みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
もうすぐ大ちゃん(理事・檜山)が日本に帰国してしまうので寂しさを感じています。今日はお別れパーティを開く予定です。
さて、このころインターン生が中心となって進めているハンセン病コロニーリサーチ事業ですが、先日また新たなコロニーを訪問してきました!
名前はTantigeriaコロニー。
今までは私たちのオフィスから列車で通える範囲のバンクラという地域にあるコロニーでリサーチをしていましたが、このコロニーからはミドナプールという少し離れた地域です!
そのため、コロニーの近くにあるホテルに泊まってコロニーに通いました。
ちなみにホテルはお湯が出なかったので毎日冷水シャワー。
インドも最近は冬に向けて涼しくなってきているため激寒でした…。
ホテルの近くには美味しくて安いレストランがたくさんありました!ビシュナプールとは大違い…(泣)
元々は、Tantigeriaコロニーは44世帯しか住んでいないため2日間で完了させられる見込みでコロニーに行ってみると…。
ん?なんか意外とコロニー大きくない…?家もたくさんあるぞ…?
コロニーリーダーに挨拶を済ませ、近くにいた村人に「このコロニーには家は何軒あるの?」と聞いてみると…
「80軒はあると思うよ!」
ほとんど倍じゃん?!?!?!?!
たった2日間で80軒…。いつも2チームに分かれてやっているので、最低でも1日1チーム20軒…。
ということで急いでリサーチ開始。これまでは1日3~4時間だけリサーチをしていましたが、それでは間に合わないと判断し、朝と夜に分けて6時間くらいリサーチをしました。
リサーチで分かったこのコロニーの興味深い点は、政府から色々な施設を建ててもらっているところ。
はじめてコロニーに行った時に、入り口に公共トイレがあってとてもビックリしました。(今までリサーチしたコロニーで公共のトイレがあるコロニーは初めてでした)
話を聞いてみると、政府によって建てられたトイレが8つもあるそう。
他にも、コロニー設立時に政府から家をたくさん建ててもらっていたり、コロニー内の排水設備(これもないコロニーが多い)を作ってもらっていたりしました。
もうひとつ驚いたのが、コロニーに住む大人たちで教育を全く受けていない人が多いこと。
ハンセン病コロニーに住んでいる人で、学校を途中で退学してしまう人が多いのは事実ですが、このコロニーではかなり多くの人が退学どころか全く学校に通っていなかったのです。
そのためか、あまりきちんとした職に就いている人は少なく、近くの村の家でメイドをしたり、日雇い労働をして生計を立てている人が大半でした。
教育はやはり大事ですね。
そんなこんなで、初日の成果は2チームで53軒。過去最高記録更新でした!(笑)
次の日は30軒のリサーチをこなし、この2日間で完了したリサーチは83軒。
しかしなんと、まだ残りがあるんです…(泣)おそらく全部で100世帯いかないくらいではないでしょうか。予想外すぎる…。
そんな波乱を呼んだTantigeriaコロニーでのリサーチでしたが、嬉しいことも!
私たちが活動しているマニプールコロニーやビシュナプールコロニーに住んでいる村人が、Tantigeriaコロニーに遊びに来ていたんです!10人以上の知り合いに会うことができました!
最近はビシュナプールコロニーに行くことができていないので、かなり久々にみんなに会えてとても嬉しかったです!!
これで、調査対象の11コロニーのうち、半数近い5コロニーでのリサーチが(ほぼ)完了したことになります!
それぞれのコロニーごとに特徴があって、毎回新しい発見があるので、リサーチをしていてとても面白いです!
まだまだリサーチ事業は続くので、これからも頑張っていきます!!!