カテゴリー:NPO法人わぴねす / ワークキャンプ事業部
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こんばんは、かじこです。
ただ今、インド時間21時。
やっと、
やっと、
やっと!!!
オフィスに帰ってくることができました!
また今週日曜日から約1週間、デリーへの出張が決まっていますが、それまではここビシュナプールにいることができそうです。
きのこの育ち具合、ビシュナプールコロニーのみんなに会えることがとても楽しみです。久しぶりに、ぼーっとお気に入りのベンガルドラマを観て、村人と今後の展開をべらべらしゃべってゆっくりしたい…。
11/9に退院してからというもの、合計3か所のコロニーを行ったり来たりし、村長や村人、現地協力団体と打ち合わせをしたり、調査をしたりしていました。
タイミング的には今しかなかったんですが、正直もう少し余裕のある予定で組めばよかったと今後悔しています。
いわゆる疲労困憊と言うやつです。
ああ、入院が響いているんだなきっと…号泣
…何でこんなにひぃこらいってるかと言いますと。
新しい事業やプロジェクトが始動しているからなんです!
出張期間中にあった、
『世にもアホな話』や
『久しぶりにブッチギレた話』
『インドの良さを改めて振り返った話』
『私の憧れの夫婦観』
『大きくないけど、長く、しっかり足を地に着けた活動を続けること』
『コロニー村長の自助組織の危機』
など、小話(ではない話も)沢山あるのですが、
まずは活動のことから、数回の記事に渡ってお知らせしていこうと思っています!
では、まず第一弾。
『新たなコロニーでワークキャンプ始動します!』
現在わぴねすでは、インドウエストベンガル州のビシュナプールコロニーとマニプールコロニーの2ヶ所にて年に2回、ワークキャンプ活動を行っています。ワークキャンプ活動では、当団体に所属する日本の大学生らがコロニーに泊まり込み、2週間程インフラ整備や各コロニーの問題を解決するためのプロジェクトを行います。
こうやって書くとなんだかさらっとしてしまい、大したことが無いように感じられるかもしれませんが、いわゆる、「誰かによって用意された活動」に乗っかればいい活動ではなく、「とりあえず行けば参加した気になれる活動」でもなく、問題発見のリサーチから、プロジェクトの企画運営、実行、振り返り、コロニーの人々との関係づくりまで、全て学生が一から行っています。
こんなことを言ってはなんですが、理事が作った、コロニーのあるべき姿(活動の先にあるゴール)、リサーチ項目、そしてインドという国だからこそ安全対策はもう、とてつもなく、こ・ま・か・い。(そもそもインドハンセン病問題がとても複雑というのが理由としてあるからだとは思いますが)
指導するこちら側もひえ~!となるときがあるくらいですが、それに賛同し、日々悩みながらもミーティングを進め、活動に邁進する学生のみんなには頭が本当に上がりません。
小話の一つとして書く予定の話ではあるんですが、今回の出張中に、「どの団体と一緒に新たなプロジェクトを行うべきか」、を検討する話し合いで、
これまで活動してきたマニプールコロニーの村長に、
『自分の利益ばかり考えるNGOが少なくない中、わぴねすは心から信用できる。やるといったらやってくれるし、嘘偽りがない。私達と対等に話をちゃんとしてくれる。』
という言葉を頂きました。
~マニプール村長と学生キャンパー。2013年活動開始時のワークキャンプ写真~
これは理事一人や二人が数か月コロニーに滞在してももらえる言葉ではないと思っています。
外国人約10人を、数日ではなく、数週間も受け入れるのって、コロニーにとっても大変だと思うんです。
言語、食べ物、安全、体調崩さないか…、文化を押しつけていないか、やんちゃなこどもが迷惑かけていないか…など、学生メンバーのためにコロニー側が気にかけてくれていることって実はたくさんあるはず。きっとキャンプが終わるたびに、学生側も一息、コロニー側もほっと一息ついてると思うんですよね。
それでもなお、こんな言葉をもらえたのは、ひとえに、学生のメンバーの気持ちが伝わっているからだと思っています。
毎回の渡航で、メンバーが変わることがあっても、どの学生メンバーも「支援者」と「被支援者」という関係性を飛び越えた、友達のような、家族のような、コロニーをよくする仲間のような関係を「村人のみんなと」作りたい!「一緒に」コロニーをよくしたい!という気持ちが村長に伝わっているからこそだろうな、と。
~村人と学生メンバーりん。りんは村人が大好きで、活動を続ける~
~ビシュナプールコロニー村長と学生メンバー烈。一緒に寝転がって涼む~
準備も、指導も、他の事業と比べかなり労力がかかり、活動の成果がでるのも遅いワークキャンプ活動ではありますが、やり続けてきて良かったな。
この活動があるから、ほかの事業にも、そして村人の心にも必要な『人との関係性』(誰かを信じたり、受け入れたり、共に頑張ろうと思える関係性。コロニーの人々は差別され軽視されてきた経緯があることから、このような関係性を築くことが苦手だったり、避けていたり、そもそも諦めていることもあったりする。)が築けて、だからこそ成果が出せる。
その結果として、わぴねすの存続意義があるっていえるんだろうな。と感じています。
成果も、少しずつではあるものの、表れてきていますしね。(本当に嬉しい)
これからも『大きくなくとも、地に足がしっかりついた活動』を積み重ねていきたいと思います。
学生のみんな、日々色々あると思うけど、これからも一緒に頑張ろう!
蛇足ではありますが、わぴねすOBOGが気軽に参加できるコロニー訪問渡航を今計画しています。
現在単独駐在している私ですが、
村人から、
〇〇(何年も前に来た学生の名前)は今なにしてる?
□□は元気?
△△は結婚したら奥さん連れて来るって言ってた。まだ来ないけど、結婚まだなの?今もう〇歳くらいだけど大丈夫?苦笑
と訪問するたび何十回も言われるんですよね。
OBOGのみんな、久しぶりに懐かしの村人みんなに会いに行こう!(笑)
コロニーのみんな、首を長くして待ってるよ!
OBOGでなくとも、参加できる形にしたいと思っておりますので興味がある方はご連絡ください!しっかり計画が立ちましたらまた改めて告知させていただきます。
おぉぉ…全くもって、新たに始動するワークキャンプのことから話がそれてしまいました…。
書くと宣言したのに書けていない…。涙
しかしもうかなり長くなってしまっていますので、今日はこれくらいにしておきます。お許しください。
次回こそ、新たに始動したワークキャンプについて書きます!
乞うご期待!(笑)
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