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みなさんこんにちは、ゆーきゃんです。
先日までは実家でゆっくりしていたのですが、今は大学のほうに戻ってきているので久々に友人に会えて嬉しい毎日です。
実は数日前に焼肉に行って、牛肉、豚肉、鶏肉、全て美味しくいただいてきました!(笑)
日本では当たり前にこれらのお肉を食べていますが、実はインドではちょっと事情が違っているんです!
ということで今回のブログでは、インドのお肉事情を紹介します!
インドの料理屋さんのメニューでよく見かけるのは「チキン」と「マトン」です。
チキンは言わずもがな鶏肉のこと。
日本ではマトンというと羊肉のことを指しますが、インドではそれに加え「山羊肉」のこともマトンと呼んでいるんです。
山羊肉は日本ではあまり一般的ではありませんが、インドではごく普通に食べられている食材です。
私たちが活動をしているコロニーにも、鶏や山羊を家畜として飼っている人がいます。
ちなみにインドの田舎の方では、その場で鶏を捌いて販売している露店をよく見かけます。
捌きたてを買えるのでむしろ新鮮と言えるかもしれませんが、さすがに怖くてまだ手を出したことはありません…(笑)
インドはその国民の大半がヒンドゥー教徒です。
実はヒンドゥー教では牛は神聖な生き物とされており、殺したりお肉を食べたりしてはいけないことになっています。
そのため、インド人は基本的に牛肉を食べません。
(実は古代には牛を食べていた時期もあったようです。)
そんなインドでは街中でよく牛を見かけます。
道路の真ん中を牛が歩いている…!なんてことも。
インドでは、車がクラクションを鳴らしまくったり強引に前に出ようとしたりするのはもはやおなじみの光景ですが、牛が道路を歩いているときには、速度を落としてクラクションも鳴らさずによけて走っていました。
ここからもインドでは牛を神聖な生き物として扱っていることがよくわかりますね。
イスラム教において豚肉を食べることが禁止されているのは有名ですが、実はインドでは豚肉を食べることが禁止されているわけではありません。
にもかかわらず、インドでは「豚肉は食べない」という人も多いんです。
それはなぜかというと、ズバリ「汚いから」だと言われています。
確かに、コロニーにいる豚やオフィスの近くにいる豚を見てみると、人間の食べ残しからゴミ、さらには排泄物に至るまでなんでも食べているし、泥まみれになっている姿もよく見かけます。
インドでは「不浄」という概念が社会に根付いているため、このような一面を持つ豚を食べるのはあまり良くないことだ、という意識が働くのかもしれませんね。
牛肉よりはお店で見かける頻度は高い気がしますが、周りのインド人もあまり豚肉を食べているイメージはないです。
今まで紹介してきたように、インドでは牛肉と豚肉はあまり食べられていないので、私たちもほとんど食べることはありません。
そのため、私たちが食べているお肉もインド人と変わらずチキンかマトンばかりです。
しかし、先ほどチラッと書きましたが、田舎のほうでは露店で捌いた鶏肉などを売っているお店ばかり。
もちろん買おうと思えば買えるのですが、それを食べるとなるとお腹を壊さないかが心配になってしまいます(笑)
都会の方ではスーパーマーケットなどで冷凍のお肉が売っていたりしますが、私たちの住んでいるビシュナプールにそんなものはない(泣)
そのため、必然的に普段は野菜中心でお肉を食べない生活をしています…。
その反動で、コルカタなどに行った際にはこれでもかというくらいチキンを食べまくっています(笑)
今回はインドのお肉事情について紹介してきました。
日本とは違って牛肉と豚肉を食べる習慣のないインド。
インド人の前で「牛も豚も普通に食べるよ!」と公言すると嫌な顔をされたり微妙な雰囲気になったりすることもあるようなので、あまり大っぴらにしすぎないほうが身のためかもしれません。
逆に日本ではなかなか食べない山羊肉が手軽に食べられるので、インドに来た際にはマトン系のもの(マトンカレーなどがオーソドックスです)を食べてみるのもいいかもしれません!
文化が違えば食習慣も違っていて、非常に面白いですね!