初体験!インド最大級のお祭り『ドゥルガプージャ』

カテゴリー:インドあれこれ

近くの広場でバックストリートボーイズだとか、ブリトニースピーアーズが大音量で流れています…。

 

 

うるさくて夜も寝れません。

 

 

こんにちは、かじこです。

 

 

 

先週25日から昨日30日までは、ドゥルガプージャ(ドゥルガ神を奉るヒンドゥー教のお祭り)がここウェストベンガル州各地で盛大に開催されていました。私が滞在しているビシュナプールも例外ではなく、ものすごいお祭り騒ぎでした。

 

 

ちなみに、ヒンドゥー教には数えきれないほどの神様がおりますが、地域によって、どの神様を大々的に祀るか違います。

 

 

プージャ(お祭り)の期間、

 

あらゆるオフィスや店は閉店し、

 

親戚中が集まり

 

新しく購入した服で着飾って

 

ドゥルガ神を奉るためにこの期間の為だけに作られたパンデルというものを見て回ります。

 

 

この日は野菜のみ、この日は肉もOKなど、食にも特に制限がかかるプージャ。

 

 

これまでソロソティープージャやシヴァラトリーなど、様々なプージャを見てきた私ですが、今回は度胆を抜かれました…。

 

 

度胆ぬかれたプージャその①『鳴り止まない音楽』

 

なぜかプージャが終わった本日も、外では洋楽の懐メロが大音量で流れておりますが、期間中はそれこそ、朝から夜中まで、そこらじゅうで音楽が流れておりました。

 

 

…とまあこれくらいだったら、他のプージャでもままあること。

 

 

しかし今回のプージャでは、恐ろしいことに、夜中の3時に家のすぐ近くの道を太鼓敲きが練り歩き、何事かと起こされたことも…!

 

 

太鼓をたたく幽霊かと思って、本気でビビりました。

 

 

度胆ぬかれたプージャその②『電波が~!電気が~!』

 

日本でもお正月には電波が混みすぎて、電話やネットが通じづらくなることがありますが、インドではプージャの期間がまさにそうです。

 

 

夜中の3,4時になってようやく普通につながるようになるという感じです。

 

 

加えて、音楽をそこらじゅうで流すからでしょう。さらにパンデルの電気装飾で大量の電気を使うからでしょう。いつも以上に停電が頻発!この記事を書いている今もまさに停電中です。苦笑

 

 

度胆ぬかれたプージャその③『ご飯が買えない』

 

とにかく店がやっていない!

 

 

野菜市場はかろうじて朝のみやっている状態ですが、料理やや日用品屋はほとんど閉店!

 

 

店を探すのにも一苦労…

そこから並ぶのにも一苦労でした…。

 

 

かろうじてやっているレストランを見つけられたのはいいものの、食あたりに遭い、ひたすらトイレにこもることに…。

 

 

ちなみに今回のプージャでは屋台のようなで店は殆どなく、あったとしても人が集まる夜8時頃のみ。これが一番参りました。

 

 

度胆ぬかれたプージャその④『パンデルにかける情熱がすごすぎる!』

 

パンデルは町内会規模でそれぞれ毎年お金を集めて製作します。

テーマや素材を決めて数か月前から準備されるパンデル。

 

 

~藁のパンデル。テーマは「太鼓」~

 

 

~こちらは「田舎暮らし」がテーマ~

 

 

~これはおそらく「動物」をテーマにした、発泡スチロールでつくられたもの~

 

 

~こんなかわいい鳥もいました~

 

 

~友達のスボが住んでいる町内会のもの。テーマは無いらしい~

 

 

~内側も素晴らしい装飾!~

 

 

~どのパンデルでも、中にはドゥルガ神を筆頭としたヒンドゥー教の神様が奉られています~

 

 

どれもこれも、まさに町内会の絆を見せつけられる、素晴らしい出来でした。

 

 

毎年、各町内会が誇るパンデルから、最も素晴らしいエリアにトロフィーと賞金が授与されるようですが、我々のカウンターパートナーであるオルン氏率いる町内会がなんと2年連続で優勝した模様です!

 

 

オルンちゃんおめでとう!!!

 

 

 

~優勝したパンデル~

 

 

~誇らしげなオルンちゃんの家族(奥さんと息子)~

 

 

度胆ぬかれたプージャその⑤『パンデル、お金かかりすぎでしょう!』

 

このようなパンデルですが、みなさん製作費いくらくらいだと思います…?

 

 

なんと田舎のこのエリアでも、1つあたり約40万円

 

 

ビシュナプール地区で、政府系病院の事務院初任給が月約2万円、20年勤務の学校の先生が月約8万円であることを考えても、このプージャにかける情熱が恐ろしくすごいことが分かりますね。

 

 

パンデル貯金とかしてるに違いない。うん。

 

 

コルカタの裕福なエリアとなると、な、なんと2億円とかかけるところもあるみたいです!(コルカタで作られたパンデルについての記事)

 

 

ちなみにプージャ終わったらどうなるの?と聞いたところ、壊して捨てるとのことでした…。

 

 

再利用はしないのね…。

 

 

ということで、いろんな初体験に遭遇し、仕事は全然はかどりませんでしたが、

 

 

また一つヒンドゥー教の大切な習慣を垣間見れて満足したかじこでした!

 

 

 

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