プトゥ@マニプールコロニー

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インドワークキャンプ団体namaste! のメンバーが、現地で直接村人にインタビューを実施しました!
これから数回にわたり、学生インタビュー編をお届けします。

 

【基本情報】
名前:プトゥ・パンダ(Putu Panda)
年齢:78歳
家族:3人(息子2人、娘1人 子どもは皆コロニー外に住んでいる)
住んでいるところ:マニプールハンセン病コロニーのOld Age Home(独居老人施設)
出身:ドゥブラジプールコロニー(バンクラ地方)

インタビューしたのは、マニプールハンセン病コロニーに住むプトゥ・パンダ。
いつもニコニコしていて、笑顔がお茶目でかわいいおばあちゃんです。
マニプールコロニーに滞在中は、話しかけに行くとパーティーのことやご飯のことなど沢山お話してくれて、写真を撮っているとダンスも見せてくれました。

(コロニー滞在最終日にお話をしていたら見せてくれたダンス)

【インタビュー本文】
ーこんにちは!インタビューに応じてくれてありがとう!
ー今日は日々の暮らしや人生について聞かせてください。

 

ーマニプールコロニーにはいつから住んでいるんですか?
2年4か月前にマニプールコロニーに来たよ。

30歳の時にハンセン病にかかって、4年間ゴリプールホスピタルで治療のために入院していたの。それから村に戻ったけど、ある日転んで足を負傷してしまって、もう一度ゴリプール病院に9か月間入院したんだ。

もともと住んでいた村では皆に嫌がられてしまったから、他の村に移ろうと思って探していた時に、ゴリプール病院で掲示を見てマニプールコロニーに来たの。
ここでは誰も嫌がる人はいないし、シャワーなどもあるから落ち着いて毎日を過ごしているよ。

(マニプールコロニーにある独居老人棟)

ーマニプールコロニーに住んでみてどうですか?
最初は住んでいた村を離れて寂しかったけど、今は友達もできて楽しく過ごしているよ。

ーそれは素敵なことですね!

 

ー家族についてお聞きしたいのですが、子どもはいますか?
息子2人と娘が1人いて、もう全員結婚しているよ。
息子は2人とも働いていて、1人はチェンナイ(南インドにある都市)で建設管理者をして、もう一人は西インドに住んでいるよ。

昔、私はハンセン病にかかる前は洗濯や掃除などの家事をして、夫は日雇いで仕事をしていたの。
でも、7年前に夫は亡くなってしまったんだ。

ーそうだったんですね、、いつごろ結婚したんですか?
14歳の時だよ。お見合い結婚で、相手は21歳だったの。

ーご主人との一番の思い出は何ですか?
結婚したばかりのころは、あまりたくさん話すことができなかったんだ。
でも、一緒に過ごしているうちに少しずつ沢山話せるようになったの。それが一番思い出に残っているよ。

ーとても素敵な思い出ですね。

 

ー次に日々の暮らしについて聞かせてください!好きな食べ物は何ですか?
カレーが好きだよ。
野菜も好きだし、果物だとリンゴ、バナナ、ぶどうが好きかな。

ーマニプールコロニーの中でお気に入りの場所はありますか?
今暮らしている、独居老人棟かな。
ここで働いている人は皆良い人だから好きなんだ。

(独居老人棟付近はこんな感じ)

ー本当にスタッフの方たちが優しい人ばかりですよね。独居老人棟はのんびりと温かい空気が流れていて、私たち学生にとっても居心地が良い場所です。
ー普段の生活の中で、趣味としていることはありますか?
チャイを飲むのが好きで、1日に5回くらい飲むよ。
他にはテレビを見るのも好きで、特に「シリアル」っていうドラマが好きなの。

 

ー大切にしているものは何ですか?
3人の子供たちを愛しているよ。
息子の1人は3か月前に1度会いに来てくれたんだ。普段もオンラインでお金を送ってくれているよ。

ー最後に、これからの夢はありますか?
もっと良い生活を送ることかな。家族が恋しいんだ。

ー今日はインタビューに応じてくれてありがとう。
 また会いに来ます!!

(namaste!メンバーと談笑)