みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
つい昨日、9月から続けてきたハンセン病コロニーリサーチ事業が全て終了しました!!!
いやー、長かった…。大変でしたが、いろいろなコロニーを見てまわれてすごく貴重な経験でした!
これから大量の集計作業が待っていることはしばらく忘れておきたいものですね…(笑)
さて、今回の話題は「肥満」です。
インドってベジタリアンが多いし、「行けば痩せる」というイメージも強いのではないでしょうか?
実は、インドは世界で第二位の糖尿病体国です。
国際糖尿病連合によると、なんと中国に次いで7700万人もの糖尿病患者がいるんだとか。
かなり太っている人も多いし、スラっとして見えるのになぜかお腹だけポッコリしている人も多いんです。
なぜインド人には肥満が多いのか、その理由を紹介していきたいと思います。
インド人の食事を見ていると、とにかく炭水化物をたくさん摂っています。
米はもちろん、ナン、チャパティなどなど。
これらの主食と一緒にカレーを食べるのですが、その量が尋常じゃない!
レストランで米をオーダーしても、絶対に1人では食べきれない量が出てきます。
インドのレストランでは店員さんが料理を取り分けてくれることが多いのですが、お皿にも容赦なく盛ってきます。
私たちは「多すぎ!もっと少なくして!!」といつも頼んでいますが、周りのインド人を見ているとペロリと食べている…信じられません。
また、ハンセン病コロニーに住んでいる人々など、貧しい人々の食事を見ていると、お肉などのタンパク質をほとんど摂らずにひたすら米でお腹を満たしています。
このような食事を続けていると、腕や足はガリガリなのにお腹だけがポッコリ出ている体型になってしまいます。
インド人はスパイスなど辛いものが大好きですが、それと同じくらい甘いもの好きです。
みなさんご存知のチャイにも、ビックリするくらいの砂糖が入れられています。
たっぷりの砂糖シロップがかけられた、インドの伝統的なスイーツも街中でたくさん売られています。
私も何度か食べたことがありますが、正直あまり食べたくないと思ってしまうほどの甘さ。
一口噛むとしみ込んだシロップが垂れてきます。
これも平気でペロリなので、インド人ってすごいな…と毎回思ってしまいますね(笑)
インドの食事には、油も大量に使います。
カレーはもちろん油たっぷりですし、インドのファストフード的な立ち位置のサモサ、パコラ、チョップといった食べ物は油で揚げた食べ物です。
炭水化物、砂糖、油というラインナップを見ただけで、「これは太るわ…」と思ってしまいますよね。
食事内容以外にも肥満の要因が。それは、インド人の食習慣にあります。
日本では1日3食が基本ですが、インド人はそれ以上に食事をするんです。
朝食、昼食、夕食に加えて、毎日2回のティータイムがあることが多いです。なかにはそれ以上食べる家庭も。
極めつけなのが、夕食を食べる時間。インド人の夕食の時間は、夜の9時や10時のことが多いんです。
食事の時間が遅いということは、食べてすぐに就寝するということ。これは太りそうだ…!
インドが肥満体国となっている4つの理由を紹介してきました。
その他、グローバル化が進みインドも豊かになるにつれて、ファーストフードを好むインド人も増えています。
さらに、インド人には運動をするという習慣があまりないとも言われています。
いくつもの要因が重なることで、インドは肥満体国になっているんですね…。
にしても、日本人の私たちからすれば「よくこんな食生活を続けられるな…」と思ってしまうような食事ですよね。文化の違いというのは面白いものです。
それでは今回はこのへんで!