カテゴリー:インドあれこれ
こんばんは、かじこです。
最近、当団体サイトのPV数が増えつつあるみたいで、大変嬉しい限りです!
これからも、どうでもいいことからインドでのお役立ち情報、わぴねすの活動についてなどお伝えしていきますのでよろしくお願いします!
飛躍的に発展しつつあるとはいっても、田舎はまだまだなインド。
先週は、カウンターパートナーオフィスの目の前に位置する道路がやっと舗装されるという事で、ひと騒動でした。
出来上がりは、日本人の私からすると、
「がたがたやないかい…!」
という感じではありますが、カウンターパートナーのオルン氏は、
「すごいいいでき!ね?!ね?!いやぁ~すばらしいよ!!!」
と何度もほめたたえておりました。(笑)
…まあ、舗装されたといっても、100M位なんですが。
その先はまだまだ砂で自転車がまともに漕げないような状態なんですが。(笑)
はい、そんな田舎のビシュナプールに、なんと巡回サーカスがやってまいりました!
数年に一度は来るという巡回サーカス。
今回はオリンピックサーカスというとてつもなく立派な名前のサーカス団です!(笑)
地域のそこここにこんなビビッドカラーのチラシが貼られ、
インコに目がない私は、さっそく飛びつき、友達のスボと学生キャンパーを誘って喜び勇んで観に行ったのでした。(笑)
昼、夕方、夜の計三回のショーの内、夜の部に行ってきました。
平日の、小雨が降っていたからなのか、お客さんはかなりまばら。
ちなみに値段は席によって50、80、100ルピーの三種類。想像以上に安い。安すぎる!これで経営していけるの?という安さです。
もちろん100ルピーの一番良い席をゲットしました。(笑)
あまり写真を撮っていけない決まりだったため、写真が少ないのですが、こんな感じで約2時間。
インコの登場です!(笑)
ちいさい!遠い!!最前列とは思えない小ささ!(笑)
でも、とてもかわいらしかったです。
その他に馬や犬も登場しました!
ちなみにインドでは以前ライオンが観客に咬みつき、死亡した事件が発生した為、ライオンなど猛獣の登壇は法律で禁止されているようでした。
鍛え抜かれた体やすばらしい内容に、終始目を輝かせていたわけですが、
なんといっても、見どころは全てがマニュアル(手動)のところ!
人がロープに吊られて天井高く昇っていく時も、サーカス団男性陣が掛け声をかけて、ステージのそばでロープを引っ張る引っ張る(笑)
丸見えだし、もう掛け声が面白くて…。
設備も施設自体も、機械化は全くされておらず、手作り感あふれていました(笑)
そんなところにも、なぜか愛着がわいてしまいました。
…とまあ、とても楽しく過ごした一夜だったのですが、
帰宅後、家でサーカスについて調べていると
移動サーカスに登場する動物は、
移動や訓練、ショーにおいて日々消耗しており、
満足な食べ物を与えられなかったり、
鞭で何度も打たれたりと、
大変な環境で生きることを強いられているという事を知りました。
動物だけでなく、サーカス団の人員も、売られてきた子供や貧しい子供を連れてきて働かせていたり、ドラッグやアルコールの中毒者もいるという記事もあったりして…。
今活動しているハンセン病コロニーにも、元サーカス団の人がいるな…なんて思い返したり。
今回の私がそうであったように、サーカスは、大人も子供もわくわくさせる力、夢を与える力があると思います。
でもその素晴らしいショーの裏で、人や生き物を酷使し、生き物というよりも、まるで道具のように扱われているといっても過言ではない状況があることを、私たちは知っていなければならないと強く思いました。
人を殺してしまったライオンも、もしかしたら、過度のストレスによる凶暴化が原因だったのかもしれません。世界の他のサーカス団でも類似の事件が起きているようでした。
この状況を変えるには、満足な衣食住のために、サーカス観覧代の底上げや、移動しない形でも運営していける状態が必要なのかもしれません。
でもそれができないから、食べていけなくなるからあの観覧代、移動サーカスなわけで。だったらいっそのこと、ある程度厳しい法律を設けて、その基準に満たないサーカス団は解散したほうがいいのかもしれません。
…難しい問題です。
最終的に行き着いた私の答えは、『どこでもドア』が早く発明されないかな…
そうすれば移動にかかる労力と移動費が少なくとも浮いて動物やスタッフの人達にかかる負担も減るのに…
というばかげたことでした。泣
今回の件で、興味を持ったサーカス団の抱える問題ですが、これからも、個人的に調べ続けたいと思っています。
もしもサーカスが抱える問題についてご存知の方がいらっしゃったら、ぜひお教えいただければ幸いです。
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