こんにちは、ゆーきゃんです。
楽しかったマハラシュトラ州への旅も終わり、オフィスに帰ってきました。
ムンバイ滞在最終日に、同じインターン生のやぎちゃんとちょっとしたムンバイ観光に行ってきたのですが、そこで驚いたのは英国風の建物の多さ!
イギリスの植民地となっていた時代に建てられた豪華な建造物が今でもたくさん残っているのです。
さらにムンバイの街にはガラス張りの高層ビルなども立ち並んでいて、カオスさも感じさせます。
今回のブログではそんなムンバイの歴史と街並みについて、私たちが行った観光の話を織り交ぜながら紹介したいと思います!
ムンバイはインドの西海岸に位置しており、デリーと並ぶインド最大の都市です。
ムンバイの歴史は古く、紀元前にまでさかのぼります。時代の変遷とともに数々の王朝がこの地を支配してきました。
1534年にポルトガルがこの地に城砦を築き、「ボンベイ」という名をつけたことから発展が始まります。
「ボンベイ」とはムンバイの旧称で、実は1995年までこの名が使用されていました。
1661年にポルトガルの王女がイギリスのチャールズ2世と結婚した際に、ムンバイは持参金としてイギリスに譲渡されることに。
その後ムンバイはイギリス東インド会社の拠点となり、商業都市として大いに発展します。18世紀末にはインド最大の造船業の街となりました。
そんななかでイギリスは、建築物の建設や鉄道の敷設を盛んに行いました。
そのため、ムンバイには現在でも西洋の雰囲気を感じさせる優美な歴史的建造物が多く残っているのです。
世界遺産となっているチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅や、インド門、タージマハル・ホテルなどはその代表ですね!
多くの観光サイトでも、絶対に行くべき名所として紹介されています。
私たち2人も実際に「インド門」を見てきました!
場所はこちら
インド門を見る前にまず驚いたのが、ものすごい人の量!
外国人もいましたが、インド人も多く訪れていました。
肝心のインド門ですが、遠くから見てもとても大きいことがわかります。
アーチの高さは25.5mもあります!
1911年にイギリス国王ジョージ5世夫妻がこの地を訪れたことを記念して建設され、1924年に完成しました。
インド門の周りには即席プリンターを持ったカメラマンがたくさんいて、「記念写真をとらない?最高にいい写真が撮れるよ!」と声をかけてきました。
ちなみに1枚30ルピーで撮ってくれる模様。12枚セットが定番のようです。
最初は断っていた私たちですが、(あまりにもしつこいので)せっかくだし撮ってもらうことにしました。
その様子がこちら。
変なポーズをさせられがちでした(笑)
さすがに12枚もいらないので1枚だけ購入。
今は大事にオフィスに飾ってあります。
近づいてみると、細かい装飾がとてもきれいでした!
実はインド門の裏手にまわると海が見えます!
遊覧船にも乗れるようで、たくさんの家族連れや友達同士、カップルが利用していました。
実はインド門はムンバイだけでなくデリーにもあるので、ぜひ両方見てみたいですね!
そしてインド門の反対側には「タージマハル・ホテル」があります。
こちらはインドを代表する高級ホテルで、あのタタ・グループの創始者、ジャムシェードジー・タタが建てたものです。
彼が友人とムンバイのとあるホテルに入ろうとしたところ、白人専用であると断られたことがきっかけでこのホテルを作ったというエピソードがあります。
私たちは外観を眺めただけだったのですが、非常に綺麗な建物でした。
ぜひとも宿泊してみたいものです…。
そして、もうひとつ私たちが訪れた場所が「ハッジ・アリー霊廟」です。
場所はこちら
ヒンドゥー教のイメージが強いインドですが、こちらにはイスラム教の聖人が祀られています。
霊廟は小島に建っていますが、島に続く参道は普段は海に沈んでおり、干潮のときにだけたどりつける場所なのだそう。
なんだか神秘的な話ですよね。
私たちは運よくその地に足を踏み入れることができました。
ここもたくさんの人でにぎわっており、美しい霊廟でした。
小島に建っているため廟の周りは海になっています。
建物の裏の岩場にも人がたくさんいて、写真を撮ったり海に入ったりしていました。
広がる海と、その後ろに見える発展したムンバイ市街という風景が何とも言えない感情を掻き立てます。
ハッジ・アリー霊廟は入場料がかからないので、気軽に行けるスポットです。
このように美しい歴史的建造物がたくさんあり、さらには現代的な建物もたくさん建っているムンバイですが、その一方でスラムも点在しています。
高層ビルが立ち並び発展している街にひっそりとたたずむスラム街を見ると、やはり格差というものをありありと感じました。
経済成長を続けるインド。
それを代表する大都市では、華やかな面や現代的な面が見える一方で、暗い側面もいまだ確かに存在しているのだと実感する体験でした。
さて今回はムンバイの街と歴史について紹介してきました。
色々な側面をあわせ持つムンバイの街。ぜひ実際に訪れてその魅力を堪能してみてください!