カテゴリー:インドあれこれ
みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。なんだか最近は肌寒い日が多い気がしますね。
8月にはまたインドに帰ることを考えると、やっていけるのか少し心配になります(笑)
さて、今回の話題は「インドの経済」です!
「インドって今、経済成長がすごいんでしょ?」というなんとなくのイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
実際、インド経済の動向は世界でも非常に注目されています。
その経済成長は一体如何ほどなのか、また、今後どうなっていくのかなどをまとめてみました!
国連の統計によると、2017年のインドの名目GDPはおよそ2.6兆円となっています。
これは世界大7位の金額であり、農業、製造業、建設業、小売・卸売・飲食・宿泊、運輸・通信という5分野を見ても、全てにおいて世界10位以内に入っています。
特に農業分野においては、中国に次ぐ2位になっているんです!
しかし、単純な金額だけで考えると、インドのGDPは中国の2割程度、アメリカの1割程度でしかありません。
では、なぜ今インド経済が注目を集めているのでしょうか?
インド経済が注目されているわけは、その経済成長率にあります。
近年インドは経済成長を続けており、IMFによると、2018年のインドの実質経済成長率は7.05%でした。
日本の高度経済成長期の実質経済成長率は10%前後だったので、それに近いくらいの経済成長ということですね!
ちなみに2018年の日本の実質経済成長率は0.81%でした。
そして、気になるのが中国。
中国の2018年の実質経済成長率は6.57%でした。
これまで著しい経済成長を遂げていた中国ですが、最近はその勢いにも陰りが見え始め、今後の経済成長は徐々に減速していくとみられています。
2020年にかけてのインドの実質経済成長率は7.7%と予想されており、中国と比べても成長が続くことが見込めるということですね。
インドは今後も経済成長を続ける見込みで、世界からもその動向が注目されていますが、その成長を支えている要素は一体何なのでしょうか?
そのひとつとして、人口の増加に伴って中間層・富裕層にあたる人々が増加していることが挙げられます。
そこが巨大な市場となることによって、消費が拡大していくとみられ、それが経済成長を加速させていくと考えられるのです。
さらにインド国内のインフラ整備への投資も進んでおり、インフラの改善によって、生産・流通の効率が高まることが予想されます。
これも経済成長の底上げにつながるといえますね。
このように、今後も成長が見込まれるインド経済は今世界から注目を集めています。
しかし一方で、インド経済は2018年末を境に公的支出と消費支出がともに大きく落ち込んでおり、実質経済成長率も減速しているという事実もあります。
これに関しては、政府がこれまでに実施してきた金融の透明化や消費拡大に向けた施策の浸透がいまだ途上にあるための一時的なものだという見方もされており、今後これらの施策の効果がどう出てくるかがカギとなりそうです。
世界経済にも大きくかかわってくるであろうインド経済の今後から目が離せませんね!
ちなみにコチラのブログにモディ政権の政策についてまとめた部分があるので、コチラもあわせて読んでみるとどんな経済政策がとられてきたのかがわかると思います!。
それでは今回はこのへんで!
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