インドハンセン病コロニーに、日本人学生が年に2回、2週間ほど泊まり込み、井戸の建設や家屋の修繕などのインフラ整備を中心とした活動を行っています。
キノコ栽培事業やマイクロファイナンス事業を通じて、コロニーの人達が物乞いをせずに自立した生活が送れるようになることを目指しています。
日本のハンセン病療養所訪問、小中学校でのハンセン病問題啓発教育、大学などを通して若者たちがハンセン病問題と触れ合う様々な機会を設け、将来を担う若者たちに、人が心豊かに生きるために必要な尊厳を尊ぶことや人が人を互いに想い遣ることの大切さを教えます。
私たちの理念《すべての人々がいきいきわくわく暮らすことのできる社会の創造》とは一人ひとりが、互いに向き合う社会
一人ひとりが、認め合う社会
つまり、一人では生きることのできない私たち人間が、互いに向き合い、認め合うことによって得られる『人として生きることの喜び』を誰しもが享受できる社会、だと私は思っています。
インドのハンセン病コロニーで活動中、こんなことをチョンチョンという村人に言われました。
“今までコロニーには人が寄り付くことはなかった。
そんな中、君たちが来た。最初はどんな奴らが来たんだと思った。
またどうせ、上から目線で支援してあげるよと言って、まともに目も合わせない、関わり合いを持とうとしない奴らかと思った。
でも君たちは、俺らと一緒に地べたに座って飯を食い、一緒に笑い、水浴びだって一緒にする。
俺たちは今まで散々嫌われてきたのに君たちは気にしない。変な感じだった。
でも、嬉しかった。あのコロニーのやつ、じゃなくて、チョンチョンと呼ばれることが嬉しかった。
だから、君たちが何度も会いに来てくれて、一緒に村のことを考えてくれることが本当に嬉しい。
何もしなくてもいいから、またいつでも会いに来てくれよ。”
私たちは彼らを、大切な友達であり、いきいきわくわく生きることのできる社会を創る仲間だと考えています。また、彼らも私たちを、いわゆる支援者ではなく、『一緒に』夢に向かって活動する仲間だと考えてくれています。
そして、これこそが本当の意味での、向き合い、認め合い、『人として生きる喜び』を与え合うということだと考えています。
これからも私たちは、関わるすべての人、一人ひとりを大切にしながら活動を続けます。
世界中のあらゆる人がいきいきわくわく生きることのできる社会を目指して。