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こんにちは、ゆーきゃんです。
インドでは暑い日が続いておりエアコンが恋しい毎日です。
さて今日は、就労支援事業部の最近の動きについてお伝えしたいと思います!
実は、梅本記念アジア歯科基金様の助成を受け、昨年11月にビシュナプールハンセン病コロニーにて「TOTOレンタル事業」が始動いたしました!
TOTOとは3輪電気自動車のことで、インドでは短距離移動用のタクシーとして最近よく使用されており、私たちもよく利用する乗り物です。
なんとこのTOTO、スリムな見た目ですが運転手を含めて9人も乗車可能!運転も難しくなく、電気で走るため環境にもやさしいという非常に優れた乗り物なのです。
「TOTOレンタル事業」はこのTOTOをコロニーの人々へレンタルし、ドライバーとして働いてもらうといった内容の事業です。
コロニーの人々と何度もミーティングを重ね、紆余曲折を経て事業開始にこぎつけました。
コロニーではもともとサイクルリキシャ―(自転車で引っ張る人力車)引きとして生計を立てている人が何人かいたのですが、その収入は限られたもので安定しませんでした。(1日200円ほど)
この事業の開始以降、平均でこれまでの3~4倍以上の収入を得られるようになっており、プ―ジャ(お祭り)の日などは1日で2000ルピー(3200円くらい)稼ぐこともあるそう!
ちなみにコロニーの人々の平均月収は1世帯当たり3000円ほどだったので、プージャの時には以前の月収を1日で稼ぐ計算になります。
現在は7名の村人に対しTOTOのレンタルを行っています。
みんな朝から晩まで一生懸命仕事をしているようで、駅近くのマーケットなどでもTOTOを運転してお客さんを乗せているコロニーの人を見かけます。
私も何度かコロニーの人が運転するTOTOに乗せてもらったことがあるのですが、安全運転で乗り心地がよかったです!
しかしやっぱりインド人。借り物にもかかわらずレンタルを開始してすぐにインド人仕様にカスタマイズされていました(笑)
商売道具なので、愛着を持ちつつ大切に使っていってもらいたいものです。
そしてこの事業にはもうひとつ特徴が。
TOTOを「レンタル」という形で村人に提供しているため、村人は基本的に週に1回レンタル代を払っているのです。
このようにして回収したレンタル代は、他の就労支援事業に使用する予定になっています。
つまり、この「TOTOレンタル事業」によって、ビシュナプールコロニーの人々が今までより安定した収入を得ることができるだけでなく、彼らが働くことで他のコロニーの人々の支援にもつながるのという仕組みなのです!
ひとつの村からまた別の村へ、ひとつの事業がまた次の事業へとつながっていく。
そんな継続的な就労支援ができるよう、今後も尽力していきたいと思っております。
さらに、2019年度はマニプールハンセン病コロニーにおいても同様の事業を展開していく予定です。
2村で展開していくこの「TOTOレンタル事業」、今後もこのブログで様子をお伝えしていきたいと思いますので、続報をお楽しみに!
大幅な収入アップを達成しているTOTO事業の近況についてはコチラから↓
具体的にTOTO事業ではどんなことをしているのか、気になる方は檜山が書いたこちらのブログをチェック↓
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