファンディングを実施中です!

クラウドファンディング始動!ロックダウン下で困窮しているインドハンセン病コロニーの人々へ食料を届けます!

※2020年7月15日終了致しました!たくさんの方からのご支援ありがとうございました!

 

 

 

今回のブログでは、中心となってクラウドファンディングプロジェクトを回してくれている学生メンバーが、これまでの活動とクラウドファンディングに対する思いを綴ってくれました。

学生メンバーの素直な思いを、ぜひご一読ください!

 

 

 

「ワークキャンプ」という活動

 

 

通常私たちの団体では、学生メンバーが3月と9月の年に2回インドに渡航し、ハンセン病コロニーに住みこんで「ワークキャンプ」という活動を行っています。

コロニーに住みこんでコロニーに住む人々と同じ生活をしながら、インフラ整備によってコロニーの劣悪な居住環境を改善するとともに、差別解消を目指す活動を続けてきました。

 

 

 

ところで、学生がなぜこのような「ワークキャンプ」をしているのか。

 

 

 

それは、コロニーに住む人々と日本の学生がコロニー内の問題にともに取り組み、状況を改善することで、周囲の人々のハンセン病やコロニーに対する偏見や差別意識をなくすためです。

インドハンセン病コロニーの人々は、長らく周辺住民からの差別、迫害を受けており、現在でもハンセン病回復者に対する差別意識はインド国内で強く残っています。

私たちは、そのような差別を受けてきた彼らに対して一方的な「支援」というあり方ではなく、ともに生活し、協力し、絆を生む「ワークキャンプ」というあり方で関わっていくことに重きを置いています。

文化の違う遠く離れた日本からやってきた“未熟な”学生と、インドハンセン病コロニーの人々がともに暮らし、ともに食事をし、ともに“成長”する。このプロセスが、長らく差別を受けてきた彼らにとって、被差別意識の解消や、自己肯定感を高めるきっかけになるのです。

 

 

 

ただ支援をするならば、私たちにはもっと合理的で、安全で、効率の良い方法があるかもしれません。高い専門性を持たない学生が行くよりも、高い専門性を持って社会で活躍する大人が行くほうが、もっと支援らしい支援ができるでしょう。

しかし、彼らの心に寄り添い、「支援者」と「被支援者」という関係ではなく「わたし」と「あなた」という一対一の関係を築くこと、これこそコロニーの人々にとって大きな勇気となり、状況の改善につながると私たちは考えています。

 

 

 

 

 

 

コロナウイルスの世界的流行、そしてクラウドファンディング発足へ

 

 

そもそもクラウドファンディングを始めたきっかけは、コロナウイルス感染症の流行によるロックダウンの影響で、ハンセン病コロニーに住む人々の生活が困窮している状況を知ったことです。

この度のコロナウイルスの世界的流行に伴い、今年3月と9月の渡航は中止になってしまいました。この状況がいつまで続くかわからないため、来年の3月以降も渡航の見通しは立っていません。

 

 

 

「いつもお世話になっているコロニーの人々が苦しんでいるのに、自分たちには何もできないのだろうか?」

 

 

 

活動の柱である「ワークキャンプ」の開催が困難である今、私たちが日本からできることは限られています。

それでも、いつも私たちを温かく受け入れ、家族のように接してくれるコロニーの人々のために、彼らが置かれている状況を少しでも良くしたいとメンバーで考えた結果、クラウドファンディングで支援金を募り、支援物資を届けることを決めました。

 

 

今、私たちにできるのは、“最低限”で、しかし最も“合理的”な、この物資支援です。

いつワークキャンプ活動を再開できるかはまだわかりませんが、再びコロニーの人々と一緒に活動ができる日が来るまで、できることを積み重ねていきたいと思います。

 

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