こんにちは、やぎです。
最近は、リサーチ事業が始まるのでバタバタした日々が続いています。
さて今日は、10月の初めから10日まで続いていたドゥルガープージャをご紹介したいと思います!
実は理事の梶田が一昨年にすでに体験し、記事を書いているので、ぜひこれも読んでみてください!
ドゥルガープージャは、そのまま、ドゥルガー女神を祝うお祭りです。
ドゥルガー女神は「戦いの神」です。
3つの目と十数本の腕を持ち、ライオンに乗っている姿で描かれることが多い神様です。
そんなドゥルガー女神を祝うドゥルガープージャは、
インドの中でも特にウエストベンガル地方で盛大に祝われます。
まずはドゥルガー女神を地球にお迎えすることからお祭りがスタート。
今回、その日私はコルカタにいたのですが、朝5時くらいから太鼓が鳴り響きびっくりして起きました。
それで終わればいいのですが、それが30-45分くらいずっと続いてるんです、、
眠いのに、、音が大きすぎる。
そこからお祭りの始まりです。
実はその日サウスシティーモールというコルカタのモールに行ったのですが、
その浮かれ様がすごい!!笑
モールの外にいても中の音楽が聞こえてくるほどでした。
そんなこんなで帰ってきたビシュナプール。
毎日1時間に一度くらいの頻度で爆竹の音がする。
10/9が最終かつ盛り上がりがピークなのですが、それまで日に日に爆竹の音の数と音楽の音量が増していきました。
今回私たちは7つのパンデルを見て回ることができました!
これは、ビシュナプールにあったパンデル。
ビシュナプールの特産品である「テラコッタ」をモチーフに作っています。
周りには出店もたくさんあって、揚げ物やアイス、カレーからピアスやネックレス、
おもちゃやキッチン用品など様々なお店がありました!!
こちらはバンクラのパンデル。
バンクラはビシュナプールよりも発展しているので、
パンデルも凝っているものが多かった印象です。
これはゴジラが地球を侵略している場面を表したもの。
内部は、原始時代から現代までの人間の進化が描かれていて、
狩りをし、火を起こし始めた原始人や携帯を持った人間の人形が飾ってありました!
さらに、ここにはメリーゴーランドなどの遊具もありました!!
こちらもバンクラのもの。
これは「母がどれだけ子供を想い守っているか」を表したものだそうです。
中には白髪だらけになった母の人形や、子供の人形、時計やシャツが。
この時計だらけの部屋は、母が全ての時間を子供に捧げてきたということを表しています
さすがインド、母への愛とリスペクトが強いですね。
私たちがここを見学している間、製作した方々が、ちゃんとこのパンデルの表したいことがわかっているのかと心配して話しかけてくれました。
私たちは3月にワークキャンプをしたインド人大学生と一緒にきていたので、説明してもらいました!
パンデル一つ一つに作り手の思いがたくさん詰まってるんですね。
これもバンクラ。
民族をモチーフにしたものです。
中には火を使って儀式をしているような展示も。
ここまでパンデルを見て、みなさん思ったことはありませんか?
全てのパンデルにこの神樣の像が必ず飾ってありました。
真ん中がドゥルガー女神。
左からガネーシャ、ラクシュミー、ドゥルガー、サラスヴァティー、カーティックです。
よく見ると、ドゥルガー女神の側にはライオンと男の人が、、。
これは、マヒシャースラという神族の王が天界に攻め込み、神々を追放したため、
戦いの神ドゥルガーがマヒシャースラを討伐したという神話を描いたものです。
ちなみにそれぞれの神様は
ガネーシャ・・・・・除災厄除・財運向上、かつ知恵・学問・富の神
ラクシュミー・・・・美・富・豊穣・幸運の神
サラスヴァティー・・芸術・学問の神
ガネーシャは日本でも有名ですね。
インドでもとても人気で、タクシーでよく置物を見かけます。
さてさて、そんなこんなでドゥルガープージャ、なんだか宗教的なお祭りというよりは、
アトラクションを楽しんだ気がします笑
訪れるインド人も、もちろん神々の像を見て写真を撮ったりしますが、
寺院で見るような祈りはなかったように思います。
神々の像を手作りしたり、その周りを囲むものを豪華に作ることが
元々は信仰からくることなのかもしれませんが、今は変わりつつあるのかもしれません。
しかし作られたものを信仰心の表れだと思うか、芸術だと思うかは人それぞれですよね。
そんな意味でヒンドゥー教徒だけではなく色々な人が楽しめるお祭りだなと思います。
ではでは、あと2週間ほどで次のお祭り「カーリープージャ」が始まります。
次はどんな経験ができるのか、とても楽しみです。