Monthly Archives: 2 2017

ハンセン病コロニーの人々によるデモ行進に参加してきました!

 

ナマステ~!

インドウェストベンガル州にある ビシュナプールハンセン病コロニーからこんにちは、かじこです。

 

 

突然ですが、みなさん、(もう過ぎてしまいましたが) 毎年1月の最終日曜日が何の日かご存知ですか?

 

…はい、そうです! 「世界のハンセン病デー(World Leprosy Day)」です!

 

 

毎年、ハンセン病に対する正しい啓発と患者の幸せを願って多くの国で様々な行事が行われています。

 

今年は1月30日に、インド首都デリーでグローバル・アピール

 

私が活動してるウェストベンガル州の州都コルカタでは、

 

州内の38か所のハンセン病コロニーに住む人々によるデモ行進

 

州知事に対する嘆願書の提出が行われました。  

 

 

私もコロニーの人々と一緒にデモ行進に参加してきましたので、報告させてもらいます! 

 

コルカタの一番大きな駅Howrah駅から、約4000人が参加しました。

 

 老若男女問わず、ハンセン病の後遺症を抱えている人も、杖をつきながらゆっくりと行進。  

 

最後は、都市の真ん中Esplanadeで、啓発活動

 

嘆願した内容は3点です。

 

 

1)すべてのハンセン病コロニーにコロニーとしての認可、権利の要請

 

 ウェストベンガル州にある38のコロニーのうち、いまだに何か所かが政府の認可を受けることが出来ていないコロニーがあります。 コロニーはもともと、故郷を追い出されて浮浪していたハンセン病患者・快復者の人々が、 空き地に集まって定住してできた、 いわゆる『定着村』と呼ばれるものです。

 

そのため、その土地は個人や国の所有地であったりすることがあり、 所有者から認可をもらえない限りは、定住することも、家を建てることもできない状態にあります。 このような成り立ちのため、たびたび(特に)個人の所有者から急な立ち退きを命じられたり、 近年はめったに起きなくなりましたが、時には殺傷・殺人事件が起きたりすることもありました。

 

ウェストベンガル州では、現在は個人の土地に形成されたコロニーはないようですが、 暗黙の了解で住み続けてはいられているけれど、 認可を受けて堂々と住みたい、安心して生きられるようになりたい、という嘆願です。

 

(勝手に住み始めた土地の所有者や政府から認可がほしいという、通常ではなかなか考えられない内容ですが、 ハンセン病患者・快復者の人々の社会から受けた扱いを考えると、何とも考え込んでしまう、本当に難しい問題だと思います。)

 

…この嘆願書を読んで、治療という名目(大した治療は行われず、強制労働などが実際は行われていましたが)で 隔離政策を行った日本や中国のハンセン病療養所やハンセン病快復村は、 ハンセン病患者にとって少なくとも定住できる居住地となっていたという意味では、 多からずも救いになっていたところがあったという話が思い出されました。    

 

 

2)就労問題の改善、自助組織の助成要請

 

現在、ハンセン病コロニーには、ハンセン病を以前患ったハンセン病回復者の第一世代のほかに、 第一世代が結婚してもうけた第二世代、孫にあたる第三・四世代が共に暮らしていることが多くあります。 第二世代以降はハンセン病の罹患歴が必ずしもあるわけではないので、 後遺症を抱えておらず、社会でまっとうに仕事ができる健康状態にあります。

 

また、第二・第三世代を中心として、自分たちやコロニーの今後を改善するための 自助組織(self-help group)が形成されていたりします。 今回の要請は、自助組織が考えたビジネスプラン(たとえば酪農や農業など)の後押しを行ってほしいというものです。 自立した生活をいくら望んでも、収入のほとんどが物乞いという状態では、新しいビジネスを始めることが難しいからです。 そこで、初期費用などの助成を要請したとのことでした。    

 

 

3)RATION CARDの発行の要請

 

 RATION CARDとは、州によって貧しい人々に発行されている、必要物品が格安で購入できるようになるカードです。 このカードがあれば、1キロ50ルピーするお米が、 わずか1~5ルピーで購入することができるようになったりします。 コロニーの人々の中には、RATION CARDを持っていない人が少なくないため、発行してほしいという要請でした。    

 

 

 

長くなりましたが、2時間以上ゆっくり歩き続けたことで、寒くて震えていた私も、 体がぽかぽかになりました。(笑)

 

また、コロニーを出たことのない子供たちがコルカタに初めて来て、 私と一緒に手をつないで歩いている際、 大きな建物やさまざまな店を見て目を輝かせているのを見て、 この子たちに、好きなことができるという「選択肢」を将来持ってもらいたい、 と改めて切に願いました。

 

これからも、「あらゆる人々がいきいきわくわく生きることのできる世界」を目指して、 日進月歩ではありますが進んでいきたいと思います。

 

以上、コルカタでのデモ行進レポートでした!  

 

 

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ご存知ですか?

世界には社会から隔絶されたハンセン病回復者の村があることを。

 

そこに住む人々が1日1ドル以下で暮らしていることを。

 

私たちはそんなハンセン病回復者のために自立支援活動を行っています。

 

様々な形でインドハンセン病回復者の方の支援が出来ます!

 

↓↓ご支援方法はこちらから↓↓

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ナマステ~インドからこんにちは!

ナマステ〜 こんにちは、かじこです。ただ今、インドにおります。

 

 

1/23に渡航しましたが、なかなかブログを更新することが出来ず、報告が遅くなりましてすみません。

 

 

5月頭までインドのあっちこっちにおりますので、 インドの魅力や活動内容などをこれからたっぷりお伝えしていこうと思っています!

 

 

さてさて、 インドの冬の時期の渡航が初めての私。冬に渡航歴のあるメンバーに色々相談して、装備して行ったつもりだったんですが、

 

 

…さっそく、風邪を引きました。

 

 

一番辛い時は乗り越えましたが、 未だに鼻水ダラダラ、 咳でげほげほ、 体がちょっとだるかったりします。

 

 

いつもは、お湯がでないホテル(いわゆるホットシャワー装備のないホテル)に泊まっていますが、 今回は冬ということで、ホットシャワー付きのホテルにて宿泊。

 

 

ほんのすこーしですが、ランクが上だからなんでしょうかね、 ベッドに毛布が付いておりまして。

 

 

最初の3日くらいは、毛布に恐らく棲みついているだろう、ダニ」を恐れて、使わないようにしていたのですが、とうとう寒すぎて、手を出すことにしました。

 

 

体の痒さより、防寒を取ったということですね。

 

 

一か八かの掛け。

 

 

…今回は、勝ったようです!!

 

ダニに食われませんでした!!!

 

ラッキー!!!

 

 

…バックパッカーが悩まされる、 ダニや、南京虫というのは、 前のお客がそれら害虫を持ち込んでるか否かによるところが大きいです。

 

 

格安のゲストハウスは、バックパッカー向け宿として運営されています。 そしてそんなバックパッカーは、世界各国の恐ろしいホテルに宿泊したりすることが多いため、 そこで荷物や衣類に害虫を貰ってしまっていることが多いんですよね。

 

 

もちろんゲストハウス側も定期的に毛布、布団類、マットレスやベッドの木枠を日干しして、 虫対策はやっていたりするのですが、それでも追いつかないことも多く。 まだ孵化していない卵の状態だと薬も日干しも効果は無いわけで。

 

 

・・・こうやって文章にしてみると、 恐ろしい場所に宿泊してますね・・・。ふふふ。

 

 

今からバックパックに出かけるぞ!というみなさん! 特にアジアの格安激安ゲストハウスに泊まる際は、 どうぞお気をつけて!(笑)

 

 

南京虫防止のために、電気もつけっぱなしでねることをお勧めします!

 

 

ということで、 インド滞在第一発目は、害虫の話で失礼します!

 

 

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ご存知ですか?

世界には社会から隔絶されたハンセン病回復者の村があることを。

 

そこに住む人々が1日1ドル以下で暮らしていることを。

 

私たちはそんなハンセン病回復者のために自立支援活動を行っています。

 

様々な形でインドハンセン病回復者の方の支援が出来ます!

 

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