歯磨きプロジェクト!着々と準備が進んでいます!やぎ(インドインターン日記 vol.70)

カテゴリー:インターン生日記 / マニプールハンセン病コロニー

 

こんにちは、やぎです。

日本に帰ってきたら風邪をひいてしまい、現在声が全くでません、、。

絞り出そうとするとアシカのような声が出ます(笑)

 

 

さてさて、実は先日、この夏のキャンプにて実施する「歯磨きプロジェクト」に向けての事前研修を受けてきました!

 

 

歯磨きプロジェクトに関してはこちら↓

歯磨きプロジェクト発足!村人と一緒に歯を綺麗にしよう! やぎ(インドインターン日記 vol.65)

 

 

今回、梅本記念歯科基金の梅本理事長や、基金に参加している歯医者の先生方、

アジア・コミュニティ・トラストの鈴木さんのご協力の下、サンスターの歯科衛生士である鷲嵐さんにご指導いただきました。

 

まずは梅本理事長から「梅本記念歯科奉仕団」の歴史についてお話をいただきました。

 

梅本記念歯科奉仕団は、1950年より日本の療養所から当時はアメリカの領土であった沖縄、インド・タイ・韓国・ベトナム・フィリピン・ラオスと今日まで活動を拡大してきました。

 

当初は慰問が主な活動でしたが、1960年からは歯科診療団の派遣を開始しました。

 

実はこれらの説明の中で、インドにはアグラ(タージマハルがあるところ)に「インド救ライセンター」があることを私は初めて知りました!

 

ぜひ次の渡航の際には行ってみたいと思います!

 

 

 

 

次に「歯磨きの意義について」というテーマで歯磨きと虫歯・歯周病・歯垢の関係性やそれらがどのような工程でできるのかを学びました。

 

「歯磨きをしないと虫歯ができる、歯が悪くなる」とぼんやりと思っていた私でしたが、この研修でそのプロセスがどのようなものなのかがわかりました!!

 

特に、歯垢がただの細胞の重なり合いではなく、水や栄養分の供給や、代謝産物を排泄するような生態系を構成していることには本当に驚きました!!!

 

口の中にもある意味社会が広がっていると思うと非常に興味深かったです。

 

また、歯周病や虫歯によって人が死ぬ可能性があることもわかりました。

 

 

 

「ただの虫歯・歯周病」なんて思っちゃいけませんね。

 

歯周病によって、細菌性心内膜症にかかったり、老人性肺炎にかかったり、、、

 

一見歯とは関係がなさそうな病気にもかかるリスクがあるんです。

 

恐ろしい、、。

 

 

 

 

さて、このような講義の後は、実践講義です。

 

歯科衛生士のわしずさんに、幼稚園くらいの子供達への歯磨き講座のやり方を教わりました。

 

 

ワシズさんのやり方を見た後に、実践するキャンパー

 

 

子供達の集中力を歯磨きに保つための工夫や、わかりやすい教え方など、たくさん教えていただきました!

 

 

 

 

また正しい歯の磨き方・仕上げ磨きのやり方も教えていただきました。

 

このような研修の中で、インドでどうやったらこの学びが活かせるか、悩みがたくさん出てきましたが、先生方が本当に親身になって回答してくださいました。

 

例えば、

Q.1

「マニプールコロニーの回復者のおじいちゃんおばあちゃんはほとんど歯がありません。

 そんなご老人方には口内にどんなリスクがあって、どのように対処すればいいかわかりません。」

 

A.1

「歯がいっぽんでも残っているのであれば、それを守ったほうがいい

 歯が少なくなると、それによって残った歯も傾くし、咀嚼効率が下がる。

 また、歯がなくても口内ケアができる。舌苔を取ることや、マッサージ、

 口の中に挟まった食べカスの掃除など。これらをすると、

 口内を清潔に保つことができるし、唾液の分泌を促進できて、(老人性)肺炎の予防にもなる」

 

 

 

Q.2

「親が子供の歯磨きまで気をかけることができるか心配。

 そもそも村人たちが歯磨きの習慣をきちんと身につけられるかも不安。」

 

A.2

「歯磨きをしないことで、歯周病・虫歯になるリスクが高くなる。

 そうすると、様々な病気になるリスクも高くなる。写真を使うなどして、

 そのことが身近に感じられるように伝えられたらいいんじゃないかな。」

 

 

 

この夏のキャンプはもちろんですが、村内の学校の先生や孤児院・ホステルの先生に正しい歯磨き・歯周病の恐ろしさを伝えることで、この活動を私たちがいなくても続けていくことができるよう、頑張っていきたいと思います!!

 

夏の報告も是非楽しみにしていてください!

 

 

では、また〜!

 

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