サッチャ@マニプールコロニー

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インドワークキャンプ団体namaste! のメンバーが、現地で村人にインタビューを実施しました!

学生インタビュー編 第4弾をお届けします。

 

【基本情報】

名前:サッチャ・マハト(Satoya Mahato)
出身:Kusumjora Kashifm fuzulia
年齢:70歳
家族:今はマニプールコロニーで1人で暮らしていて、姉がいる。
住んでいるところ:マニプールハンセン病コロニーのOld Age Home(独居老人施設)

 

今回インタビューしたのは、マニプールハンセン病コロニーのOld Age Homeに住むサッチャおばあちゃん。
コロニーを訪れると、笑顔で話しかけてきてくれます!いつも笑顔で、声がとってもかわいらしいです。料理が大好きで、キャンパーに料理器具の使い方などを教えてくれました!

【インタビュー本文】
―こんにちは!インタビューに応じてくれてありがとう!
―今日は日々の暮らしや人生について聞かせてください。

―結婚はしてますか?
うん。でもいつ結婚したかまでは覚えていないね。
夫とはゴリプールホスピタルで出会って結婚したんだ。夫もハンセン病患者で、そこの病院のお医者さんが結婚を手配してくれたんだ。病院を退院した後は、ハンセン病コロニーのカリアンプール村へ行ったよ。その後、夫はパンジャーブに仕事に行くと、私も少し遅れてそこへ行き、数年一緒に暮らしたんだ。事故で夫が足を負傷すると、家に帰ったの。(いつかは分からないけど)夫は心臓病でなくなった。そして8年前にマニプールコロニーに来たよ。

―ここでの生活を楽しんでますか?
ここでの食事や仕事が楽しいよ。普通の生活を楽しんでいるよ。

―好きな料理・食べものはなんですか?
全て、とくに果物が好き。お茶も好き。
(日本から持ってきたお茶をあげたらとても喜んでくれました。)

―そういえば昨日料理しているところを見ましたよ。
料理が好きなんだ。昨日はカレーを作っていたんだ。

―いいですね!今度ぜひ食べたいです!

(インタビュー中の様子)

 

―私たちが来れなかったコロナ禍ではどう過ごしていましたか?
ずっと家にいたよ。家族とは会わなかった。
他の村に住む足の悪い姉とはコロナ禍では会えなかった。

―学校に通っていましたか?
通っていないよ。

―いつハンセン病になったんですか?
子供の時。身体全身に症状が広がったの。私立病院に行ったけれど、薬は効かなかった。
それからゴリプール病院を紹介してもらって治療したの。そこでの治療は効果があったよ。

―もし嫌でなければ、差別についてもう少し聞いてもいいですか?
うん、いいよ。子供の時、村人は私のことを差別した。村の池の水をくませてもらえなかったり、歩いているだけで村を出ていけなどの暴言を吐かれたりしたよ。でも、家族は差別をしなかった。

―それは悲しいですね。ハンセン病にかかったと知った時はどう思ったんですか?
悲しくて泣いたよ。自殺しようと思った。

 

 

―次は、私たちの活動についてお聞きしたいのですが、namaste!の活動で覚えていることはなんですか?
屋根を修理してくれたことと、道路を舗装してくれたことを覚えているよ。

―日本人が来ることについてどう思いますか?
来るのを待っている。日本人が来ると楽しい。

―マニプールコロニーは好きですか?
好きだよ。明日はホーリー祭。
(軽いダンスで喜びを表してくれました!)

(old age homeでキャンパーと交流会(ジジババPJ)をした時の集合写真
右側5番目(筆者の隣)に座っているのがサッチャ)