カテゴリー:インターン生日記
みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
日本では台風19号が猛威を振るったようですね…。みなさま大丈夫でしたでしょうか?自然災害は本当に怖いですね。
インドは夏と比べると涼しくなりましたが、まだまだ暑い日が続いています。
さて、実は先日から「西ベンガル州ハンセン病コロニーリサーチ」が始まりました!
これは、わぴねすが笹川保健財団から委託される形で実施することになった事業で、西ベンガル州にあるハンセン病コロニーのうち11のコロニーをまわり、全世帯を対象に調査を実施します。
今回は、各家庭の家族構成や収入などの基本情報、ハンセン病罹患歴や後遺症について、昔と現在の差別状況について、などといった項目を調査します。
ハンセン病コロニーの実態を把握し、今後の活動に生かしていくための調査です。
じつは9月に開催されたリサーチキャンプはこの事業の一環で、すでに2つのコロニー、約250世帯に対するリサーチが完了しています!
残る9つのコロニーでの調査を、インターン生の2人と代表理事の梶田(半分くらいの日程に参加)で担当するんです!
というわけで、今回のブログではそのリサーチ初日の様子をお届けしたいと思います!
初日に訪れたのはNabajibanpurコロニー。
規模が大きく約260世帯が暮らすコロニーなので、7日間かけてリサーチを行います。
このコロニーでのノルマは1日40世帯。たった3チームでひたすら調査するので、1チーム13世帯。後半は気が滅入りそうですが頑張ります!(笑)
朝がはやい…。
普段はもっと遅い時間帯に起きているので、まだリサーチが始まったばかりの今、本当に起きるのがツラいです。はやく慣れたいものですね。
さて、朝起きるのが大変だからといってベッドでゴロゴロしているわけにはいきません。
起床してからの30分間で準備や朝ごはんを済ませ、7:00にはオフィスを出ます。
そしてローカル列車に乗って、コロニーの最寄り駅であるバンクラ駅まで50分ほど揺られます。
バンクラ駅は大きな駅なので、たくさんの人がここで列車を降ります。
歩くのが遅いインド人にイライラしつつも駅を出て、通訳をしてくれるインド人(駅近くのホテルに滞在)と合流します。
そこからトゥクトゥクにのって約20分ほどでコロニーです。
大体9時くらいにコロニーに着いて、この日はコロニーリーダーに挨拶に行きました。
自分たちが何者で、何のためにコロニーに来たのかを説明し挨拶を済ませた後、彼の家でチャイをごちそうになりました!
そしていよいよリサーチ開始!
リサーチはたくさんの村人と出会えるし、いろいろな話を聞くことができるので、とても楽しいです!
リサーチが終わった家にはこのようにマークをつけて識別しています。
なんと、リサーチキャンプの最後に開催したカルヤンプールコロニーでのパーティに参加していたというお母さんと子供にも会うことができました!
リサーチ自体は毎日午前中だけか、お昼を過ぎるくらいの時間までで切り上げる予定になっています。
この日はお昼過ぎまでの約2時間半で32世帯への調査をすることができました。初日でスタートが遅かったにしてはいい滑り出し!!
コロニーからまたトゥクトゥクに乗って駅に向かいます。
駅に到着して通訳の人と解散したら、列車に乗って帰宅!と言いたいところでしたが、なんとこの日はその時間帯に列車がない…。
次の列車は15:00過ぎだったので諦めてバススタンドに移動し、そこからバスに乗ってビシュナプールまで帰りました。
や、やっとビシュナプールに着いた…!バスに揺られることなんと1時間半…(泣)
バンクラとビシュナプールの行き来には、快速列車だと20分、ローカル列車だと50分かかります。
バス、圧倒的に時間かかりすぎ…。もはや快速列車がはやすぎるように思えてビックリしますね(笑)
できれば毎日快速列車で帰りたいものです。
オフィスに戻ってきた後は。まずシャワーを浴びます。砂埃やら汗やらでぐちゃぐちゃだからです(笑)
その後は、休憩をしたり、その日に終えたリサーチの集計作業をします。
これがまた地味に大変で時間のかかる作業なんです…。
リサーチに行って、帰ってきて集計をして、寝る。
このリサーチ事業は、12月上旬までの約2か月間実施する予定ですが、大体毎日このようなスケジュールでリサーチをしていくことになります。
これからたくさんのコロニーをまわって、たくさんの人から話を聞けるので、ハンセン病やインドハンセン病コロニーの事情について理解を深められそうでとても楽しみです!
リサーチが進んできたらまた近況報告のブログを書きたいと思うのでお楽しみに!