みなさんお久しぶりです、ゆーきゃんです。
ナーグプルにて結婚式に出席し、オーランガバードという都市を経て今はムンバイにいます。
列車でひたすら長時間移動をした私たちですが、列車に乗るときにいつも買ってしまうのが「チャイ」です。
インドで言うチャイとは、簡単に言ってしまえばミルクティーのこと。マサラ(スパイス)が入っていることもあります。
ちなみにこのページのトップにある写真に写っているのがチャイです。
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
インド人はこのチャイが大好きで、街中や列車の中などいたるところで売られています。
かくいう私もこのチャイが大好きで、列車では何杯も飲んでしまいました(笑)
チャイの歴史は、インドがイギリスの植民地であった頃にさかのぼります。
当時インドではイギリスに出荷するための茶葉が生産されていましたが、良質な茶葉はみなイギリスへと出荷され、インド国内には商品にならないような品質の悪い茶葉しか残りませんでした。
そんな茶葉を使って紅茶を美味しく飲もうとして考え出されたのがチャイだったのです。
今はチャイを買うと小さめの紙コップに注いでくれることが多いのですが、ぜひ飲んでみてほしいのが、昔ながらの素焼きのカップで飲むチャイ。ページトップの写真に写っているのがまさにそれです!
なんだか特別感があってチャイが美味しく感じます。
インドで見かけたらぜひ買って飲んでみてくださいね!
チャイの特徴といえば、なんといっても甘いこと。インド人の作るチャイは大抵激甘です。自分で作ろうと思ってもなかなかあそこまで甘くするのには勇気がいります。
なので、私が自分でいざ作ってみるとあまりインドで飲むチャイの味にならないのが常でした…。
今回結婚式に招待してくださったアモールさんのお宅に1泊泊まらせてもらったのですが、なんとその際アモールさんにチャイの作り方を伝授していただきました!
今日はその作り方をみなさんにもお届けしたいと思います!
*材料
茶葉、水、砂糖、(チャイマサラ)、ミルク
*必要な用具
なべ、茶こし、カップ
チャイを作るために準備するものはこれだけです!シンプルですよね。
*手順
① チャイを飲む人の数を確認する。
はい。これがすごく大事だそうです。
インドでは小さなカップを使ってチャイを飲むことが多いのですが、使う材料の量は、多すぎず少なすぎずジャストな量がいいみたいです。
今回はわかりやすく10人分で計算してみましょう!
10人分の材料は以下の通りになります。
茶葉:スプーン10杯
水:カップ5杯
ミルク:カップ5杯
砂糖:スプーン10杯
非常にわかりやすいですね!
茶葉と砂糖は飲む人数×1スプーン、水とミルクは1:1、あわせて人数×1カップです。
スプーンは普通のティースプーンで大丈夫です。カップは飲むときに使うもので量ります。
にしても、とんでもない量の砂糖ですね(笑)
② 水を入れてなべを火にかける
まずは水の量をはかってなべに入れ、火にかけます。
火加減はあまり気にしていないようで、なべに焦げ付かないように気を付けていれば大丈夫そうな雰囲気でした!(笑)
③ 茶葉を入れる
なべを火にかけたらそこに茶葉を直接投入します。
水が沸騰する前の段階から茶葉を入れて煮だすのが特徴です。
茶葉を入れた後は水が沸騰するまでしばらく待ちます。
④ 沸騰したら砂糖を入れる
水が沸騰して上野写真のようになってから大量の砂糖をぶち込みます。
容赦なく入れてください!ここで躊躇したら最後、本場のチャイの味は再現できません!!
⑤ マサラ(スパイス)を加える
チャイにはスパイスが必要!と思っている方も多いはず。
でも必ずしも入れなければならないわけでもなく、あまり入れすぎるのもダメなのだそうです
飲んだ時にほんのりスパイスが効いているくらいが本場の味ですね!
ちなみにインドでは「チャイマサラ」というものが売っているので、これを入れると楽ちんです!
そのほか、チャイに入れられるマサラとしてはシナモンやジンジャー、カルダモン、クローブなどが定番です。
アモールさんのお宅では、バジルも入っているこちらのマサラを使用していました。
⑥ ミルクを注ぐ
最後の仕上げにミルクを注ぎます。
少し煮立たせたら完成です!
茶こしを使ってカップにチャイを注ぎ、いただきます!
ビスケットを一緒に食べながら飲むと非常に美味しいです!
ちなみにこのチャイの作り方はあくまでも一例で、各家庭によって作り方は様々なものがあります。
いろいろなアレンジを試して、自分にぴったりのチャイを見つけてみるのもいいのではないでしょうか?
自分で作ってみるもよし、インドに来て実際に飲んでみるのもよし。
ぜひチャイを味わってみてくださいね!