インド雑貨やさんoaksについて

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初めての方も、そうでない方も、まずはごあいさつから。

皆さま、こんにちは! oaksへようこそ!!

このページでは、oaksがどんなお店なのかを皆さまに知っていただき、よりoaksのファンになっていただきたいと思っております。
長々とした文章が続きますが、oaksの商品を買っていただく前に知っていただきたいことがたくさんありますので、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

1.お店を始めた経緯

ちょっと、まじめなハナシです。

代表責任者である私、安田亜希は、学生時代、インドのハンセン病コロニー内でワークキャンプ活動をしていました。その活動の中で、不可触民として社会から排斥されたインドハンセン病コロニーに住む人々が、どうすれば社会に受け入れられ、幸せに暮らすことができるのかを考えるようになりました。そして、私は、彼らが抱えるいくつかの問題の中で、彼らには生計を立てる手段が欠如していることに着目しました。生計を立てる手段があれば、経済的支援の必要がなくなり、また、住環境問題、医療問題、教育問題、差別問題、すべての問題の解決の切り口になると考えたからです。

しかし、彼らが抱える、生計を立てる手段の欠如、いわゆる就労問題を解決すればいいといっても、それは複雑で根が深いものでした。インドではハンセン病にかかるとカーストを剥奪され、不可触民となります。職業はカーストによってほぼ決められており、カーストを剥奪された彼らが、ITなどの新産業以外に従事することは極めて困難なことで、新産業のITなども、学識があってはじめて職を得られるものであり、教育をまともに受けていない彼らにはそのチャンスすらありません。そして、現在、彼らはカーストの不可触民が特権的に与えられた「物乞い」という手段によってしか生計が立てられないというのが現状です。

では、その根が深い問題をどのようにしたら切り崩せるのでしょうか。私は、様々な角度から彼らの就労問題の現状を調べました。その中で、彼らは現在、就労支援の一環として、海外NPOや笹川記念保健協力財団などの支援のもと様々な地域で職業訓練を受けていることを知りました。しかし、手に職はつけてもその製品が市場で売れない、売れたとしても二束三文の安値で買い叩かれてしまうというのが現状だということも知りました。
これだ!と思いました。彼らが作った製品を売る!この新しい市場の開拓こそ、私のやるべきことだと思ったのです。その新しい市場の開拓、それが、彼らの就労問題の解決の糸口になると私は確信しました。
そして、私は彼らとともにソーシャルビジネスを始めることにしました。

新しい市場の開拓―それがoaks起業の動機でした。

akiphoto
【初めてインドのハンセン病コロニーを訪れたときの私】

 

2.oaksの意味

さてさて、oaksとはなんぞやということですが…

oaksは、ただのインド雑貨屋さんではなく、インドハンセン病コロニーに住む人々によって作られた商品を扱うお店です。

oaksはソーシャルビジネスによってインドハンセン病コロニーが抱える経済的問題を解決することを目指しています。? oaksは、その経済的問題を解決することにより、インドハンセン病コロニーに住む人々が社会において、経済的自立と尊厳の回復の両方を実現することを願っています。

店名であるoaksは、“樫の木”という意味ですが、樫の木が小さなどんぐりの実から長い年月をかけて大木となるように、初めはちっぽけなお店がやがて世界を変えられるような大きなお店になるようにと思い付けさせていただきました。

 

3. oaksが目指すもの

これをお話ししたら、皆さまは大きく口を開けて笑うかもしれない、または、呆れて口があんぐり開いてしまうかもしれません。しかし、大真面目に言えば、私は、oaksによって、彼らが有史以来縛られ続けてきたカーストが経済システムから崩壊していくことを目指しています。カーストは法律で決められたものではありません。宗教に密接に結びついた土着の信仰のようなものであり、インド社会からなくすことは容易ではありません。

上位カーストの人々は、カーストによって高所得職種や特権を独占できる権利を与えられており、そのおかげで上位カーストの人々は必然的に富裕層となり、インド経済を握っているのです。インドの経済発展の裏で、貧困がなくならないのはカーストによる職業差別の弊害が一つの原因と言えます。このインドの経済システムを新市場開拓としてのソーシャルビジネスが外側から破壊し、経済システムの中で下克上を引き起こし、不可触民が富裕層にのぼりつめることも可能になれば、経済システムに影響を及ぼしていたカーストの職制や特権の形骸化が期待できるのでなないかと私は考えています。

また、経済的に自立するということは、彼らの生計の手段の欠如を解決するだけでなく、支援されるだけの弱い存在から脱却し、自分で稼いだお金で、服を買い、家を建て、家族を養い、社会の一員としての機能を担うことで、自分自身の尊厳の回復を果たすこともできます。

差別は外側からだけでなく、内側からも起こります。被差別意識は、自分自身の価値を低め、さらなる外側からの差別を助長します。自分自身の尊厳の回復は、内側からの差別と外側からの差別の両方の解消にもつながるのです。

私は、oaksによるソーシャルビジネスの効果によって、いつの日かインド全土だけでなく世界中からすべての差別が根絶されると信じています。

 

4.お店の理念

1. お客様のシンデレラ化のサポート

2. ハンセン病快復者の経済的自立と尊厳の回復

3. お客様とハンセン病快復者の双方の幸せの共有

 

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※インド雑貨やさんoaksは2018年6月30日をもって閉店いたしました。

たくさんのご支援、ありがとうございました。

2019年4月15日 追記

 

 

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