こんにちは、副代表理事のあきです。
今日は、8月24日に北名古屋市立五条小学校で行われた小学校啓発教育プロジェクトについてご報告させていただきます。
今回は、小学校啓発プロジェクト第二弾!!!とうとう、好評につき、二回目のオファーがきてしまいました!(非常にテンションが上がっております!!笑)
おさらいしておくと、小学校啓発教育プロジェクトとは、ハンセン病問題を学ぶことを通じて、病気や身体的な障がいを理由に差別やいじめをすることはいけないことだと小学生に感じてもらうことを目的としたものです。
教育事業部とワークキャンプ事業部名古屋支部の共同プロジェクトとして行っています。(詳細は前回ブログをご覧ください~!)
今回も、NPO法人ボランティーチャーの代表である後田さんからオファーをいただき、北名古屋市立五条小学校の『放課後スクール』で、2時間半の授業を行ってきました。
今回の名古屋支部の参加学生メンバーは、ワークキャンプ開催期間中と重なったこともあり、支部長の川原脩汰くんのみで、私と2人、二人三脚で打ち合わせ&準備がスタートしました。
内容は前回と変わらず、以下の内容に決定しました。
【ハンセン病啓発教育授業スペシャルコンテンツbyわぴねす】
①イントロダクションⅠ-私たちが伝えたいこと-
②イントロダクションⅡ-私たちの自己紹介-
③インドについて(クイズで知ろう!!)
④ハンセン病について(クイズで知ろう!!)
⑤私たちの活動ムービー上映
⑥私たちの活動について
⑦あなたたちにできること(一緒に考えよう!!)
脩汰くんと私で、担当を振り直して、さて、いざ、練習しましょうか!
となったけれど、
脩汰くん、顔が強張っている…!!!
どうした、脩汰!!!!
でも、まあ、無理もないかなと。
というのも、前回の小学校プロジェクトでは、脩汰くんは「インドクイズ」の箇所を担当していたのだけれど、そもそも、脩汰くんはその日、大学のゼミが夕方からあって、「自己紹介」と「インドクイズ」を終えたら、駅までダッシュする予定だったのです。
…にも関わらず、諸事情により開始時間が1時間も遅れて、脩汰くんはプロジェクターをセットして、本当にただ、プロジェクターをセットしただけで、駅までダッシュすることになってしまったのです。
私は、あの悲しげな脩汰くんの後ろ姿は今でも忘れられません。
ということで、
脩汰くんは、実質、今回が初めての小学生たちの前での授業ということなので、そりゃ、緊張もするわけで…。
よっしゃ、脩汰、私が支えてあげるから、緊張すんな!!
と、持ち前の姉御肌を発揮して、脩汰を鼓舞しながら練習をして、
そして、本番当日を迎えました。
第二回目のプロジェクト実施は、北名古屋市立五条小学校で行われました。五条小学校の最寄りの徳重駅に降り立った私たち2人は、いざ、グーグルマップを開いて歩き始めました。
グーグル先生は、徒歩19分を示していました。最初は、これから始まる小学校プロジェクトについて楽しく話していました。
この日の気温35度…。
…いや、暑いし!!!
一本道、日陰なし、黒々したアスファルト!!!
照り返し!!!
体感40度ですから!!!!
もう、グーグル先生が残り5分切った辺りから、2人とも無言…。
私の持ち前の姉御肌も一瞬にして崩壊。
五条小学校、恐ろしいぐらい遠い。。。こんな道を子供たちやお年寄りは、日々歩いてるのか。死者が出るような暑さだよ。
もう、ぶつぶつそんなことを言いながら歩いて、
ようやく到着した五条小学校を見て、歓喜しました。
さながら天竺に到着した孫悟空ご一行のような気分になりました。もちろん、私が三蔵法師。
脩汰くんは、沙悟浄。
ブタとサルはいない。
そんなご一行が五条小学校に到着したわけなんですが、
緊張<暑さ
という状況の中、約20名の小学生と対面しました。
2人ともかなり涼んだ。
(うわ~、クーラー涼しい~!!)
小学生たちはドキドキ。
(うわ~、なんだこいつらぁ~!!)
もう、変な生き物を見るような小学生たちの視線は無視して、ここぞとばかりに涼みました。
君たちのその視線には、オバチャン、もう慣れてしまったのだよ、ふふんっ!てなかんじで、授業の準備をしていると、恒例の子供たちとのコミュニケーションタイムが始まり、「何するのー?」「これ、何―?」「これ、どうするのー?」と、脩汰くんが質問攻めに。笑
脩汰くんは、子供たちのあらゆる攻撃に一人で耐えていました。
頑張れ、脩汰!!
心からエール!!!
この五条小学校の子供たち、男の子はやんちゃ過ぎっていうぐらい初対面からしゃべるしゃべる(笑)女の子は大人し過ぎっていうぐらい全然しゃべんなくて遠巻きに見てる(苦笑)っていうかなり両極な雰囲気がありました。
準備を進めながら、その様子を見ていて、これはちょっと苦戦するかもしれないなと私は不安が過ぎりました。
案の定、授業が始まってからも、やんちゃな男の子たちは、必要のない質問をしたり、茶々を入れたり、女の子は無言…。
おぅ、これは、男の子たちのペースに合わせていると、女の子たちが興味を失っていってしまうぞ、と、私は急遽、男の子たちに35歳のオバチャンパワーをさく裂させることにしました。
男の子たちが、授業をしている脩汰に茶々を入れるたびに、
うぉりゃあ~!と、バッサ、バッサ、オバチャンスプラッシュ(必殺技)をお見舞いした。
(注:殴ってないです。「はいはい、男子、静かにしなさーい!!」ってやつです。笑)
その合間に、無言の女の子に、
さっと、オバチャンアタック(必殺技Ⅱ)をお見舞いした。
(注:殴ってないです。「はいはい、女の子はどう思うかな~??」ってやつです。笑)
もう、必死の攻防の末に、授業を終えたのだけど、気付けば、脩汰くんの緊張とかそんなところをケアしてる余裕なんてなく、子供たちを授業に集中させることに必死になってしまっていました。
けれど、私の心配なんて意味ないぐらい脩汰くんは堂々と先生をしていて、最後の質問タイムでは、子供たちから繰り広げられる質問にコミュニケーションを取りながら楽しそうに答えていました。
おぅ、放置されると、人は強くなるのね…。
脩汰の成長を、オバチャンは目を細めて喜んだのであります…。
第一回目の授業で感じた、教える側としてスキルをもっと磨かなくてはいけないこと、小学生の子供たちの集中力の続くやり方や興味関心のあることを織り交ぜる必要があるなという反省。
第二回目である今回の授業では、写真を差し替えるなどの色々と工夫をしました。
とはいえ、ただでさえ難しいハンセン病。
授業を理解してくれたか、ちゃんと伝えられたかいつも不安になります。
授業の終えて帰る際に、「今日、学んだ病気は何の病気だったか覚えてる?」と聞いたところ、「ハンセン病!」と元気に答えてくれて、
「じゃあ、ハンセン病はどんな病気だった?」と聞くと、「怖くない病気!」と答えてくれました。
「じゃあ、もし、友達がハンセン病にかかったら?」と聞くと、「一緒に遊ぶ!!」と言って、二カッと笑ってくれました。
オバチャンの杞憂だったね。
ごめんよ、君たち。
集中してないように感じた子供たちは、ちゃんと聞いてくれていました。子供の頭の中は大人とはもちろん違うと思うのですが、どんなことが印象に残って、どんなことがどこまで理解できるのか、本当に未知数だなと感じました。
というわけで、第二回目の授業も無事に成功のうちに終えることができました。
次回の授業の日程はまだ決まっていませんが、これからも子供たちにより良い授業ができるように、ハンセン病啓発教育については、わぴねすさんだねって言われるぐらい毎回の授業で成長していきたいと思っています。
本ブログを読んでハンセン病啓発教育講座に興味、関心を持たれた方はこちらからお気軽にお問い合わせ下さい。担当者よりご連絡させていただきます。
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