カテゴリー:インドあれこれ
こんにちは、かじこです。
退院して数日が経ちましたが、無事にビシュナプールに戻ってきております。
先週末もそうでしたが、今週来週と、またウェストベンガル州の色んなコロニーに行って話し合いをしなければならないのですが、今から楽しみです。今とてつもなく忙しいので、また体調を崩さないように、とにかくもりもり食べようと思っています!
(インド料理しかありませんが、それでも…!)
えーさて、今回と次回は、【インド私立病院での入院体験談】を書こうと思います。
今回はまずその①。
以前にもちょろっと書きましたが、インドの公立病院は、基本的に診察料がタダです。検査などにはちょっとお金がかかることもありますが、薬代だけ握りしめていけば、基本的に問題ありません。
私も、ストレスと暑さで体のいろんなところにできた湿疹が酷くなりすぎて、一度だけ行ったことがありますが、めっちゃくっちゃ、混みあっていました…。
入院施設は、まるで難民キャンプの医療施設のような印象を受けました。
衛生的とは、言い難いような状況、と考えてもらえればと思います。入院するにはかなり待たなければいけなく、またこのような昔からある公立病院では重い病気はほぼ治療できないそうです。
ただ、ウエストベンガル州についていえば、近頃大体の病気の治療ができるいわゆる総合病院を田舎都会のそこここに建設する動きもありまして、ここビシュナプールにも一つ立派な病院が数ヶ月前に建てられました。
ただ、まだ必要なスタッフや医師が揃っていなかったり、入院するにもかなり待たされる(少なくとも数カ月単位)ということで、本当の意味で広く市民のためになる体制はまだ整っていないようです。
~新しくできた公立病院~
今回私が入院したのは、長い歴史をもつ私立の総合病院でした。
インドの私立病院は、お金を持っている人しか受診できない、逆に言えばお金さえあれば治療を受けられるところです。近年は医療保険会社がどんどん出来上がってきていて、それを利用して私立病院にかかる人も多いです。(ちなみに私も海外駐在保険で受診しました)
お金持ちが多いからか、患者さんは基本的に体の大きな人が多いのも特徴です。苦笑
施設内はエアコンが(既に季節は秋なのに)ガンガンかかっており、いつ行ってもとてつもなく寒いです。
入院施設もグレードがかなり細かく設定されており、
大部屋、
個室、
リッチな個室、
スーパーリッチな個室、
と様々です。
私は今回、空きが他になかったとのことで、「リッチな個室」にて療養を受けることになりました。
日本の病院の個室よりも、ずっと高級感溢れてますよね…!
トイレも、シャワーも、洗面台も個室に付いてます!しかも無駄に広いです。
ちなみにお値段1泊11,000ルピー(2万円位)!
たかい!!!
田舎で20年以上も教師をされている方の月の給料が40,000ルピーであることを考えると、相当のお値段です。
(普通の個室も見たことがあるのですが、装飾と部屋の大きさにちょっとした差があるくらいで、大してそんな違いは見受けられませんでした)
大きなソファでは付き添い人が宿泊できるようになっています。
大部屋の場合は、訪問時間が決まっているため、お見舞いの人は時間になるともれなく追い出されます。
ちなみに、大部屋に入院せざるを得なくなったメンバーの看病をした事があるのですが、入院者も訪問者もガンガン携帯で喋りまくります。
比較的元気な入院者は、入院して暇なんでしょうね、ずーっと電話で話をしていて、大部屋はまったく気が休まず、日本人にとっては気が休まらない環境だなと感じました。
あれでは治る病気も治りません。
外国人だからと、好機の目にもされされますし、本当に!やかましいです!
だから、インドで入院する時は、個室を強くおすすめします。
だいぶ手が疲れてまいりました…。
次回は「かじこ点滴に苦しむの巻」です。
お楽しみに!