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こんにちは、ゆーきゃんです。
出張から帰ってきてからコロニーに行く機会が多く、村人と会えるのが嬉しい限りです。
今回は「インドで使用されている言語」について紹介したいと思います。
前のブログでインドはとても広い国であるということを紹介したことがありますが、その広さゆえに地域ごとに実に多様な言葉が話されているのです!
その数について私も調べてみましたが、方言も合わせると2000種類にものぼるそうなんです!(諸説ありました)
そのため、異なる出身のインド人同士では意思疎通ができない、なんていうこともあるそう…。
日本には方言はあれど元の言語は一緒なので、さすがに全く意思疎通ができないということはまずないですよね。
そんなインドでは、15種類もの言語が紙幣に印刷されています。
どこに書いてあるかわかりますか…?
正解はココです!
ここからも、インドにはいかに多くの言語があるのかが読み取れますね。
インドでたくさん話されている言語のうち、国の公用語となっているのは「ヒンディー語」です。
話者人口が約5億人と最も多く、主にインドの北部や中部にかけて話されている言語です。
デーヴァナーガリー文字で表記されます。
また、準公用語として英語が使われています。
インドでは高等教育に英語が使われているので、教育を受けた人は流ちょうに英語を話すことができ、私たちもよく列車で話しかけられたりします。
街を歩いていても、(特に都会は)現地の言葉だけでなく英語の表記をよく見かけます。
この2つの他に、22の指定言語が憲法で定められています。
これらの言語の多くが各地で州の公用語として指定されるなど、公的な位置づけを得ていることが多いです。
(インドでは国の公用語の他に、各州でも異なる公用語が設定されています。)
その22の言語一覧がこちら。
アッサム語、ベンガル語、ボド語、ドーグリー語、グジャラート語、ヒンディー語、カンナダ語、カシミール語、コーンカニー語、マイティリー語、マラヤーラム語、マニプル語、マラーティー語、ネパール語、オリヤー語、パンジャーブ語、サンスクリット語、サンタル語、シンド語、タミル語、テルグ語、ウルドゥー語
並べてみると圧巻の多さです!(笑)
みなさんはいくつ聞いたことがありますか?
正直インドで暮らしている私ですが、まったく知らないものもあります…。
これでも話されている言語のうちの一部なので、あらためてインドという国の広さと多様さに驚かされますね!
またヒンディー語とウルドゥー語は、話し言葉はほぼ一緒ですが使用する文字が違います。
先ほど紹介したようにヒンディー語はデーヴァナーガリー文字で表記され、ウルドゥー語はアラビア文字で表記されます。
また、使われる単語にも若干の違いがあるようです。面白いですよね!
私たちが活動をしている西ベンガル州では、ベンガル語と英語が公用語になっています。
ベンガル語は、バングラデシュ・インド西ベンガル州とその周辺で話されている言語です。ベンガル文字で表記されます。
実は、インド国内でのベンガル語話者人口は8000万人を超えており、ヒンディー語の次に話者が多い言語になっています!
とはいえ、私はベンガル語が少しわかるだけでヒンディー語はさっぱりなのですが、列車の中で話すインド人からは「ヒンディー語を勉強したほうがいいよ!」といわれるので、やはりインドではヒンディー語が通じる割合が高いのでしょう。
インドでは多種多様な言語が使用されていることを紹介してきましたが、最後にヒンディー語とベンガル語の簡単な挨拶表現を紹介したいと思います!
左がヒンディー語、右がベンガル語です。
*こんにちは
ナマステ / ノモシュカール
*お元気ですか?
キャー ハール ハェ? / ケモン アチェン?(バロ アチェン?)
*元気です
マェン ティーク フーン / バロ アチ
*私の名前は〇〇です
メーラー ナーム 〇〇 ハェ / アマール ナーム 〇〇
*あなたの名前は何ですか?
アプカ ナーム キャ ヘ? / アプナル ナーム キー?
*ありがとう
ダンニャバード / ドンノバード
※どちらもあらたまった表現なので、日常では ”Thank you.” を使うことが多い。
以上、インドで話されている言語の紹介と、メジャーな言語であるヒンディー語とベンガル語の挨拶表現の紹介でした!
ぜひ広大なインドを旅して、いろいろな言語に触れてみたいですね!