Monthly Archives: 9 2017

空港で飛行機に預けた荷物が届かないときの対処方法

みなさんこんばんは。かじこです。

 

 

デリーに本日つきました。コルカタより湿度が低くて洗濯物が乾くのがすこぶる早いですが、昼間はとにかく暑い!です。

 

 

渡航してから初めて当団体の日本人学生以外の日本人を見かけました。やっぱりデリーは外国人が多いですね。そんな私ですが、未だに鼻水が出まくっているため、インドの薬を大量に飲む日々を送っています。

 

 

さて、本日は8/13に渡航した私が、結局8/16まで飛行機に預けた荷物を受け取れず大変な思いをした件についてお話しします!

 

 

荷物が届かない!いつ届くかわからない!

 

飛行機に乗って海外にいくのはかれこれ…30回ほどになる私ですが、いわゆるLost baggage(ロストバゲッジ)したのはこれが初めてです。

 

 

大変ですね、これ…。

 

 

私は今回、約20キロのバックパックと約7キロの大きなカバンを預けていたのですが、大体預ける荷物に渡航後必要な荷物を沢山入れますよね。

 

衣類とか、

こだわりの化粧水とか、

充電器類だとか、

虫刺されの薬だとか、

渡航期間中の心の支えとなる日本食とか。

 

それら全てが無い状態で、今回はインド駐在が始まったわけです。ハイ。

 

 

そもそも、今回の往路は、価格を重視して、

おなじみ中国東方航空で、

中部国際空港→中国上海→中国合肥→中国昆明(ここで空港で1泊)→インドコルカタ

という経路で向かっていました。

 

 

しかし、上海行きの便が遅延したことで合肥行きの飛行機に載せるはずの荷物を搭載できなかったとの理由でのロストバゲッジでした。

 

 

昆明で判明したロストバゲッジ。昆明で荷物を受け取れず、担当カウンターで申請したところ、「恐らく一日遅れの同じ便でコルカタに届けられると思う!」とのこと。

 

 

担当者のお兄さんはとても親切な方でしたが、コルカタの中国東方航空の連絡先は分からないということで、「コルカタ到着後何かわからないことがあったらここに電話して」と

中国の番号を、ロストバゲッジ証明書と共に渡されました。

 

 

仕方ないな~とぶつぶつ思いながらも、コルカタに到着した私。

 

 

その次の日、無駄に空港に足を運ぶのが嫌だったので、ネットで調べたコルカタの中国東方航空オフィスと、空港に電話をしましたが、

「分からないから空港で聞いてくれ!」の一点張り。

 

 

お兄さんにもらった中国の番号は、全く通じず…

 

 

仕方ないな~荷物届いているといいな~と思いながら空港につきましたが、インドは空港のセキュリティーを強化しているため、

その日出発のEチケットを持っていない私は入れず。

 

 

結局屋外でたらいまわしにされて、最終的にairport manager roomとなる場所にたどり着いたのでした。

 

 

これが本当のインド時間

 

なかなか親切なおじさんマネージャーが話を聞いてくれ、「ちょっとここで待っててね。担当者呼ぶから。」とのことでソファに座って待機。

 

 

~1時間後~

 

 

まだ。

…うーん、インドだね。ちょっとはやっぱりこれくらいかかるよね。と大人しく待つ私。

 

 

~2時間後~

 

 

まだ。

「どうなった?」「ちょっとまってね」のやりとりをもう10回はしたよね…?とため息。

 

 

これだけ待たされてるんだから、荷物は届いてるに違いないと確信していた私は、届いた荷物持ってくるのに、どれだけ時間かかってるんだとだんだんイライラしてきたため、歌い始める始末。

 

 

〜数時間後〜

 

 

最終的に分かったことは、まだ私の荷物は一つも届いていないという事実でした。さらにおじさんは、電話を手渡してきて中国東方航空の担当者と話せと言う。

 

 

「いやいやずっとその担当者とやり取りしてたんじゃないの?!」と。

 

「私に渡したところで、アナタ以上のやりとりできませんよ!」

 

「荷物が届きません。早く届けて!しか言えませんよ!」

 

 

と思いながら、電話でやりとりし、最終的に、「また明日この番号に電話して!」との一言で会話が終わりそうになったので、

 

 

『…いやいや、これだけの為に、空港来る必要なかったよね?!私2時間以上待ちましたよ。朝ホテルからオフィスに電話した時この番号教えてくれてれば来る必要なかったよね?!そもそもなんで届いてないの?!』

 

 

とぶちぎれました。

 

 

そこで担当者は初めて謝罪し、『明日に必ず届くように手配するから!』と。

 

 

(「その手配もまだしてなかったんかい!」)とまたイライラしましたが、「絶対だよ!!!」といい、担当者から電話をするよう言い、空港を後にしました。

 

 

そして、次の日、担当者から電話があり、荷物が届いたという事だったので、空港に再度足を運び、今度こそやっと荷物をちゃんと受け取れたのでした。

 

 

・・・・こうやって文章にすると、大した話ではないように聞こえるものの、PCの充電器をバックパックに入れていたため、PCでの仕事がはかどらず、さらに、個人旅行中の当団体の学生たち何人かが私の渡航前後に体調を崩し入院するなど色々なことが立て込んで・・・本当にばたばたしたんですよ…。

 

 

ロストバゲッジ対策はこうする!

 

 

てことで、今回の件で得た教訓はこちら。

 

 

①ロストバゲッジする可能性を見越して荷物を用意する!

ロストバゲッジは中国東方航空でなくても、どこの航空会社でもありうることです。今回の私の痛恨のミスは、PCの充電器を預ける荷物に入れたことでした。

 

私はまだ仕事がはかどらないで済んだからいいものの、毎日必ず飲まなければいけない薬など、現地での調達が困難もしくは手間がかかるものがある場合は、3日分位大目に手荷物に入れといたほうがいいなと思いました。

 

 

②ロストバゲッジした場合にかかる費用を補償してくれる海外旅行保険に加入する!

逆に本当に良かったなと思ったことは、ロストバゲッジ時にかかる余分な費用を補償してくれる海外旅行保険に加入していたことでした。こちらも安さ(&補償内容)で選んでAIU海外保険を選択していました。

 

余分な空港までの往復タクシー代は出ないものの、ロストバゲッジ後96時間以内に必要に応じて購入した物の代金を、帰国後レシートとロストバゲッジ証明書を提出すれば保障してくれるというものです。具体的には、衣類、洗面用具、化粧品類、鞄などです。(PC充電器も買えばよかったんですが、DELLの店に行く時間がありませんでした)

 

私は、インドの私好みのkurtaというスリットが入ったワンピース&スパッツセットを購入できたのでイライラのボルテージはだいぶ下がりました。(笑)

 

③日本語でもいいからちゃんと主張する!ただし英語は最低限話せた方が良い!

今回、私と同じ便に乗って、昆明でロストバゲッジの申請をしていた日本人男性がいましたが、英語も中国語もほとんど話せなかったため、とてもお困りの様子でした。

 

 

また、届くはずと言われたにも関わらず、なかなか届かなかったり、たらいまわしにされたりすることは、海外ではよくあることです。

 

 

だからこそ、ちゃんと主張することもとても大切だと思っています。こちらの落ち度は全くないわけですし、日本ではないので、主張してやかましいくらいの方が話が通るのが早いというのを、今回だけでなく何度も身を持って感じています。

 

 

英語が苦手でも、日本語でもいいから主張することが大切です。

 

 

中国東方航空でロストバゲッジした時のお役立ち情報!

 

私のような『中国東方航空によるロストバゲッジ@コルカタ空港でのピックアップの場合』にとても役に立つ情報一覧を掲載しておきます!

 

(私ってなんて親切なんでしょう…役立つといってもほんの限られた人にですが(笑))

 

●中国東方航空オフィスコルカタ支部 +91-33-40448887/ 40448888(最後の一桁だけ違う)

●コルカタ空港内中国東方航空カウンター +91-8334827373 (こちら特に重要)

 

※オフィスは結果的に役に立ちませんでしたが、一応掲載します。どちらも番号もロストバゲッジ以外の事柄にも対応しているみたいなので、何かあったらかけてみると良いでしょう(例えば、予定の便が欠航した場合の代替便についての問い合わせなど)

 

●コルカタ空港のairport manager roomの場所

若干分かり辛いです。Departure level(一番上の階。屋外から乗れるエレベーターか会談で行けます)の3Cゲート出入り口の、ゲートセキュリティーに話しかえると中に入れてくれます。

 

※ちなみに、場合によっては空港から滞在地のホテルなどに配送してくれる場合もあるようです。(が私は信用していなかったため、それは断りました。)

 

上記の情報は当団体の安全対策マニュアルにも入れる予定です。

 

 

というか、うちの団体の学生メンバーにこんな災難が降りかかららないことを祈るばかりです。泣 (既に2度ほどありましたが)

 

 

以上、この体験と情報がインドに行きたい誰かの役に立つことを祈っております!

 

梶田

 

 

インドに安く行くための航空券とその取得方法はこちら!

https://wappiness.org/2017/07/25/airchicket/

https://wappiness.org/2017/08/02/airchiket2/

 

 

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『インドの経済格差と社会の変化についてちょっと書いてみる』

インドからこんにちは!かじこです。
ご無沙汰しています。

 

 

8月中旬からインドウェストベンガル州で、ワークキャンプ事業と就労支援事業を行っています。今回はビザが許す限りの期間、6か月間インドに滞在予定です!

 

 

既に2週間程経ってしまいましたが、いろーんなことがありました!

 

 

例えば、こんなこと…。

 

 

●初めてエントリービザを取りました。慣れていても、ビザってやっぱり難しい…。
●飛行機に預けた荷物が届かない…!
●雨季で道路が川状態に!泳いでる子供も!
●仲の良いホテルマネージャーから日本人旅行者について一言申された!
●見知らぬ日本人旅行者を手助けした!(やっぱり、海外旅行保険の補償内容は事前にしっかり確認が必要だと実感されられた騒動でした)
●UBERが便利すぎる!
●え?携帯のタワーが壊れた?突然電話もネットもろくに通じない状況に…。
●インドの移動式テントサーカスを観覧!

・・・・

 

 

などなど、すでに波乱に満ちた日々を楽しく、時に苦笑い、特に強く主張しながらも元気に過ごしております。(笑)上記の出来事については、今後ブログで更新していきますので、お楽しみに!

 

 

さて、今日は…

 

『インドの経済格差が垣間見れる写真』をご紹介したいと思います。

 

どちらも、ウェストベンガル州のコルカタ市内の写真。

 

 

まずは今どんどん都市化が進んでいるNEW TOWNエリア。同じく発展しつつあるお隣のSALT LAKE CITYは昔から住む富裕層の戸建ての家が多くありますが、ここは戸建てよりも建設途中のマンション・オフィス用の高層ビルが目立ちます。

 

 

 

 

電線もなく、すっきりしています。そばにはショッピングモールが何軒も建っています。もちろんエアコンはどこの店でも装備されています!夜には、道行く人が捨てていったゴミで多少散らかっていますが、人口が偏る中心街とは比べ物にならないほど、道も広くすっきりとしていて清潔感があります。

 

 

 

 

そしてこちらが中心街。NEW TOWNからタクシーで30分ほどです。コルカタで最大規模のマーケット「ニューマーケット」周辺地域。ニューマーケット内での早朝の生鮮魚・肉売り場は恐ろしい光景と臭い、カラスの多さにぞっとさせられるほど圧巻です。苦笑コルカタの多くの場所がまだこのような状態です。

 

 

 

 

 

 

 

私が初めてインドに来た9年前には、高層ビルはおろか、信号機さえなく、道路も大して舗装されていませんでした。30分タクシーに乗ると、砂埃で顔が黒くなるほどでした。今よりももっと渋滞がひどくて、空港もおんぼろで、一歩ゲートから出たら客引きがわんさかいて、Wi-Fiなんてどこにもなかった、まだまだ発展しているとは言えないような状態の、外国人にとっては今よりずっとサバイバル度が高かったコルカタ。

 

 

TIMES OF INDIAの記事によると、そんなコルカタは、現在インドで3番目に裕福な都市だそうです。しかし、それでもまだ多くの人が、屋根のない道路わきで連なって寝泊まりしている状態を目にするたびに、経済格差というインドのどの都市もが抱えている大きな壁を実感します。

 

 

 

 

また、進む経済発展の他、インドの社会のあり方も変化してきているように感じます。現在、EC(ネットでの通信販売)が急速に広がり、インドのどこにいても大体の物が購入できるようになりました。チェーンのスーパーマーケットやモールなどもどんどん建設され、多少割高でも、必要なものが一度に全てそろえられる。

 

 

日本のシャッター商店街同様、代々続いてきた個人商店が閉店に追い込まれているのをここコルカタでもよく目にします。私が以前よく通っていた本屋さんも閉店してしまいました。私は清潔な町がもちろん好きです。便利なのももちろん大好きです。それでも町やエリアが持つコミュニティの良さ、大切さを無くしてほしくないと強く思っています。

 

 

『日用品や食品を買う店はいつも決まっていて、店番のおじいさんとはいくたびに挨拶とちょっとした会話もする。時には話し込んで何十分も居座って、チャイをごちそうになったりする。もちろん、買う製品はいつも決まっているから、言わなくったって用意は万全。』

 

 

『朝は外で新聞を片手にチャイを飲みながら、近所の人とおしゃべりする。』

 

『ちょっとそこまで行く時は、顔なじみのリキシャ―ワ―ラーのおじさんに声をかける。』

 

そんな、コミュニティの良さがコルカタの中心街にはまだあります。

 

 

発展することは市民にとってとても重要なことです。衛生環境やインフラが整えば、かかる必要のない病気になることなく、健康で安全な生活を営むことができるからです。

 

それでも、先進国や都市が失くしてしまった、「人の温かさ」や「人と人とが助け合いながら、共に生きている実感」をインドやコルカタには忘れてほしくない。大切にしてほしい。と自分勝手ながら思ってしまうのです。

 

 

渡航するたびに、目を見張るほどの発展を見せるこの街はこれからどうなっていくのでしょう。

 

地方郊外はどうなるのでしょう。

 

 

そしてインドはどこに向かうのでしょうか。

 

 

そんなことに思いを馳せつつ、残りの期間様々なことを感じ、学んでいきたいと思っています。

 

梶田

 

 

インドの経済格差に関する記事は他にも!

http://wappiness.org/2019/10/05/intern107/

 

インド経済はなぜ注目されているの?~現状とこれから~ わたなべ (インドインターン日記 vol.73)

 

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