インド人学生勧誘プロジェクトが開始しました!〜インドの村でNGO活動〜

カテゴリー:NPO法人わぴねす / インド人勧誘プロジェクト / ワークキャンプ事業部

こんにちは、かじこです。
皆さんお元気ですか?

 

こちらウエストベンガル州は、先日まで開催されていたドゥルガプージャで大盛り上がりでした。爆竹はそこらじゅうで鳴っているわ、夜中まで音楽が外で鳴っているわで大変な騒ぎでした。

 

私もプージャの時にしか食べられないもの、見れないものもたくさん見て、とても楽しみました。またその報告もさせて頂こうと思います。

 

さて、2018年度のテーマである「種まき」の一大プロジェクトである

 

「インド人大学生勧誘プロジェクト」

 

実は、わぴねすができるまでのnamaste!時代から、ずーっとやりたいと思っていた事業でした。しかも一度トライして、ある理由から頓挫していた事業です。

 

ちょっと具体的な話をさせて頂きますね。

現在、わぴねすでは年間約50名の日本人学生が当団体の軸であるワークキャンプ事業に参加していますが、差別をなくし、社会を変えていくには、日本人だけでなく現地の人々、特にインドの将来を担う若者を巻き込んで活動する必要があると長らく考えていました。

 

2012年にも小規模ですが同じプロジェクトにトライし興味を持ってくれた大学生も数名いました。しかし、その頃は私たちも活動を始めたばかりで、団体の規模や駐在員の不在など課題を抱えていたこと、加えて、安直に一般社会のインド人学生がコロニーを訪問することがコロニーに住む人々の被差別意識(self-stigma)を助長させる恐れもあったため、途中で中止した経緯がありました。

 

2012年にウエストベンガル州の大学でプレゼンしている様子

梶田のプレゼンを真剣に聞く大学生や大学関係者

 

しかし、団体も大きくなり、駐在員や現地人スタッフが置けるようになったこと、またインドハンセン病問題に対する理解が活動を続けることや調査を通して深まり、以前抱えていた懸念を払拭することができたため、今年満を持して再始動することとしたのです。

 

しかもそこには強力な助っ人が!
今後の当団体のかなり強い戦力となる、現在東京外国語大学ベンガル語学科4年の「酒井 美和」君です!(なぜか君付け。)

 

ミワは、私の高校の後輩で、実は高校時代からワークキャンプに参加してくれている、わぴねす学生メンバーの中でも、大重鎮といっても過言ではないほど、これまでコロニーの人々のために活動に邁進してきてくれたメンバーです。

 

コロニーの人々ともっと話がしたいと、大学を変えてまで(実は筑波大学に最初は所属していました。そこでつくば支部を立ち上げ、その後転学しました)、ベンガル語を極めまして、今ではうちの団体で随一の語学力を誇ります。

 

コロニーの人と話している美和

 

 

そんなミワも活動に邁進していたからこそ感じた、
「なぜ日本人だけ?」
「もっとダイレクトにインドの社会にアプローチしたい」
という疑問をここしばらく打ち明けられており、じゃあやろう!となりました。

 

そのために、在学中の時間のある合間を縫って、インドに来て、今もインド現地でプロジェクトリーダーとして日々頑張ってくれています。

 

今のところ数か所の大学でハンセン病問題の啓発を兼ねたプレゼンテーションを終え、興味を持ってくれた学生数は、想像以上に多く、評判は上々です。日々の活動の詳細はこのブログ上で、ミワから報告してもらおうと思っています。

 

‥‥もともと学生ワークキャンプ団体であるnamaste!を立ち上げたころは、namaste!の役割は、インドハンセン病問題解決のための、「きっかけを創る」というところだという認識でした。なので、『きっかけ創り隊、namaste!』とか、ちょっとバカっぽいですが、そんな呼称をつくって盛り上がっていたくらいです。笑

 

大して言わなくなったこととはいえ、今でも私の心の中では、この気持ちは大切にしまってありまして、

 

ワークキャンプも就労支援も結局は全てきっかけを創るということなのかなと。

 

だっていくら私たちばかり頑張ったところで、本人たち(コロニーに住む人々)がやる気になってくれなければ、何も変わらないし良くもなっていきっこないからです。

 

だから、コロニーの人たちが、少しでも前向きに、元気に、「よし、頑張ってみようかな!」と思えるようなきっかけを創れるよう、寄り添いながらこれからも活動していきたいです。

 

そして今回は、当団体にしては珍しく、「コロニーの人が対象」なのではなくて、「次世代の社会を担うインド現地の若者」に対してきっかけを提供するという新しいもの。

 

ダイレクトに社会にアプローチしていきます。

 

今からわくわくが止まりません。
どうぞ、お楽しみに!

 

~最後に~
この事業を始めるにあたって、非常に多くの方々にご協力を賜っております。みなさんの応援なしでは大学でのプレゼンテーションや、プロジェクトをここまで進めることは出来ませんでした。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

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