インドでの長期滞在と出張続きで体調を壊しました〜インドでNGO活動やってます〜

カテゴリー:NPO法人わぴねす

心身ともに満身創痍でありました。

こんばんは、かじこです。

 

 

長い間ブログの更新が滞っていてすみません。
というのも、デリーへの出張以降、心も体もとうとう疲れ果ててしまったようで、ブログを書く体力はおろか、元気な活動の様子や想いなどをみなさんに伝えたいという気持ちをどうしても持つことができなかったのです。

 

 

今は本当に最低限のやるべきこと以外、何もしない期間を設けたことで、元気になりました。

 

 

インドが元々好きで、ハンセン病問題のことをどうにかしたくて学生時代から始めた活動でしたが、とうとう無理がたたったようです。

 

 

デリーでの出張の様子などは、追々またお伝えしていきたいと思いますが、

 

 

デリーでは

 

上からも下からも洪水のような状態、無理して会議やカンファレンスに出ると手足が震えて仕方がない、夜はなぜか目がさえてしまって全然寝られない、体の至る所が痛い、発熱、鼻水が止まらなくてトイレットペーパーを一日で使い切る

 

なんていう症状が1週間位続きました。

 

 

出席すべきイベントが終わってからは、糸が切れたかのように、上記の症状に加えて、

 

涙が止まらない、
動けない、
食欲がわかない、
何かしたいと思えない、
誰かと話したいとも思えない、
仕事がどうしても手につかない、

 

 

という状況でした。

 

 

やっと寝れたと思ったら、日本にいる母が私の名前を呼ぶ声ではっと目が覚めるというのを経験し、「あー私精神的にきてるんだなー」とそこで初めて気づいた次第でありました。

 

 

今まで高校時代から短期・長期での海外単独滞在はしたことのある私です。高校時の留学中も、特殊なシステムだった関係で、無償で受け入れてくれるホストファミリーを毎月自分で探さなければならないような、今考えると二度とやりたくないような(笑)形のものでした。

 

 

苦労しつつも日本に帰国したいだとか、母がどうしても恋しいだとか思うことは一度もなかったんですけど、今回は自分でも気づかぬうちに、そこまで陥ってしまったのだな~と。

 

 

それに気づいてから立ち直るまでにも時間はかかりましたが、ちょうどデリーに滞在していた長年のカナダ人の友達に看病してもらい、やっと体調が整ったため、オフィスに帰ってきた次第でした。

 

 

今回こんな風に心身ともに弱気になった原因や理由は沢山あります。仕事が過剰(通常タスクに加えて、インドにいる私しかできないタスクが沢山ある)、過密スケジュールすぎたこと、インドでの長期滞在における日々のストレスの積み重ね、初めて体験する寒さとデリーの空気汚染、カンファレンスで感じた自分のちっぽけさ、などなどきりがありません。

 

 

その中でも、今振りかえって一番良くなかったなと思うことは、仕事にかまけて自分のケアができていなかったこと。
ストレス発散する機会を作らなかったこと。
要するに、自分を大切にする意識が抜けていたことでした。

 

 

11月に私のもとを訪問された杉山さんに、私と過ごした数日間の中で、『もっと自分を大切にしたほうがいいよ』と10回は言われたのですが、こういう事か…と。

 

 

杉山さんはこの時点できっと見抜いていたのでしょうね…。

 

 

デリーで看病してくれたカナダ人の友達はこれまでの色々な経験からか、とても自分に正直で自分の気持ちを大切にする人です。自分を大切にするからこそ、周りの人々にもとても親切で温かく接することができる人なんですね。(私の看病の為に彼はデリー滞在を延長してくれました。)

 

 

彼とはもう6年くらいの付き合いになりますが、今まで出会った中で、彼ほど損得関係なく、きちんと人と向き合い、区別せず、相手を一人の人間としてきちん扱う人を見たことがありません。

 

道端に打ち捨てられたような物乞いの人やインドの最下層と言っても過言ではないリキシャワーラーの友達のために、警察と対峙したり、毎日声をかけたり、歯医者に連れて行ったり…など逸話が沢山あるような人なんです。もちろん貧しい人々だけでなく、それ以外の店先の店主や色んな人ととても仲良しで彼のために色々と協力してくれる人がインドには本当にたくさんいます。

 

 

そんな彼の姿を見れば見るほど、今の自分が本来、一人の人間としてありたいと思っている姿とすごく離れているような気がして。あ~だから最近私全然笑えてなかったんだなと。眉間にしわを寄せて、人に優しくもなれず、自分を開示することもできていなかったんだと気づきました。

 

 

このままでは体も心も活動を続けることはできないと思いました。

 

 

今活動を特に頑張る時期、過渡期であることは重々承知しています。それでも、自分の心がおかしくなるまでしゃかりきになるのは、それは違うなと。

 

 

当たり前のことなのかもしれないですけれど、おかしくなってしまうような要素をできるだけ取り除いて、自分を好きな状態で好きな活動を楽しくやれる環境を整えること。この環境づくりができているか否かが、特に単独での駐在時や、予定していたい仕事量をはるかに凌駕した量が降ってきたときには、ものをいうんだな、と。

 

 

ということで、まだ100%立ち直れたわけではなさそうですが、とりあえず環境整備のために行動し始めました。

 

 

今後単独渡航する予定の他の理事の為にもです。とても貧乏なので、「贅沢は敵だ!」という感じで過ごしておりましたが、変なところで節約するのはもうやめます。

 

 

とりあえず、鍋とケトルでお湯浴び用のお湯を沸かすのをやめました。器具買いました(笑)でないと時間がかかりすぎて毎日お湯浴びできないんですもん。完全にストレスの元です。

 

 

そして、部屋を掃除してくれる人を1月から雇います。一軒家の一室を借りて一人で住んでいるのですが、使ってない部屋も掃除するの大変なんですもん。少しでも仕事や自分の時間を確保するためにです。

 

 

また、ベッドもオフィス管理者に頼んで簡易マットレスをもらいました。(前も相談したのに、あるんなら言ってよ!という感じですが)朝起きた時の体がばきばきになる感じが減りました。

 

 

自分の時間をとるようになりました。最近はバケツにお湯を張って足を突っ込むインドスタイル足湯にはまっております。(笑)

 

 

~汚い足で済みません…改めて、ビーサン焼けがすごいですね…~

 

 

理事の渡航計画や仕事の進め方なども今後改善していく予定です。

 

 

今日からとうとうバイオリニストイベントが始まるという事で、今コルカタにおります。

 

 

ちょっと緊張していますが、とても楽しみです。ということで、クリスマス色に染まるコルカタから、梶田でした!

 

 

 

 

 

 

みなさんも自分の気持ちを大切にしつつ、大切な人との素敵なクリスマスをお過ごしくださいね。

 

 

追伸:
デリー関係でお世話になった方々にまだお礼のメールができていないこと、本当に申し訳ありません。
オフィスに戻り次第、順次送らせていただく予定です。

 

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